
ご無沙汰しておりますミスターストイックです。
前回のブログを書いた後のこと。長年連れ添いましたうーたんがお月様へ旅立ちまして、それはそれは悲しく辛い経験をいたしました。
愛別離苦ということばがございます。愛する人ともいつか必ず別れがやってくる、人間として逃れる事のできない苦しみ。
仏教的には、愛しすぎるな、嫌いになるな、そうすればそこまで悲しくならない、という教えがありますが、せいいっぱい愛して、めいいっぱい辛くなっても、いいんじゃないかと。
と言う訳で、間隔が空いてしまいましたが、今は笑いも食欲も戻ってきましたので日記を書きます。
うーたん土葬の話から。
こちらのお方、東京から田舎暮らしをする為に山を購入して引っ越され随分の月日が経つのですが、軽トラやユンボがある傍、レクサスがあったり、一味違う素敵な生活をされております。かつての家族、ニャンコもワンコも同じ場所に土葬させていただきました。そんな環境にうーたんも仲間入りすることができ、しっかりと見届けられた気持ちになりました。
しかし、辛かった。申し訳ない気持ちとかはないんです、ただいないのが寂しい。一年の中で一番好きな秋の訪れにも、仕事どころか何もする気がおきない毎日、なんとか打破する方法はなかろうかと、ふと思いつきましたのは出雲大社と、うさぎ島。
家にいると残像が浮かびこれがまた辛い、飛び出すように家を出ました。
出雲大社の前に、両参りすべきという美保神社というところに向かいます。
鳥取県に着く頃には朝になってましたが、偶然見つけたベタ踏み坂。地図で確認したら鳥取の境港が近かったので寄ってみます。
これで私は魚好き、本気で魚を考えると境港ってなかなか問題ある気がしておりまして、、、
ご存じの方も多いと思いますが、いわゆる「特三」、全国に約3000ある漁港でも特に水産業の重要拠点として政令で認められたスーパー漁港。何千とある日本の漁港の漁獲量、その30パーセントを全国に13しかないスーパー漁港で稼いでいるといえばいかにケタ違いの規模なのかがわかります。
特にこちらの境漁港は、以前から度々話をしています人工衛星のデータを用いた漁業も行なっておりまして、狙った魚を一網打尽にする驚異的な効率を誇っているですね。魚探とかのレベルではなく、海面の温度、上昇率などから狙う魚を直接捜すのではなく、そのエサとなるプランクトンの場所や海流の細かい変化を考慮したうえで、これから集まる、通る場所を予想する。
この辺りの話は、いつか機会があれば詳しく話したいと思いますが、
個人的には他の地域の漁業に大きな影響を及ぼしていますし、協力している大学、設備投資に融資する銀行にすら、憤りを感じます。
境港ではまぐろ祭りをやっていたりするのですが、マグロを取りすぎて地元では処理しきれず、品質悪化は承知の上で東北まで船で持って行くなんて話とかもですね。(以前書きました新しいシーチキンブランドが仙台で誕生した理由に繋がります)
そんなこんなで食欲もない私でしたが、だからこそこういう時は無理してでも何か口にしなきゃと漁港のお店に入ります。
赤白黄丼を注文。白は白いか赤は紅ズワイ、黄色はウニ。
白いかと言いますと、馴染みがないかも知れませんが剣先イカですね、東京では赤いかとも呼ばれ高級なイカ、おそらくこのタイミングですと旬の外れた新鮮物となりますが、一番美味しい時に冷凍した物のほうが好みかも。小さい頃、イカが好きで、いろいろなイカを味わう中で新鮮なイカを求めたことがありますが、大人になって、イカにも種類があり、新鮮が一番とは限らない、イカにはいろいろな食べ方がある事を知りました。イカは冷凍解凍をしても、品質が劣化しにくい繊維質をもっていますので、一番美味しい時期にとれたイカの冷凍物は侮れません。甘くねっとりとイカの味がする、噛むと旨みがでる、そんな味わい。
境港の白いかは、ありがたみのわからない特に何も感じないイカでした。
赤は紅ズワイ、こちらはズワイとはとれる深さ場所が違い、ズワイとは確実に味の違う蟹ですが、日本トップクラスの紅ズワイ揚量の港ですから、現地で専門の揚げ業者で捕りたてを食べれば違うんじゃないかと思いましたが、、、紅ズワイが缶詰になる理由がわかりました。いい環境になればなるほど本来の蟹の味の違いが明確な感じでした。身入り、はがれ、歯ごたえ全くズワイなのですが、味が薄いです。こうなると去年、金沢で食べたズワイがノーブランドでしたが、美味しいかったなぁと。橋立の香箱カニなんかはもっと美味しいと思いますが、今年は全然とれなくて値段も普通に食卓に並ぶレベルでは
なくなったらしいので、その話もまたしたいと思います。
白赤ときて最後のウニも全然。
で、逆にそれ以外がかなり美味しくてびっくり笑
自宅近くのスーパーで、境港のマグロのサクなんかは血合いがみえたり、品質が良くみえないのですが、ここで食べたマグロはとても美味しかったです。サーモンも美味しくて、どこのか聞いてしまったくらい、勉強不足でした、サーモンの養殖もしているらしいです。ガサエビがさくっとあって、それも美味しかったです。
大満足!って気分ではありませんでしたが、何度か通ってみたいですね、漁港の食堂とかは、その都度美味しいものを選んで仕入れるのではなく獲れたもの上がったものが出るので、当たり外れもあり、そういうのを楽しめたらとも思います。
お店を出たらすぐ近くにげげげストリート?
特にゲゲゲ好きだったこともなく、テレビでやっていたのは知ってるけど、くらいな自分なので、感動はありませんでしたが
虹が見れたので全てよしになりました。
美保神社に到着。
これで出雲大社を明日、巡ればご縁炸裂のパワーゲットです。ご縁と申しましても女性ではなく人と人、今回であればうーたんとのご縁に感謝の気持ちを込めましてです。うちにきた日から最後の最後までいつも可愛いかった、そんな動物に出会えた事はありがたい、そういう気持ちをこめて、、。
ホテルはどこに泊まったとか書かなくていいと思いましたが、荒れ狂う日本海にビビるより、お風呂のお湯が緑すぎてビビったって話はやっぱり書いておくべきかなと。テーブルの上のカップヌードルは仕事仲間さんの女性に私が食欲ない言ったらくれたやつ。女性にそういう優しい事されると惚れそうになりますね。
食欲がない時こそ、食べなきゃと夜は地元で人気の回転寿司へ。
レベル高くてびっくり、漁港よりこっちですね。
夜のお風呂もやっぱり緑のお湯で、翌朝も緑。牛乳は医者から控えるように言われていたけど、飲みたい気分で買っちゃいました。やけ酒みたいな感じ?
これただの旅行ブログになってる気がしますが、それも流れ、長くなりそうなので文字を減らします。
窯元に伺い感動のご対面です、お抹茶いただきましたm(_ _ )m
名前を忘れましたが、ここはオススメ!
叶い石(*^^*)
そして出雲大社に到着。うさぎがたくさん(*^^*)
観光はせず、久しぶりのドライブだったので、車通りのない山をバビューンと走りましたが、狭い迂回ルートには焦りました、、。
ここで食べたお好み焼きが美味しくて感動しました。文化?めちゃ丁寧に作るんですね。お持ち帰りとか結構注文来てたし、いやぁ、このお店のお好み焼きを食べる為だけに広島行ってもいいかも。
この日に泊まったホテルのお湯は普通の色でした。
ここからはうさぎ島へのルート
船の酔い止め、やっぱり効いて爆睡。起きたら人がいなくてびっくり。
自分は結構微妙なテンション笑
テレビとかで見たことある方いらっしゃるかもですが、実際にはうさぎだらけって感じではないと思います。一人でボーッと海見てたら、近づいてくるうさぎがいて、うーたんの魂がのりうつってるのかも、とか考えたりしましたが、
まあ、基本的に観光の人が優しくしますから警戒心は皆無です。
ホテルは島で唯一の休暇村ホテルがあって、素晴らしくなければ酷い訳でもない感じなのですが、一人泊まりでも広い部屋で料金割高にまでならないし、カード会社の休暇村割引あるし、おまけに一人で来てる人そこそこいるから居心地いい笑
日帰りで本州側に泊まるのもありですが、私は夜に人がいなくなった時にうさぎがどういう行動をしているのか、を知りたくその為に重い荷物を運び入れてます(業務用ライト含)
まあ、あれですね、飼いうさぎが自由な環境だとどうなるか、って言うイメージですが、夜行性ですから夜に走り回って遊びます。ただ走り回る範囲は狭く、走り続ける訳でもなく、これを見て思ったのは家で放し飼いにすればうさぎにはストレスないくらい運動させてあげれると思います。我が家のうーたんに不憫なことはなかったかなとホッとした感じがありました。柴犬はマンションで不憫させてる感があったです、散歩を沢山したいような感じもあったし。
そこそこ歩いていたら、近づいてこないうさぎに遭遇しまして、キャベツを置いて離れたら食べに来ました。そういう野生的うさぎもいなくはないですが、そうなると普段、昼などは姿見せないはずです。
こっちは全然飼ううさぎとキャベツの食べ方が違って、キョロキョロハンパないし、動きが直線的、目的ある方向に走る。そんな姿を見れたのはいい経験になりました。
まあ、そんなこんなで昼過ぎまで島に滞在、それから帰路へ。帰り道は空いてもおらずそこそこの時間がかかりましたが、深夜には帰宅できましたから、この距離ならまた行けますね。
で、思ったのは、うさぎが好きは好きですが、やっぱりうーたんが大好きだった。一緒に過ごした時間はかけがいのない時間だったなぁと。もう戻ってくるわけではない、なにかが少しふっきれましたから、行ってよかったです。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _ )m