助手席エアバッグのリコールと、エンジンオイル交換にディーラーに行ってきました。
ホントはブレーキパッドとフルードも替える予定だったのですが、ネットで買ったProjectμのB-Specが在庫切れで間に合わず。
来週にまた行くことになりました。
で、
作業中に展示車のアクセラ1.5XDとアテンザを眺めまわし、
担当営業に何か試乗車がないかと聞くと、ちょうどアクセラ1.5XDがあいていると。
営業の同行なしで、『好きに乗り回して下さい。』ってことだったので、
近所のよく走る道を30分ほど流してみました。
というわけで試乗記です。
【外装】
今押しているマシングレー。
個人的にはソウルレッドの方がいい色だと思います。
早く青系統でこのレベルの色が出てほしい。そしたらオールペンを…イヤイヤ
タイヤは展示車が205/60R16、ブリヂストンTURANZA ER33。
REGNOとPOTENZAのいいところ取りらしいです。
試乗車は215/45R18 トーヨーPROXES T1 Sportでプレミアムスポーツでした。
こっちはエイトの次期タイヤ候補でもあります。
【内装】
・落ち着いた雰囲気があり、佇まいがいい。
インパネ、ドア内装など、樹脂というかプラスチックな箇所は多いです。
でもその表面であったり、色合いであったりが、落ち着いていて『結構いいかも』という印象を抱かせます。
エイトで言えば、助手席エアバッグ部分やドアの樹脂部分は、細かいシワのような模様で、グレーと黒の中間のような色合いです。
これは『まあ・・・悪くはないんじゃない?』というレベルです。
エイトは「コストを削って、それなりに見れるレベル」を目指した感じ。
アクセラは、「雰囲気がいいと感じられるようなレベルを保って、ぎりぎりまでコストを下げる」という感じ?
仕事をした人の目線が少し違っていたような気がしました。
これが10年たって少し時代が進み、ヤレた時に、雰囲気を保っていられたらすごいと思います。
あとはAピラーが少し太く感じました。
助手席側はちょい気になりました。
なお内装ではアテンザが別格で高級、金かかってそうな印象です。
オールブラックのレザー仕様だったせいかも???
【走行性能】
●エンジン(加速性能)
ゼロ発進は1500rpmくらいまで鈍い気がします。ATのせいかもしれませんが。。。
それ以降はパワーがあり、街中のどの速度域からでも十分力強い加速を得られます。
90Km/hまで出しましたが、全然余裕でした。
●ハンドリング
・エイトとの比較
エイトより車が重く感じました。
マイナー前STD 5MTはカタログ1310Kg、アクセラ1.5XDはカタログ1360Kgです。
自分のエイトは結構デッドニングしてあるので、ざっと20Kgは重いかもしれません。
ただ数値的な重さでなくて、重量物が遠くにある感覚の方が強かったです。
・GVC
今回のマイナーチェンジでの目玉はG-ベクタリング コントロール(GVC)だと思います。
結論から言うと、『なんとなく走りやすいような気がする』という感じでした。
エイトと比較して、車全体から感じる重さの印象に対して、ハンドルを切った時の反応が良く感じました。
この辺がGVCの効果なのかもしれません。
GVCはわかりにくい(自然な)レベルのサポートなのがよいと思います。
ハンドリングに不自然さがないのは車を信頼する上でとても大事だと思います。
ハンドルはかなり軽め。エイトの半分くらいの重さで、もうちょい重いほうがイイと思います。
●その他
・走行時に快適性が高い。
ロードノイズがとても静かで、エンジン音や周囲の車の走行音が遠くに聞こえます。
要は車に剛性があり、デッドニングがしっかりなされている。
それによって、車内と車外でしっかりと世界が隔ててあるせいだと思います。
ディーゼルのガラガラ音も遠くで聞こえた気がしましたが、気になりませんでした。
エイトの方がよっぽどエンジン音が車内に入ってきます。
これはバルクヘッドのデッドニングかなぁ・・・
頑張って快適仕様にしたマイエイトより1段上手だと感じました。
…いや、4年落ちタイヤを新しくすれば対等以上に張り合える!!!
●結論
総じていい印象でした。
お値段は、1.5XDで約230万円。RX-8のマイナー前STDも240万円(2007年式STDは253万円)です。
10年の隔たりがありますが、同じ価格帯という事で色々考えさせられました。
アクセラは『日常生活に中心を置き、スポーティーな味付けに調理』した車、
エイトは『スポーツドライブを中心に置き、日常生活に足るように調理』した車、
という風に捉えています。
車を走らせることの楽しさは、エイトの方が圧倒的に上だと思います。
先日の某スレンダー軍曹さんの7周年ブログを読んだ時も思いましたが、
『スポーツが中心』
『スポーツ中心の車でも、日常生活への歩み寄りが大きい。』
『分かりやすいほどに溢れる走る楽しさ』
『見た目のインパクト』
この4点をエイトと同等以上にこなしている車がありません。
さらに、以下の追加要素もあります。
『ロータリーという良くも悪くも際立ったアイコン』
『メンテに少し気を配ることで生まれる愛着』
エイトの独自性を強く感じ、しばらく降りることは出来なさそうだ。。。
と感じたアクセラ試乗でした。
ちなみに、今回30分で平均燃費が14.7km。エイトの場合は7.5kmくらいな場所なので、倍くらい違うという結果でした。
これは愛着で乗り越えるものです(笑