[モンキーR改] 路上復帰への道04_強制取出しに成功、燃料タンクキャップの姿の巻
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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2
画像は、ドリル&リューターによる切り粉をハンディ掃除機で吸い取ったあとの燃料タンクキャップです。
かつてキーロック(円筒形)と接していたシリンダーの外壁はほぼ除去され、その外周の内部空間と連通する状態にまで、削り込みしました。
この段階で、タンクキャップの天板(エアプレーン部分)を揺すると、グラつき始めました(が、まだ取れません)。
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次に、削り込んだキーシリンダーの残骸を抜き取ることを考えます。
中央に残るキー溝(のドン突き)に、ちょうどフィットするサイズのマイナスドライバーを当ててみます。キー溝をこじる(pick up する)ことで、シリンダーの残骸を うまく抜き取りたいところです。
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削ったキー溝部分の拡大画像です。
もはやキーシリンダーを構成する内壁(外壁)は無いに等しい状態ですので、マイナスドライバーを左右方向に回転・反転させながら、残った部品の動きを観察します。
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すると、残っていた部品をうまい具合に持ち上げられそうな状態にすることができました。
抜き取りまで、あと一歩…というところ。焦らずに、慎重に作業を続けます。
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そしていよいよ、シリンダーからキーロック部分を抜き取ることに成功!
ドリルやリューターでカギ穴を揉んだ甲斐がありました。この日は、工具を使っての削り作業をしなくても済みそうです。
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抜き取り後は、こんな感じ。
キーロック(円筒)部分の先端(下方向の末端)は、十字キーのような形状になっていました。
それと嵌合するであろう、キャップの突き当たりも十字キーのような形状でした(次の画像へ)。
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キーロック(円筒)を引き抜いたあとの、キャップ内壁(と突き当たり)の様子です。
突き当たり(底面)に見える十字キーのような出っ張りが、タンク内で左右に伸縮作動するスライドバーなのか?
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ここで、内部をよく観察するため、いったんパーツクリーナで洗浄します。
そのパーツクリーナーを吹きかけている最中、タンクキャップの天板(画像で、△FRONT と文字が入っているお皿部分)がグラグラと揺動することを認知。
固着しているであろう「内蔵のスライドバー」を動かさなくても、もはやキャップ自身のロック機構が解除気味になっているようです。
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キャップの天板が大きく揺動することから、燃料タンク本体とキャップとの間に生じたスキマにマイナスドライバーを差し込んで、てこの原理でキャップ(の天板)を上方向に押し上げてみました。
キャップからの反力は極めて低く(ドライバーに印加する荷重はかなり小さく)、タンクの縁(フチ)が変形するような心配は感じられません。
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すると…いとも簡単に、拍子抜けするほどアッサリと、燃料タンクキャップが外れました!(ついにやったか?)
タンク給油口のフチが(マイナスドライバーの軸から伝わる荷重で)変形してしまうことを懸念していたのですが、結果として、そんな心配は取り越し苦労でした。
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うほほーい!(ついにやったぞ!)
燃料タンクを傷つけることなく、固着して解錠できなかったキャップをついに取り外すことができました。これで路上復帰に向けた作業は、また一歩前進です。
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燃料タンクキャップの裏側は、パッと見ただけでは、そんなに汚れ(ガソリン変性物)が付着しているようには見えませんでした。
が、それはあくまで「パッと見」だけによる印象でした(詳細は次の画像へ)。
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ロック機構を構成しているスライドバーの両端には、画像に示す通りの変性物が付着していることが見て取れました。
燃料タンク内は基本的には closed 構造となっています(入口: タンクキャップによるシール構造、出口: 燃料ホースからキャブレターへの流路)。
ただし、ゴムホースやゴムパッキンから極わずかずつ透過するであろう揮発性ガス以外のガソリン残留物が、約20年間という長い年月をかけて変性・変質した析出物となって、キャップを固着させるに至ったと推定しました。
こうなると、次に確認すべきは燃料タンクの中身がどうなっているか? になります。
「路上復帰への道05」 に続く。
↓
2025-04-04(Fri.) : 更新
路上復帰への道05_燃料タンクの中身を確認の巻(約20年間 放置後)→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8173605/note.aspx をアップしました。
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