日本製最新クローズド

先日のMSJのエブロブースで先行販売してたS102を買ったのをころっと忘れていた。
今日、何気なくバッグの中を見たら、寂しそうに佇むS102が居たので、急遽ブログのネタにした次第である。

童夢S102については、特に説明は必要ないだろう。
童夢渾身の最新クローズドプロトであり、風流舎で磨かれたボディワークは、同じくクローズドプロトであるエスカディやB08/60と比べて遥かに洗練されており、908でさえ古臭く思える先鋭度を誇っている。
まあ、いくら空力に優れるボディワークを誇っていても、マシンの熟成不足と、サルテを走った事のないドライバーだけで固めると言うチーム体勢のお陰で、ル・マン本選じゃボロクソだったわけだが、あえてそこは突っ込まない優しさを持っていただきたい。

でもって、今回モデル化されたのは、台座にも書いてあるとおり、風洞実験モデルなのだった。
ゆえに、ウィンドウは黒塗りで内装は見えないし、スポンサーステッカーも貼っていない。
シンプル極まりないけど、素のボディワークが堪能できて、これはこれで良い塩梅である。
惜しむらくは、フロントカウルとサイドポッド前端を繋ぐ整流フィンが再現しきれていない事と、本来フューエルカバーにあるはずの童夢ロゴがないこと。
1/43と言うサイズでは厳しかったのだとは思うが、1/43サイズにもかかわらず脅威の再現度を誇るhpiの存在があるだけに、もう少しがんばってほしかったところだ。
今回は先行販売品だが、正規販売の暁には直ってると良いのぅ。
叶わぬ願いだけどナ。

MSJのエブロブースでは、シェイクダウンモデルの試作品もあったので、今後の展開が楽しみだ。
早くル・マン本選仕様でないかしら。