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調布市のKAZの"モンキーR改(2種登録)" [ホンダ モンキーR]

整備手帳

作業日:2025年3月27日

[モンキーR改] 路上復帰への道03_固着した燃料タンクキャップを物理的に破壊の巻

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
路上復帰への道02_カギは刺さるが固着して回らない…の巻(その2)→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8169458/note.aspx からの続きです。

約20年間という経時変化により、固着して開かなくなったモンキーR改の燃料タンクキャップを開ける作業の開始です。キャップ本体にドリルで穴を開けて無効化します。端的に言うと…破壊します(汗)。

すでにタンクキャップ周辺には、ドリルによる切り粉が飛散しないように養生テープで土手(防波堤)を作ってあります。次にドリル用の刃を準備します。
2
左の画像は、手持ちのドリル(※1)です。作業場所は自宅敷地内ですので、コードリール(※2)を用いてAC100[V] 電源を確保します。
DIY用としてコードリールはあった方が、何かと便利です(例: 全自動充電器を使って車載バッテリーをFULL充電する、などのシーンにて)。

(※1)ご参考: パーツレビュー
RYOBI リョービ 電動ドライバドリルキットFDD-1010KT(20段クラッチ)→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1516859/10184319/parts.aspx

(※2)ご参考: パーツレビュー(既報)
(株)畑屋製作所 室内型コードリールS-30N型→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1516859/11171326/parts.aspx
3
いよいよ破壊工作(汗)…に取り掛かります。
後戻りはしません。

# これまで給油しても衝撃荷重を与えても
# 固着したままでしたので、仕方ありません。
4
モンキーR純正の燃料タンクキャップは、エアプレーンタイプ。開閉フラップの下、キー溝の周辺に装填してあったO-リングは、あらかじめ抜き取ってあります(抜き取った跡地が、キーシリンダー周辺の円環状の内溝部分です)。

まず手始めに、小径ドリルで下穴を開けます。キーシリンダーに接している内壁とキーシリンダーとの間に、外径φ2mmのドリルを押し当てます。
最初に穴を開ける位置は、画像に示すようにフロント方向としました。
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下穴を開ける際の「狙いの深さ」については、手元に CBR250Four の純正タンクキャップ(一つ前の整備手帳にて、モンキーRとは互換性があると確認済み)がありますので、それを見ながら当たり付けをしました。
6
φ2mmの下穴を1ヵ所、開けたところ。

当初はこのような下穴を、(カギ穴を活かしたまま)キーシリンダーの外周に沿って円環状に順次、複数箇所で開けていく予定でした。
しかし、カギ穴には切り粉がどんどん入っていってしまうので、活かしておいても あまり意味がない、と判断。

ドリルの外径をφ2mm→φ3mm→φ6mm、と順次拡大していくことにしました。
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外径φ3mmの刃を選択したところ。

φ2mm→φ3mmへと外径を1mmアップさせると、下穴の面積は3.14mm^2→7.07mm^2へと2.25倍(225%増)に拡大されますので、破壊効果は大きいと考えます。
8
ドリルの刃の外径(φmm)アップと呼応して、ハンディタイプの掃除機も用意しました。

必要に応じて、切り粉を吸引します(切り粉でケガも したくないですからね)。
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下穴をすこしずつ拡大させていき、ここでついに外径φ6mmの刃を選択。

このφ6mmのドリルでは、カギ穴(キー溝)自体を揉んで拡大します(次の画像へ)。
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フロント(画像では左手方向)に開けた最初の下穴は、外径φ3mmまで拡大させた状態で終了。のち、中央のカギ穴を外径φ6mmまで拡大させたところです。

カギ穴は、ドリルの刃を垂直方向だけでなく、「スリコギ状」にグラインドさせて拡大させています。
11
ここから先は、ドリルに代わってリューターで削ります。

RYOBI のドリルにリューター用の刃をセットします。選択した刃は、先端形状が丸形状のものとしました(∵穴を揉むため)。
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カギ穴を、リューターの刃で揉んでいるところ。

切り粉を適時、除去しながら、同様な作業をくり返して深さと穴径を拡げます。
13
刃をリューターに替えてからは、進みが早まりました。あと少し、でしょうか。

# だんだん破壊作業っぽく
# なってきました…。
14
いよいよ燃料タンクキャップの側壁が内部と貫通しました。

貫通ではありますが、タンクキャップの構成内部で貫通したのであって、燃料タンクそのもの(キャップの外部)へと貫通したわけではありません。したがって、切り粉はタンク内には落下していません。
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さらにカギ穴をリューターで揉んだ状態です。中央付近に、かつてカギ穴だった部分の突き当りに相当する、縦状に細長い長方形の残骸が見えています。

この部分を こじることで、かつてキーシリンダー(だった部分の、今は残骸)を抜き取ることができれば、燃料タンクキャップ全体の取り外しへと事態は前進します。

……が、この時点で日没を迎えたため、続きは翌日以降に持ち越し、としました。

「路上復帰への道04」に続く。
 ↓
2025-04-03(Thu.) : 更新
[モンキーR改] 路上復帰への道04_強制取出しに成功、燃料タンクキャップの姿の巻→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8172884/note.aspx をアップしました。

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