たまにはパソコン弄り系でも組付けとかではなく検証系ですThermaltakeのCPUクーラーを買ってから満足していたはずなのですが、オーバークロックして温度がまだ満足いくほどではないので…
またクーラー買いました
Fractal Design Define R5を物色していた時に隣にあった謎の箱です
これは別記事にて紹介していきます
ただ組み替えるだけでは面白くないので少しばかり検証してみました
グリスの違いでどこまで変わるのか
パソコン買いたての時に買ったCPUグリス
アイネクスのシリコングリスです
確か熱伝導率は1.8w/mKぐらいです
価格はどのくらいだったかな、300円前後だったと思います
このグリスは特にオーバークロックせずに定格で低発熱のCPUに向いていると思います
アタクシのCore i7では発熱量が多くてちょっと性能不足気味です
まずはこのシリコングリスでクーラーごとの検証
検証条件はCore i7-2700Kで4.0GHz設定で検証していきます
この前買ったThermaltakeのCPUクーラー
純正リテールとは違い大型のフィンにサイドフロータイプ
これは良く冷えるのではないかなと思いましたが…
シネベンチ結果です
スコアが上がらないのは発熱し過ぎで温度上昇して、フェイルセーフが働き、自動的にクロック数を下げているからです
クロックは最大3.0GHzまで下がりCPU使用率は88%ぐらいまで落ち込みました
グリスが悪いのか、クーラーが悪いのかはこの時点ではわかりません
温度
MAXはシネベンチを動かしているときの最大値は98℃
ギリギリっといったところです、とても危険
この状態で使い続けたら確実にCPUが飛びます
舞い込みでマザーも度んでしまうかもしれません状態、ダメです
次は純正リテールクーラー
これは、ジャンクパソコンを買ったときに最初からついていたクーラーです
正直冷えませんが、数値化していませんでしたのでこの際数値化します
シネベンチ結果
Thermaltakeのクーラーより結果はいいというね
理由としては大体わかります
トップフロー型なので直接、ファンで風を当てて冷却できるからだと思います
とはいえ、数値を見ていくとThermaltakeのクーラーとあまり変わりませんが、クロック数とCPU使用率はやはり下がりましたが、Thermaltakeほどではありませんでした
買ってきたThermalrightのCPUクーラー
こちらの紹介は後ほどしますね…
シネベンチ結果はびっくり、過去最高のスコアとなりました
この時点で結構処理速度の速いCPUなのねと思いました
検証でファンは2枚搭載の所を1枚で行いましたが、これでもよく冷えています
温度も60℃未満なのでフェイルセーフは働かずクロック数もCPU使用率も最大値でした
アイドリングの時でも29℃なのでいい感じです
このクーラーには期待できそうです
ではでは
この熱伝導率よろしいグリスにしてみます
ainexのナノダイヤモンドグリスで熱伝導率16
値段も2100円で単価700円
純正リテール
シネベンチ結果
スコアは、シリコングリスと比べると大幅に上がりました
温度
温度は変わりませんが若干性能UP
温度変わらないというか到達温度までに時間がかかった感じです
最高温度到達が遅くなる=フェイルセーフが働くまでが遅くなるということなので、定格稼働時間が増えたので、スコアも上がったのではないかと思います
でも、フェイルセーフが働いてしまうので、オーバークロックでの運用は純正クーラーではダメです
ThermaltakeのCPUクーラー
しっかり仕事をしてくれるのを期待したのですが…
ダメです
純正クーラーより使い物になりません
これではお話になりませんので速攻取り外して売却です
サブ機にでも使おうかと思ったのですがLGA1151には対応していないので、ゴミです
ハードオフに持っていったら購入金額と同じ金額で買い取ってくれましたw
最後にThermalrightのCPUクーラー
の前に、このクーラーを使っていくのでしっかり取り付けを
グリスが混じっている可能性があるのでアルコールで掃除しておきます
クルマイジリの見方、パーツクリーナーをティッシュペーパなどに吹き付けても落ちます、というかそっちの方がよく落ちたりしますw
台座取り付けます
がっちりネジ固定なので台座があります
頻繁に外すとなると、ネジ固定は面倒な固定方法だと思うのですが、しっかりCPUと密着させるにはネジ固定の方が上です
グリスはウンコ盛り
伸ばしません、伸ばそうと思ったらグリスがはじきます、ダメでした
圧力で伸ばす方式にします
ヒートシンク載せます
ファン取り付けます
配線の余りは裏側へ
制御信号はマザーボードからとるのですが、電源は別でとりますので、その配線を裏側に送ります
ついでなので簡単に仕上げていたので蓋が閉まりにくかったので裏配線やり直ししておきます
ファン配線は束ねました
2つのファンを1つのケーブルで制御するので分岐と電源から直接取るタイプ
裏配線、満足いく感じで仕上げ、すんなり裏蓋が閉まるようになりました
で、結果
シネベンチ結果は誤差範囲かもしれませんが、シリコングリスの時より若干上がりましたが、絶対誤差ですw
温度
期待通りの冷えです、よく冷えます
OCで高負荷なのに50℃前後でとどまるので効果抜群です
シリコングリスとダイヤモンドグリスを比較するとやはり、熱伝導率が高いダイヤモンドグリスの方が冷えていますが、5℃の違いです
熱伝導率10倍、価格も5倍で、温度差5℃ってどうなんでしょうね
このクロック数や定格だとあまりわからないレベルですが、発熱の多いCPUや高クロック数だとこの差は大きいのかもしれません