というわけで、前回の続き。
試乗して感じたエイトのあれこれ。
私のエイト歴も10年を超え、無事2台目を継続中、内も外もほどほどにカスタムを経験し、
ロータリー乗り中級者の末席あたりに名を連ねてもギリ許されるのではないか?
と、思う今日この頃。
そんな中、単純にエイトの再レビューではなく、エイトとの付き合い方的な感じで所感を書いていこうと思います。
~前回の締め~
「万人に程よく車で走ることの楽しさと所有することの満足感を、快適に、リーズナブルに与えてくれる。色々便利になって、一部はおせっかいすぎると思えるほど。」
こう書いた通り、最近の車はお金以外にかかる手間は最小でほどほどに良いものを得られる。
まさにライトの車好きには丁度いい性能、特性、キャラクター。
後は外見とかの好みで選択肢に入れれば?
といった感じになると思います。まずはここから掘り下げ。
これを書きながら同時に、
「手に入れたとして愛着を持って、長く乗り続ける気になるか?」
をずっと感じていました。
多くの人が手軽に良いものを得られるのはとてもいいこと。
中にはとても気に入って、あるいは経済的な理由等で長く乗る方もいると思います。
が、手のかからない優等生すぎる。
手がかからないがゆえに意識されることが少なく、結果、印象が薄い。
学校や職場でもそういう人、いませんでした?
エイトは普通の車基準で見れば、明らかに意識することが多い車でしょう。
調子が良ければその走りの楽しさに、悪ければメンテナンス・修理費に。
何もなくてもその外見で、他の車との違いを意識します。
これにロータリーっていうオタク心を刺激するマニアックな違いと、フル4座で一般人も釣られるユーティリティ。
そして特徴に対してお値打ちな新車価格。
最近の価格高騰はともかく、ノーマルのキャラクターから多方向へ進化できるので、
油断するとうっかりお金の出費がすごくなっていた。って人もいるのではないかと思います。
~カスタムについて~
私の初カスタムは、RE雨宮のRedom mini A-TYPEです。
壱号機は5MTで加速が鈍く、低速トルク強化を求めました。その後、NRFのエキマニ。
ドライブをさらに楽しくしたい。
外見を弄る人、サキト走など目的に向かってカスタムする人。
自分は、欠点を補うカスタムをしたい人でした。
今回のリコールでエイトを返してもらった後も思ったのですが、デミオ比で走りだしの動きの重さにびっくりしました。低回転トルクを補うため1,2速がローギアになっていてゼロ発進に苦労はありませんが、30km/hくらいにならないと動きに軽快さが出ません。
後期6MTで吸排気、駆動系とも低回転を意識してカスタムしてもそう思います。
走っていれば楽しいのですが、出足の重さ(鈍さではなく重さ)がずっとバッドポイントだと思っています。
改善のため、最近は軽量化をあれこれ考えていますが、
いっそロードスターとかを買った方が簡単な解決方法なんだろうなと思います。
~エイトを持った場合のセカンドカー~
エイトは1台で色々なニーズをこなせるし、カスタム次第でそのニーズの特徴をより際立たせられる。
そのくらい方向性が豊富です。
がゆえに、セカンドカーを想定すると中途半端な車ではあまり買う意味がなくなります。
今自分が考えているのは、
・ロードスター
・ビート
・S660
・アルトワークス or アルトターボRS
・ミラアヴィ(MTターボグレード)
軽量で動きの軽さが身上の車。
用途は街乗り、ドライブ。
楽にリーズナブルに快適なセカンドカー か、 より刺激の強いセカンドカー。
いずれも自分のエイトでは満足行っていない軽量さを考慮した結果です。
ミラアヴィは変わり種ですね。
ロードスターもスーパーチャージャーを考えたりとかしてます。
あるいはそのお金をさらにエイトに突っ込んで、ドライカーボンルーフとか、ボンネット、トランク、チタンマフラー。
100万ぐらいかければ30kgぐらい軽量化できて、さすがにちょっとは変わるだろうとも思います。
~サキト走との付き合い方ついて~
かじった程度ではありますが、エイト1台所有なら走って楽しむこと。状態を維持することを優先すべきだと思います。
カスタムはしたくなるのですが、ほどほどに抑えないとノーマル状態で持っている一般車っぽさがなくなり、何かを我慢する、気にしないようにしながら乗る必要が出てきます。
本気で気にしていなかったとしても、別な車に乗った時に気づくと思います。
我慢=負荷=車を意識(プラスにせよマイナスにせよ)
それが冒頭に書いた通り、さらに愛着を持つことになったりもしますが、
マイナスな意識は敬遠に繋がり、乗る時間が減る方向に向かいます。
尖ったカスタムのエイトを否定はしませんが、個人的には長く色々な場面でエイトの楽しさを味わってほしいと思います。
最近20代で高騰してきているエイトを頑張って買い、維持とカスタムを楽しんでいる若い方をイベントで見ると、
すごいなぁと感心するとともに、お互い長く維持して楽しんでいきたいものだと思います。
だいぶ長くなりましたが、読んでいただいた方はありがとうございます。
車も人も、良点も悪点も理解して受け入れることが長くよい関係を築く要だと思いました。
これからも財布と相談しながら、カーライフを楽しみたいと思います。