
今日は月曜日だけど、祝日なので営業しております。
しかしながら天気が悪いせいか、閑古鳥が鳴いています。というわけで、東京モーターショーで見たり聞いたりした部品メーカーを紹介します。
自動車一台作るのに、およそ3万点もの部品が使われているとか。その多くを作っているのは、マツダなどの自動車メーカーではなく部品メーカーです。普段なかなか目にする機会がないのでね、楽しみにしていたんだ。
華やかなメーカーの展示場と違い、小さな部品とその説明パネルがあるだけ。新製品の紹介でも、旧製品との違いは良く見比べないと分からない。しかもその説明は、きれいなお姉さんではなく普通のおじさん。でも、とても面白かったです。

最初に訪れたのは(株)セーレンという内装資材メーカーでした。
http://www.seiren.com/products/auto/
壁に色んな柄が並び、近づくとシートの表皮材でした。この写真の中ほどに編み目が見えるけど、これは印刷でしたよ。思わず触ってしまうほど、よくできています。
編み目じゃないから、ほつれる事もありません。

今仙電機製作所では、この流れる光のドアミラーウィンカーが目を引きました。実際は、内側から外側へ光が流れています。
http://www.imasen.co.jp/products.html

この他にも電動シートの部品やリアコンビランプなどの電気関係、カップホルダーやオーバーヘッドコンソールなどの内装品や各種電子部品など、様々な部品が所狭しと展示してありました。
そんな中、いきなりこれが置いてあり、ビックリ!
なんだこれ?と名札を見れば「歩行支援機」だってさ。説明文は以下の通り。
本製品は名古屋工業大学の佐野明人教授の受動歩行理論を基に、同大学と共同開発したもので、電気やモーターなどを使わずにバネと振り子の力により脚の振り出しを助けます。
機械部品だけで動力を必要としないところが、町工場だね。(@^^@)
しかしながら今、値段を調べたら35万円(税抜き)だってさ。。。う~ん、なんでそんなに高価なんだろう。

(株)ユーシンにはCX-5があり、自動でバックドアを開けるデモをしていました。
http://www.u-shin-ltd.com/products/
足踏み式のスイッチのようですが、面白いのは、バンパーのところからスイッチ画像を映写していて、そこを踏むと開くんですよ。Nice Idea!
(でも、まだ販売は未定だそうです。)

この他にも参考出品として、ミリ波レーダーがありました。
もしかしたら、次世代のマツダ車に搭載されるかもしれないね。
もう既にアクセラのヒーターコントロールユニットは、ここの製品だってさ。

(株)ミクニでは、アルミダイカスト製のEGRクーラー。
http://www.mikuni.co.jp/product/automobiles.html
EGRシステムとは、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させ燃費を向上させるためのものです。そしてこのEGRクーラーは、高温の排気ガスの温度を下げるための物。

イワタボルト(株)は、ボルトのみ。壁一面、どこを見てもボルトだらけ。まさに専門業者です。
http://www.iwatabolt.co.jp/
創業は昭和24年だそうで、従業員数も656名を雇う立派な会社です。
そもそも、なんでネジが締まるのか?そんな事から教えてもらいました。
近頃は接着剤の進歩や車体の軽量化(燃費向上)もあり、ボルトの出番は減っているのではないかと心配したけど、自動車においては、その過酷な使用環境や万が一の安全性により、これからもずっと使われ続ける事でしょう。

大豊工業(株)では、樹脂製のギアに驚きました。
http://www.taihonet.co.jp/
抄造(ショウゾウ)工法により、樹脂に硝子繊維やアラミド繊維を均一に混ぜる事ができ、耐熱性や強度の高い物が出来る。そうな。
聞けば、噛み合うギアの両方を樹脂製にするよりも、片方だけの方が効果があるという。じつは手で回せるようになっていて、左側の方がスムーズに回りました。凄いよねぇ、技術の進歩って。
続く。(今日はもう時間切れ。)
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TMS & Modelcar | 日記
Posted at
2015/11/23 17:28:20