[モンキーR改] 路上復帰への道17_破損したウィンカーステーを補修するの巻(前編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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約20年間の眠りから覚めようとしているモンキーR改。保管用の2重のシートカバーをめくったところです。
# 一つ一つ、問題を克服して
# 何とか路上復帰させたい。
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部品構成を参照するため、まずはフロントLH(左前)の純正ウィンカーを確認します。
こちらは約20年前に乗らなくなるまでは、正常に作動していました。また、樹脂ステーなどにも破損はありませんでした。
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こちらは今回の補修対象となる、フロントRH(右前)のウィンカーの様子。
当方のかすかな記憶によると、約20年前にウィンカーの球切れが発生。レンズ内側の電球を交換しようとしたところ、経年によるものか、あるいは力加減を入れ過ぎたためか、純正の樹脂ステーが破断してしまった…のでしょう。
その際に、ステーから破断したレンズ部分(のみ)を室内に取り置き保管しておいた…という経緯があったと思います。
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今回、路上復帰に向けて、保安基準として定められている灯火類のメンテを行います。
まずはモンキーR改 の車体から、残っているウィンカーの筐体部分を分離させます。筐体を分離させるためには、画像に示す矢印の方向(車体内側から外側の向き)に固定されているねじを緩める必要があります。
ただし、その固定ねじの位置や組付け方向などの制約により、通常のプラスドライバーではヘッドライトステーと干渉するため、緩めることができません。
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そこで取り出したのが、L字型のハンディドライバーです。
持ち手に対して、プラス側もマイナス側もショートスパンのL字型になっており、狭い箇所でもねじを緩めることが可能です。
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さて、そのL字型のハンディドライバーを用意して、さっそくモンキーR のウィンカーの固定ねじを緩めようとしたところ…。
何と!
L字型のショートスパン部分の長さよりも、モンキーR の純正クリアランスの方が狭いではないですか!(工具長さ>作業スキマ)
ねじを緩めるどころか、工具がスキマに入りません。整備性が悪いというべきか、あるいはイタズラ防止のために、あえてこのような寸法で設計されているのか…?
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急がば回れ。仕方がないので、干渉するヘッドライトステーの方を先に車体から取り外すことにしました。
モンキーR の純正ヘッドライトステーは、8mmサイズのボルトで左右にそれぞれ2本ずつ、合計4本で車体側に締結されています。これを緩めれば、ヘッドライトともども下方に逃がすことができる(垂れ下がる)のでOKです。
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ヘッドライトステーを車体から取り外すことにより、L字型のハンディドライバーを締結ねじに差し込むだけの作業スペースを確保できました。ねじを緩めていきます。
# ねじが固着していなくて良かった…。
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残っていたウィンカーの筐体(と樹脂ステーの破片)を、無事に車体側から分離できました。
# ねじはM5などのボルトではなく
# タッピングスクリューでした。
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ウィンカーの筐体を車体から丸ごと取り外すためには、筐体に接続しているハーネスも含めて、車体から分離させる必要があります。
画像は、ハーネスをJ字型のフックから外したところです。
# このJ字型のフックが、何気にフロントフォーク
# と接触しており、ハーネスを外すのに手間が
# かかってしまいました。
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ウィンカーハーネスを、それを保持していたJ字型のフックから取り外したあと、さらにその上流側にあるコネクタで分離しようと考えました。
ハーネスのコネクタは他のコネクタとともに、ヘッドライトの筐体の中でまとまっています。そのため、次の工程は「ヘッドライトを筐体から外す」になります。
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モンキーR の純正ヘッドライトは、その筐体の下部でねじ止めされています(画像をご参照)。
そのタッピングねじをドライバーで緩めます。
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