24時間テレビは、チャリティー番組ではありません

美談と感動の押し売り番組、「24時間テレビ・愛は地球を救う」がやっと終わりましたね。

毎年、「出演者にギャラが出るのがおかしい」とか色々と批判されながら続いているこの番組。
でも、番組の仕組みを少し調べてみたら、24時間テレビはチャリティー番組ではなく「営利番組」なので、ギャラが出ても何もおかしくないことがわかります。

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日本テレビは募金を集めていない


24時間テレビのTシャツを着た人たちが、スーパーや街頭で募金活動をしたり、視聴者が会場に募金を持ち込んだりして、いかにも番組で募金を集めているような印象を与えています。

しかし、実は日本テレビは募金を集めていません。

集めているのは、「公益社団法人・24時間テレビチャリティー委員会」。役員の顔ぶれを見てみると、日本テレビや系列局のお偉いさんばかりですが・・・・・

日本テレビが直接募金を集めると、それが収入とみなされて税金がかかってしまいます。
それが、公益社団法人が募金を集めれば、募金に対して非課税になります。ですから、日本テレビが直接募金を集めることはありません。

ちなみにこの法人、少し前までは「任意団体」でした。
任意団体だと、収支報告書を出す必要すらない団体でした。
公益社団法人になったことで、報告などの条件は厳しくなります。
一方で、募金する側にとっては、募金額に対して税金の控除が受けられるようになりました。ただし、24時間テレビの会場などに直接の持込ではダメで、委員会への振込みでしか控除されませんのでご注意を。

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24時間テレビは、営利目的の番組です


上記のことから、24時間テレビは日本テレビのチャリティーではなく、「24時間テレビチャリティー委員会の宣伝をして世間に広めるための番組」に過ぎません。

ですから、番組自体はチャリティーではありません。

障害者や困っている人たちをネタにしたショーであり、日本テレビにとっては通常の営利目的の番組となんら変わりはありません。

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ギャラが出るのは当然です


安心してください。募金したお金が番組制作費、ギャラに使われることはありません。

番組中には普段と同じくらいのCMが流れます。
そして、そのスポンサー企業からはスポンサー料を集めています。
そのお金で番組を制作し、ギャラを払います。

この流れは、通常の営利目的の番組となんら変わりありません。

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24時間テレビ批判は誤解です

「24時間テレビ＝チャリティー」だと勘違いしているから、24時間テレビに対して不満や批判が出てきてしまうのです。
もちろん、そういうイメージ作りをしている日本テレビも悪いですが。。。。

すでに述べたように、チャリティーを行っているのは「24時間テレビチャリティー委員会」という別団体であり、日本テレビは委員会の宣伝番組（＝営利番組）を24時間垂れ流しているだけなのです。


もしも、番組パーソナリティーをノーギャラにしたとしたら。。。。

テレビ局は利益を得ているのに、タレントをタダ働きさせたことで、労働基準監督署の監査が入るでしょう。
または、タレント側から給与不払いで訴訟を起こされるかもしれません。

なにしろ、日本テレビ自体は利益を得ているわけですから。