Hobby にも自走式があります。 今まではディーゼルエンジンの排気ガス対策の問題があり、中々輸入されませんでしたが、昨年あたりから本腰を入れてセールスしているようです。
基本的にはフィアット・デュカトベースのキャンピングカーで、2.3Lターボディーゼルエンジンを搭載したAT仕様となっています。
図体、車重からすると排気量が小さく非力に感じますが、営業さんの話ではトルクがあるので、決してノロマではないとのこと。 営業トークが入っている可能性を完全に否定はできませんが、この方とはトーザイアテオで働きはじめる前から顔馴染みのトレーラー仲間で、根拠のない話はしない人です。
さらに話を進めると、横風に対する安定性は、意外にも国産の1ボックスより上手とのことです。この会社ではトーイングカーとしてニッサン・キャラバンのディーゼルを使っているので、それと乗り比べての感想なのでしょう。
ということは、2トントラックベースの背の高いキャブコンよりも絶対に有利ということが言えます。
理由は簡単、トレッド幅が前後とも広いので、大型トラックの轍に入るのだそうです。さらに、ヨーロッパ車特有のサスペンションセッティングの絶妙さや、シートの出来のよさもあると思います。
国産の2トントラックベースのキャブコンとは、乗り心地がまったく異なるという話は、さもありなんという感じです。さすがは長距離キャラバンを日常的にこなすヨーロッパ車だと納得してしまいます。
国産キャブコンは背が高い割にはトレッド幅が狭いので、サスを固くする必要があるからです。国産のキャブコンの3サイズは、横幅200x全長500x高さ300cm程度です。
対してヨーロピアンは、横幅230x高さ260-300cm程度で、全長はモデルによりかなり違いがあります。
因みに、昔はヨーロッパ=トレーラーという図式でしたが、最近は自走の比率が増加しているのだそうです。理由はキャンパーの高齢化です。夫婦2人で退職後にキャラバン三昧の生活を楽しむために、自走式を選ぶのだそうです。そう言えば、ヨーロッパのトレーラーでシャワールームが付いている車種は限られるのですが、自走の場合はほぼ全車シャワールームが付いています。ヨーロッパには、日本のような日帰り温泉が少ないですからね。そもそもがシャワー文化で、湯舟に浸かる習慣がありませんから。
このクルマはホビー生誕50周年記念車です。これくらい大きなラゲージドアがあると、夫婦用に自転車2台を積むなんて簡単そうですね。 もちろんリアパネルがフラットなので、ここに自転車用ラックを取り付けることもできます。
因みにこのクルマのお尻からはトウバーが覗いています。 2トンまでのトレーラーを牽引できます。
ボートやカヌー、バイクやスノーモービルなどの遊び道具を牽いて、自然の中で寝泊まりするのもアリですね。
こちらはリアがスライドドアなので、ハイエース・キャラバンの兄貴分にあたる車輛がベースとなっていますが、これもフィアットのデュカトです。
こちらはすでにオーナーさんがいる車輛です。 ホビーのトレーラーから自走に乗り換えたようです。トレーラーと同程度の車高で、前後のトレッド幅が確保できれば、直進安定性は高いでしょうね。
このクラスだと、国産のキャブコンの上級モデルと価格的に勝負できるレベルです。
キャンピングカーのお話は、ひとまずこの辺で。
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キャンピングカー | 日記
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2018/02/12 22:40:12