ようやく7.5に試乗

　ようやくゴルフ７．５に試乗できました。
　いつものDで，試乗したいと伝えると，「どうぞ，ご自由に，思う存分に乗ってきてください」と，初めてのフリーパス。メンドクサイ書類の記入も無しです。ああ，ようやくこの域に達したか・・・何年かかったやら・・・。
　HLを選んだのは，バーチャルコックピットを体験したかったから。
　写真はメーカーのサイトからですが，乗り込んだHLのメーターはこれとは違っていました。
　白いインジケーターが数字の下の空間を動くもので，針が数字にかかったりしないので，アナログよりも見えやすいと感じました。ただ，情報量がとても多いので，読もうとすると疲れます。でも無視すれば，たいした気になりません。
　気になったのは，タコメーターの内側にあるゲージ。青いインジケーターが頻繁に動くのです。なんだこれは，とよく見ると，瞬間燃費計でした。これはじゃまくさい。
　アナログの方が良いのでは・・・とずっと思っていましたが，バーチャルコックピットでも大丈夫と言うことがわかりました。全くの平面なので，掃除はらくちんですね。

　室内は，7ゴルフとほぼ同じですので，違和感なく運転できる・・・・はずが，ディスカバープロにはやられました。巨大になっただけじゃなく，操作が全く違います。ジャスチャーコントロールもあるので，勝手に変化してイライラします。慣れるまで大変そうですが，直感的と言うよりは，日本車のナビみたいになっている感じがしました。

　ACCで運転していて，ビックリしたのは，交差点で停止して，アイドルストップせずに，信号が青になって先行車が走り出すと，何もしていないのにそのまま発進するのです。なんだこりゃ?　と最初はわけが分かりませんでしたが，これがトラフィックアシストですね。これはかなり快適です。

　もちろん，ブレーキを踏んで停止すると，アイドルストップしますが，再始動がとても軽快です。この1.4TSIは，GOLF7，POLO BlueGTと乗ってきましたが，エンジンの感じはまるで違うことに驚きます。

　加速は実になめらかです。同じエンジンのパサートにも乗りましたが，パサートではむちゃくちゃ静かですが，とにかく非力で追い越しは命がけでした。しかし，7.5は，実に軽やかに加速します。速度感がないので，メーターを見ていないと，実際の速度が分からないほどです。簡単にとんでもない速度となります。ただ，スポーツモードでも盛り上がりには欠け，スポーティな感じはしません。
　おもしろいのは，同じ1.4TSIの中で，7.5がはっきりとエンジン音が聞こえることです。踏んで行くと豪快なエンジン音がします。がさつではないし，加速もしているのでそんなに気になりませんが，POLOや7では，そんなことは全くなく，パサートは静かそのものです。
　雑誌などで指摘されているロードノイズは，ちょっとひどいものでした。タイヤが悪いのでしょうか。ポテンザをはいているPOLOよりずっとうるさいです。なんかこれは車格が落ちた感じがします。

　操縦性は，まさにゴルフそのものです。DCCがないのが残念ですが，サスもまさにゴルフの足です。ワインディングでもたのしめます。

　またレーンアシストは，かなり自動運転に近づきました。強力に介入してきて，しかも違和感のなく車線内を保ち，カーブでもかなり有効でした。ここも，効いているんだかどうかよく分からず，やたら警告だけされまくる７よりも格段の進歩です。

　またリアビューカメラもよくなっているようで，車庫入れも一発でした。

　残念なのは，やはりDRLは有効になっていませんでした。

　フロントフェイスはすっきりしてかなりかっこよくなった気がします。


　試乗を終えて，自分のポロに乗ると，ポロの室内の狭さにビックリしました。

　でもしみじみと，ゴルフの良さを味わいました。
　なんか他車の車に試乗する気が失せるなぁ・・・。

　ロードノイズはちょっとガッカリでしたが・・・。