(株)モリロン、ナカヤ化学産業(株) クリーン漏斗(じょうご)、ハイスピードロート・クリア
■概要
注ぎ口の狭い容器に液モノを入れる際に、こぼれないように収束させる中空の器です。入口が広く出口が細い形状になっています。どちら(漏斗、ロート)も樹脂製です。
■特徴
クリーン漏斗(じょうご)はベーシックな形状ですが、口元が広いため注ぎやすいです。ハイスピードロートは入口から出口にかけての内径形状に変曲点がなく、なめらかな断面形状をしているため、粘性体でもスムーズに流し込める…と謳われています。
<クリーン漏斗(じょうご): (株)モリロン>
・材質: PP(ポリプロピレン)
・耐熱温度: 100℃
・日本製(Made in Japan)
<ハイスピードロート・クリア: ナカヤ化学産業(株)>
・品番: K283-1
・サイズ: W136mm×D126mm(φ126)×H122mm
・材質: PP(ポリプロピレン)
・耐熱温度: 120℃
・耐冷温度: -20℃
・日本製(Made in Japan)
■インプレッション(雑談半分)
「燃料タンクのサビ取り作業で漏斗(ろうと)が欲しい」…と言っていたら、家族が気を利かせて買ってきてくれた品です。2つあるのは、どちらが適か不明だったため、用途に応じて使い分けできるようにタイプの異なるものを買ってくれた配慮によるものです。
「クリーン漏斗:(株)モリロン」については、製品ラベルに わざわざ”じょうご”と読み仮名が併記されています。スペックを確認しようとネット検索したところ、住所で検索すると(株)モリトク、と別名の会社がヒットしますが、百円均一商品や生活雑貨を扱う会社なので それっぽい。その一方、会社名の(株)モリロンで検索すると、違う住所が出てくる。…一体、どちらが正しいのか?
「ハイスピードロート・クリア: ナカヤ化学産業(株)」については、漏斗(ろうと)ではなく”ロート”とカナ表記になっています。ネーミングの「ハイスピード」に合わせたのか? こちらはネット検索で容易にヒットし、品番も分かりました。
両者ともに材質はPP(ポリプロピレン)ですが、耐熱温度に違いがあり、後者(ロート)の方がハイスペックになっています。恐らく素材(樹脂ペレット)メーカーが異なるためだと思われます。また、ロートの方は耐冷温度(-20℃)まで表示している点は、大変好ましいと感じました。
私の用途では、どちらでも用は足りるのですが、あえて書くと「燃料タンクから処理液をドレンさせる際に、サビ粉の排出が多い初期段階」では口元の広い前者(じょうご)を使用。仕上げの「リンス」を回収する際には、ドレン速度が速くコンタミが少ないので後者(ロート)を使用。
…というように、一応の使い分けをしました。まぁ、気持ち程度の差ですが。
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こちらはクリーン漏斗。”じょうご”と読み仮名が併記。耐熱温度100℃は、一般的な用途をカバーする。
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口元が広いので注ぎやすい。その反面、出口は急に細径となるため、あふれ出ないように注意が必要。
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こちらは別メーカーの「ハイスピードロート」。粘性のある液体でもスムーズに流れる、との触れ込み。
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「ハイスピード」と名乗る理由は、内径形状に不連続な変曲点がないため。出口形状も独特なスリットあり。
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左:じょうご、右:ロート、を並べたショット。形状の違いは、両者の設計思想の違いを良く表しています。
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左:じょうご、右:ロート。ロートの出口に独特な切れ込みがあるのは、粘性流体の油切れを良くするためか?
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左:じょうご、右:ロート。両者ともに、未使用時にフックに引っ掛けて保管するための「穴」が設定される。
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ロート本体に浮き出し文字で表記される、品質表示部分。取り扱い上の注意事項や製造者名などもある。
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じょうごでは、本体の曲面部ではなくトリッキーな位置に品質表示。平坦部は上端の縁しかないので仕方ない。
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(使用例)サビ取り液の燃料タンク注入時ではなく、処理液を濾過する際にメッシュネットとともに使用。
定価 | 110 円 |
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購入価格 | 110 円 |
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入手ルート | 実店舗 ※百円均一店にて、それぞれ税込み110円(2つ合わせて220円)で購入。 |

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