
元々余り賛成はしていないのですがね…
ど~も、新宿の高層ビルで踏ん反り返っているあの右寄りの作家(だったw)氏が好きになれず…
それは別としても…
何故今更
東京なのか?
と言う疑問があるのですが…
以下Yahoo!ニュースより転載
五輪東京招致に全力
=首相、コペンハーゲンに出発
10月1日19時32分配信 時事通信
鳩山由紀夫首相は1日夜、国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席するため、羽田発の政府専用機でコペンハーゲンに向け出発した。首相は2日に開かれる総会で、2016年夏季五輪の東京開催を訴える。
東京のライバルはシカゴ、リオデジャネイロ、マドリード。最近の五輪招致では首脳の果たす役割が大きいとされ、米国のオバマ大統領もシカゴのてこ入れのため総会に参加、日米首脳が開催地をめぐって「直接対決」(首相)することになる。
出発に先立ち、首相は1日夕、官邸で記者団に対し、「行くからには勝ちたい。先行している都市があれば、追いついて追い越して勝ちたい」と強調。さらに、「新しく変わった東京を見てほしい。そういうメッセージを伝え切りたい」と語った。
以上Yahoo!ニュースより転載
以下毎日JP より転載
特集ワイド:
なぜ五輪、なぜ静か
2016年東京招致
2016年夏季五輪の開催地が日本時間の10月3日未明にも決まる。ところが、招致する東京では期待する声はなかなか聞こえてこない。この静けさは何だろう。関係者を訪ねた。【中山裕司】
◇日本人の熟度、上がったのか--帝京大教授・岡本伸之さん
◇若い人に魔力見てほしい--元東京都副知事・青山〓さん
◇精神完全に放棄、メダルのためだ--スポーツジャーナリスト・谷口源太郎さん
「この街は自転車に征服されているようです」。JR中央線の駅に近い喫茶店。帝京大学教授の岡本伸之さんは窓の外に目をやった。休日の昼下がりの雑踏は自転車に加え、歩行者と車であふれかえっていた。「東京は汚い街になりました」という岡本さんは、観光経営学が専門。東京都の「東京オリンピック基本構想懇談会」の座長を務めていた。
「武家屋敷があった江戸時代の方がはるかに美しい。明治維新の後は経済優先でやったせいか、街のいたる所に電柱がニョキニョキと立っている」。岡本さんは世界の3大都市とも言われるロンドン、パリ、ニューヨークと比べながら語った。
東京五輪の目的は東京の再生。景観はその重要な一つで、コンセプトは「東京の街と臨海部を結び、かつて水の都だった東京を再び取り戻す」ことだという。「1964年の五輪がそうだったように、五輪を契機に、東京は(環境問題や高齢化社会にも対応できる)新たな街に生まれ変わることができるのではないか」。岡本さんは期待する。
都が再生をもくろむのは景色だけではない。06年2月に基本構想懇談会が石原慎太郎都知事に提出した報告書にはこうある。「大きな可能性と潜在力を持ちながら世界に存在感を示しえないこの国を(中略)五輪によって立ち直らせ、世界にその底力を示す」。日本は「『Japan as No.1』の誇りは地に落ち、国際競争力は急速に低下した」と言及している。
「格調高い文章ですね」と岡本さんは振り返りながら、「懇談会の議論を踏まえたもので、まったく異論はないが、実は都知事自身が手を入れたものです」と明かした。
窓外の騒がしさとは対照的に静かな五輪招致。人々は、日本の底力を示すことには興味がないようにみえる。岡本さんは「戦後はみんなが五輪や万博に夢中だった。だけど今は五輪を招致したから何なの?と。日本人の熟度が上がったんですかね」と話した。
■
東京で五輪が開かれたのは64(昭和39)年。前年に首都高速1号線が完成、64年に東海道新幹線が開業するなど日本の戦後復興の象徴だった。開会式の様子を毎日新聞夕刊で見てみる。「東京-一千万人の大都会が装いをあらたにしたこの日--。さわやかな秋晴れである」。高揚感が目に浮かぶ。翌日紙面には、三島由紀夫も「きょうの快晴の開会式を見て、私の感じた率直なところは『やっぱりこれをやってよかった。これをやらなかったら日本人は病気になる』ということだった」と寄せた。競技も日本中の目をくぎづけにし、「東洋の魔女」と言われ、金メダルに輝いた女子バレーボールの決勝(対ソ連)のテレビ視聴率は66・8%に達した。
大学生だった元東京都副知事で明治大学大学院教授、青山〓(やすし)さんはあのころの熱気を思い出すように語った。「私もそうでしたが、当時の日本人には東京五輪の思い出が鮮明に残っている。五輪にはスポーツを超え、世界中の人が集うことで、かもし出す魔力がある。64年の東京五輪を知らない若い人には東京での五輪をぜひ見てもらいたい」
とはいえ、国際オリンピック委員会(IOC)が行った世論調査で、東京は他の立候補3都市(シカゴ、リオデジャネイロ、マドリード)の中での支持率は最低の55・5%。東京都渋谷区の表参道で都が23日行った「開催都市決定応援大パレード」も参加者2000人を数えたが、あえて「大」の文字をつけ足した点がもの悲しい。青山さんは「成熟した社会ではイベントに熱狂しないのは当然ですよ。東京や日本の価値観が多様化しているという意味で健全なものです」と説明した。
■
成熟した街に、なぜ五輪が必要なのか。東京オリンピック招致委員会がIOCへ提出した申請書には「16年の大会を開催することに1964年を超える意義がある。高度な都市化、高齢化、成熟社会の課題を世界で最初に経験しつつある東京と日本。こうした問題を解決し、新しい未来に向けて生まれ変わる」と記されている。
よく分からないので、スポーツジャーナリストの谷口源太郎さんを訪ねた。「日の丸とオリンピック」の著書もある。谷口さんは、東京が五輪招致する原点は日本オリンピック委員会(JOC)のメダル獲得計画にあると指摘。国の威信高揚を狙って文部科学省がスポーツ基本計画に掲げた「総メダル数のうち日本人が3・5%を取る」を受け、JOCは第1段階として「ゴールドプラン」の目標にその数値を盛り込んだ。04年アテネ大会で「3・5%」をクリアし、次の段階としてJOCは「金メダル獲得数世界第3位」の目標を設定した。
谷口さんは「目標達成のためには五輪招致が必要だと考えた。JOCは都道府県に呼びかけ各都市を競わせて、招致活動の盛り上げを狙った。福岡も名乗りを上げたが、JOC委員の中では当初から『東京で決まり』との見方が大勢を占めていた」と言う。
五輪憲章は崇高だ。「人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進する」「人種、宗教、政治、性別などの差別はいかなる形であれ、相いれない」--。谷口さんはこう指摘した。「金メダル獲得数世界3位しか頭にないJOCは五輪の精神を完全に放棄している。目標達成のための徹底した選手強化には、人、モノ、カネの総動員が必要。その口実としての五輪招致。資本や国家の論理に完全にコントロールされている。そんな五輪はもういらないという意見も多くなっている」
16年夏季五輪の開催地は、コペンハーゲンでのIOC総会で決まる。関係者の間で要望が強かったという皇太子ご夫妻の出席は見送られ、鳩山由紀夫首相が出席する。新鮮さがウリの援軍を得たものの、石原都知事の孤軍奮闘ぶりが目につく五輪招致。冬季五輪の長野を除き、名古屋、大阪、東京という日本の3大都市による悪夢の3連敗は避けたいところだが、結果はいかに。
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◆東京五輪の数字あれこれ(見込みを含む)
・組織委員会予算
3100億円(収入:IOC分配金1090億円、チケット780億円、スポンサー730億円など。支出:大会運営費1810億円、仮設整備費820億円など)
・競技施設新設などへの公的資金
2381億円
・経済効果
2兆9400億円(東京都内1兆5500億円、都外1兆3900億円)
・大会日数
16日間
・会場数
31
*東京オリンピック・パラリンピック招致委員会などの資料から
以上毎日JP より転載
う~ん…
いまいち、開催意義が判りません…
経済効果に関しても「?」だと思うんですよね…
なんでやりたいんだろ?
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ぼやき・・・ | 日記
Posted at
2009/10/02 00:54:34