復興のことは考えていなかった。

って事ですかね。
「あの頃、私、急きょこちらに戻ってきて、(中略)　いちいち同意もらってなければ殺処分できないということでは、(中略)　特措法を急きょ作っていただいたと、そういういきさつがありますが、その時に、私自身、基金のところまでは、考えが及んでなかったですし、」

まあ、蔓延を止めることが第一でしょうが、十分な補償を前提にワクチン接種の同意を得ている以上、後は知らないって訳にはいかないでしょう。少なくとも財産権を侵害している筈ですし。　

基金については農水省だけの問題ではないとは言え、特措法を成立させる時点で中心となったのは農水省で、その特措法を盾に健康な牛を殺処分させたのは農水大臣ですから、殺処分させる以前の状態まで復興を支援する責任が農水省と農水大臣にあるのではないですかね。
殺処分を勧告したのは知事だから、移動制限解除を盾に知事を恫喝した大臣には殺処分させた責任は無い、とか言い出さないだろうな。

まさか復興支援をするつもりが無いのに、財産だけは処分させたとか？



それにしても歯切れが悪いですねー。延命措置の関係で知事を非難していた時や、選挙前に全額補償などTVに向かって話していた時とはえらい違いです。何かを隠しているような気がしますね。
現地対策本部で、殺処分した家畜の補償金を値切ろうとしていた、「国の財源にも限りがあるから・・・」あの時の話し方に似ているかな。でもあのときの財源は地方交付税であって、国の財源ではないことが暴露していましたっけ。