
アウディ用コイルがの世の中で流行っていたり、NBエアコンにしてバルクヘッドにスルーホールが増えたこともあり、独立点火にしてみた。
選んだ点火コイルは、もちろんアウディ用コイル。いろいろ種類があって、同じような形状でも長さで3種類は存在するみたい(LINK JAPAN HPで知りました)。ちまたで評価が高いのは、アウディR8にも使用されている一番長いタイプ(のはず)。コイルによっては、ピン配が違うようなので要注意。アウディ用といっても、アウディ純正、ボッシュ、デンソー、NGK、その他欧州メーカ、中華メーカなどネット検索すると山ほど出てくる。最終的には、信頼の日本メーカであるデンソー製を選択。なれど、メードインイタリア。。。大丈夫か。
まずは、純正の同時点火コイル、コイルハーネスを外す。これが、インジェクターのハーネスとまとめられており、摘出せねばならない。インジェクターのハーネスは、そのまま養生して車両に戻す。コイルハーネスは、アウディコイル用に新調。配線は、AESSX(自動車用極薄肉形架橋ポリエチレン)を使用。耐熱温度は、120℃。
電源、点火信号#1、点火信号#2は、車体の元々の配線をそのままいかすことにして、点火信号#3、点火信号#4は新たなスルーホールからLINK ECUへ新設した。車体の元々の配線いかす&純正コイルにすぐ換装できるように、図の4極コネクタを6極(住友電装090型 DL 防水)に入れ替え。(見にくいけど、純正コイル配線時は、メス側は2極はグロメット)
[メモ]アウディ用コイルのピンアサイン
1:12V、2:信号グランド、3:点火信号、4:電源アース
肝心のアウディのコイルは、ジャストフィット!!とは行かずに長すぎる問題が発生。。。どこかで流用されているのを見た記憶では、何の工夫も無しに使用されていたはずだったけど。
仕方がないので、アルミカラーとドーナツ状シリコーンゴムを用いてスペーサ構造を仕立てた。写真は、ゴムの厚みが厚すぎた失敗バージョン。
[メモ]
ゴムワッシャ:Φ35ーΦ24 シリコーンゴム 硬度30 厚さ2mm
アルミスペーサ:Φ33ーΦ25(t4)厚さ10mm (A6063パイプ切り出し)
コイルのハード側は、これで完成。
LINK ECU側は、AUXIgnドライバ3、4を点火#3、#4に割り当て、元々割り当てられていたA/Cクラッチ、エンジンファンをドライバAUX3(1I 37),AUX8(1R 44)に配線を移動。これで完成!!と思ったけど、「Mazda MX5 G4+ Xtreme Plugin.pclr」ファイルはAUXIgnドライバ3、4がロックがかかっていて変更できな~い。仕方がないので、ロックのかかっていない「Mitsubishi EVO 4-8 G4+ Xtreme Plugin.pclr」を利用。テーブルの移行がめんどくさかったけど、無事に変更完了。
ドキドキのエンジン始動。何の問題もなく、一発始動。
すげ~効果、アイドリングが無茶アップしてると思ったけど、イニシャルの点火時期更生の変更忘れでした。
試走してみると、極低速のトルクアップ(エンストしにくい)、中間加速のレスポンスが良い!!
高負荷域(空燃比フィードバックなし)は、燃調が濃くなった(出力空燃比でセッティング済み)。最初、純正コイルよりダメになったと思っていたけど考え直してみた。
”空燃比フィードバックなし”なので、これまでと噴射量に変化はなく、吸入空気量にも大きな変化はないはず。これでリッチに振れたということは、より多くの燃料の燃焼が起きて完爆に近づき、より酸素が消費されたと解釈するべきなのか。。。単に猛暑で、酸素量が減っただけ?
今のところ、フィーリングは良好かつ街乗りの燃費は向上している。もうしばらく、データを集めてみましょう。
Posted at 2022/07/23 16:12:38 | |
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