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鹿原の愛車 [日産 デイズ]

パーツレビュー

2017年5月1日

PIONEER / carrozzeria TS-WH500A  

評価:
5
PIONEER / carrozzeria TS-WH500A
サブウーファー、すなわち低音を鳴らすことだけに特化した大口径のスピーカーです。単に騒々しい音楽を重低音でズンドコ鳴らすためだけの装置ではなく、サブウーファーが得意としドアスピーカーが不得手としている(主に80Hz以下の)低音域を分担して引き受けることで、ドラムなどの音にパンチが効いて臨場感が向上し、また不得手な低音を鳴らすことの負担から解放されたドアスピーカーの音質も向上するなどの恩恵が得られます。アイドルソングやアニメソングしか聴かないというような人にもお勧めです。

このTS-WH500Aは座席下の床面に設置する、いわゆる「弁当箱」と呼ばれる小型タイプの、アンプ内蔵サブウーファーです。スピーカー部にはパイオニア / カロッツェリアの独自技術である両面駆動HVT方式が用いられており、裏面から発生する逆位相の音や振動を相殺することが可能な上下両面スピーカーを、厚さ60ミリという、軽自動車やコンパクトカーの座席下に搭載可能な薄さで実現しています。まあ小型・薄型とは言いつつも、それは「サブウーファーとしては」「この性能としては」という前置きが付くものであって、軽自動車の車内に設置する機器としてはかなりデカくて重い部類のものですね。ミニバンのラゲッジを占拠してしまうようなタイプの大型サブウーファーと比べればコンパクトと言えますが、それでもこの約4.5kgという重量はズッシリと重く、片手で掴んで持ち上げられる程には軽くありません。重めの据え置きゲーム機くらいのサイズ感ですかね(ちなみにPlayStation4の初期型は2.8kgとのこと)。デイズの運転席下には(床下ダクトのある寒冷地仕様でなければ)問題なく収納できますが、設置する際には縦向きにして突っ込み、シートレールにガツガツぶつけつつも両手で支えて方向を変え、なんとかギリギリ横向きに置くことができた……という感じでした。

私のデイズではこれまで、フロントのコアキシャルスピーカーと、リアに移設した純正標準スピーカーの性能を可能な限り引き出すべく、デッドニング、遮音、制振、吸音、風切り音低減、コンフォートタイヤへの交換、リジカラの導入……と色々やってきたのですが、そろそろ私にできそうなことはやり尽くした雰囲気になってきたので、2017年4月、かねてより、いずれネタが切れたら導入しようと計画していたサブウーファーの購入に踏み切りました。以前から同シリーズのTS-WH1000Aの評判が良いらしいと聞き、「いつかサブウーファーを買うならTS-WH1000Aにしよう」と心に決めていた時期もあったのですが、超薄型のTS-WH1000Aはやや高価でもあり、まあこの車にそこまでの薄さや性能は必要ないだろうと思い直し、同じ両面駆動HVT方式を採用しつつもより発売日が新しく、より廉価で、それでいてスピーカー口径(21cm相当)やカタログスペック上の出力音圧レベル(98dB)といった性能が高く、最大消費電流の少ない(7A)、こちらのTS-WH500Aを選択しました。カーオーディオとは別売りのRCAケーブルで接続し(前レビュー参照)、電源はエンジンルームからバッ直で、日産純正コーナーセンサーの正規の配線と同じく、タイヤハウス内のスプラッシュシールド内部から運転席ヒューズボックス付近へと抜けるグロメットを経由して引き込みました。

いざ設置してみての使用感ですが……まあ私もサブウーファーの導入は初めてで、他の機種と比較してどうかという点は分からないものの、確かに低音を中心として全体的な音にメリハリが出て、走行中はエンジン音やロードノイズによってかき消されやすかった低音の存在感が明瞭になるのがはっきり分かります。サブウーファーのオンオフを切り替えてみるとより明確ですが、オフの時はなんだか壁を隔てた隣の部屋で鳴っているようだったドラムが、オンになると壁一枚分こちらに来たような感じ。それにサブウーファーが加わったことでドアスピーカーにハイパスのフィルター(=低音のカット)をかけることができるようになり、今まで極端な低音ブーストをかけると発生していたドア内張りのビビリも収まりました。まあ音量を上げて低音強調を最大までかけると、曲によってはリアドアの純正標準スピーカーからビビリが発生するのですが、そこまでしなくてもサブウーファーからの低音に存在感があり、そのような設定をする必要がないという感じです。いざとなれば、サブウーファーの音量(ゲイン)だけを上げる設定も可能です。

デザインは正直、購入候補だったTS-WH1000Aの方が好みですが、このTS-WH500Aも、スピーカー(正確には両面駆動HVTの振動板)のメッシュ部分が帯のようにボディを一周するデザインが格好良く、まあ座席下を覗き込んで見るような機会はそう多くはないものの、個人的には各社のサブウーファーの中では好みのデザインです。なおこの両面駆動HVT方式は不要な振動が少なく、座席下からの音圧の高さを感じさせないのも売りということで、スピーカーのメッシュ部分に手を触れても鳴っているのが分かりません。確かに音は良くなっているのに、本当にサブウーファーから鳴っているのかどうか確信できないことに対して最初は困惑したのですが、サブウーファーは可能な限りローパスフィルターの周波数(=高音をカットする閾値)を下げ、(それより少し上の音域はドアスピーカーのデッドニングで対処するようにして)人間の耳では音の発生源を特定できなくなる80Hz以下のみを鳴らすようにするのが通であり正統派の使い方らしいですから、そういう意味では座席下から鳴っている感覚が少ないのは良いことと言えます。もっとも一応、このサブウーファーはスペック上は200Hzの中低域までのカバーが可能なので、もっとクロスオーバー周波数(=ハイパス / ローパスの境界)を高音に寄せて、サブウーファーが座席下からズンドコと自己主張するような邪道なセッティングにすることも(そして、これがなぜ邪道なのか身をもって体験してみることも)可能です。

関連情報URL:http://pioneer.jp/carrozzeria/speaker/subwoofer/ts-wh500a/
定価25,000 円
購入価格17,600 円
入手ルートネットショッピング(Amazon)
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4.60

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