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調布市のKAZの"モンキーR改(2種登録)" [ホンダ モンキーR]

整備手帳

作業日:2025年3月28日

[モンキーR改] 路上復帰への道05_燃料タンクの中身を確認の巻(約20年間 放置後)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
路上復帰への道04_強制取出しに成功、燃料タンクキャップの姿の巻→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8172884/note.aspx からの続きです。

固着した燃料タンクキャップの取り出しに成功した際、ガソリン残留物が約20年間という長い年月をかけて変性・変質したであろう析出物が、キャップに付着していたことを確認しました(既報)。

恐らく燃料タンクの中身(内壁面)も、同様な状態と化していることが想像できます。いよいよ約20年振りに、タンクの中を覗き見ることができます。その劣化具合に応じて、その後のレストアの状況(メンテのメニュー)が変わってきます。
2
タンクの中は暗いので、ライトを当てて覗いてみます。

むむむ?
何やら見えるぞ?

さらに近づきます。
3
うを!何じゃこりゃ?
これはドローンで上空から撮影したグランドキャニオンか?(違)

褐色やら茶色やらの異物(錆びのカタマリですね)が多数、堆積していました。タンクの外観は(経過年月の割りには)そこそこキレイな方かと思ったのですが、内部の状態を見ての印象は「こりゃ、使い物にならないかも…」との考えが よぎりました。
4
タンクの底には手が届きませんので、手持ちのマグネットツール(伸縮式、落としたボルトなどのピックアップ用)に反応するかどうか、挿入してみることにします。

異物が、鉄製の燃料タンクの内壁に由来するものであれば、多少なりとも磁石にくっつくかもしれません。
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マグネットツールの先端を、燃料タンクの底に堆積していた異物に当ててみたのですが、くっつくことはありませんでした。異物は見るからにサビサビの状態ですので、恐らく磁力に反応するほどの表面性状ではなかったのでしょう。

左の画像は、マグネットツールの先端をタンクの底に沿って「撫でてみた」ときに付着したコンタミです。ガソリン由来の変性物のようです(次の画像へ)。
6
左下の堆積物が集合している部分から、放射状に伸びているような茶色のスジは、前述のマグネットツールの先端でタンク底を「撫でた(or 軽く引っ搔いた)」ときに付いた跡です。

タンクの底に付着している堆積層の最上部(マグネットツールで撫でていない部分)は焦げ茶色をしているのに対し、ツールで撫でたときの軌跡は茶色(← 焦げ茶色よりも色味が明るい)であることから、「タンク底の表面錆は、案外、除去できるかも?」 と思い始めました。

もしもタンク底の鉄板が、サビによる浸食を受けて板厚がかなり減肉していたと仮定すれば、軽く撫でたくらいで表面錆の色味が変わるような軌跡が付かないのでは?と考えたことが その根拠です(>あくまで私見です)。
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タンクの中身の状態を目視確認できたので、本当に朽ち果ててしまう前に、一刻も早くお手当をしなければなりません。次は燃料タンクを車体から取り外します。

「…あれ?どうやれば燃料タンクを外せるんだっけ?(←約20年振りですので)」と思ったものの、まずはシートを取り外すハズだ、と思い直します。

モンキーRのシートは、リヤフェンダーの直上に位置しているM6ナットを外すことで、取り外せます(だんだん手順を思い出してきたぞ…)。
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シートが外れたので、タンクの取り外しに移ります。燃料タンクは後端からステーが後方に出ており、このステーを介してフレームにナットで締結されています。

タンクの前方にあるステーは、ステーを囲むようにグロメット(平板状のゴムキャップ)が被さっており、そのステーを車体のフレーム側へ差し込んで位置出しする構造になっています。

そのため、タンク後端を上方に持ち上げてから全体を後方に引けば、取り外しが可能です(ただし、その前にもう一つ やっておくことがあります)。
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タンク底面の、前方左側には燃料ホースが2本、接続されています(ON用とRESERVE用)。したがって、タンクを車体から取り外す際には、この2本の燃料ホースも切り離す必要があります。

そこで、ペイントマーカー(白色)を用意します。もしも、2本の燃料ホースを無配慮で取り外してしまったなら、あとから再組するときに「あれ?どっちのホースがフロント側のニップルに接続するのだっけ?」と、迷ってしまう恐れがあります。
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ペイントマーカーで、燃料ホースと対になる(ペアを組む)タンク側のニップルとの組み合わせが一目瞭然となるよう、互いにマーキングを付加しました。

これで、後ほどタンクを車体に戻し組みする際に、燃料ホースの接続先が一目で判別できるようになりました。

識別を付加したのち、ワイヤークランプをプラスドライバーで緩めます。
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ただし、その燃料ホースは約20年間の放置により、タンク側のニップルに貼り付けています。いわゆる「ホースのエージング」による固着作用です。

そこで、力の入れ具合を加減しながら、プライヤーでホースをつまんで「時計回り←→反時計回り」に徐々に繰り返し反転させて、ニップルとの緊迫力を低減させます。
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最後は、素手で慎重にホースを引き抜きします。
これで、燃料タンクと車体側を物理的につないでいたものはフリーになりましたので、タンクの取り外しが可能になりました。
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いよいよモンキーR改の燃料タンクを「獲ったどー!(>取り外したぞー!の意味)」。

…外観は錆びていないのですけどね。
(内面は、「なる早」でサビ取りしなければなりません。)
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シートと燃料タンクを取り外したあとの、モンキーR改の様子。

モンキーRは構造がシンプル、かつ構成部品も小さいので、趣味でイジるには奥深い教材になり得ます。この時点で、エンジン関係(オイルなど)は未確認です。まずは燃料タンクのメンテを最優先にします。

「待ってておくれ、時間は掛かっても、きっと路上復活させてみせるからな。」
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取り外した燃料タンクは、いったんレヴォーグの荷室内に仮置きします。

将来的に、キャブレター調整などの作業を(CBRを修復いただいたときの)修理ショップさんに依頼することになるとしても、ひとまず燃料タンクのサビ取りはDIYで実施するつもりです(程度が甚だしく錆びたまま整備を依頼すると、、そもそも引き受けていただけない恐れもあることから)。

さて、どうやってサビ落としをしようか…。

「路上復帰への道06」 に続く。
 ↓
2025-04-05(Sat.) : 更新
路上復帰への道06_燃料タンクのサビ取り剤を選択し購入する、の巻→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8174431/note.aspx をアップしました。

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