EVCの配置変更・ウエストゲートへの配管

総走行距離：181000KMくらい。
TO4S化に伴って配管を取り外し、ブースト計に成り下がっていたEVC-Ⅴを再接続しました。
ついでに、ゴチャゴチャ狭苦しくなってしまった右Fストラットタワー付近をなるだけクリアにすべくアクチュエータユニットの移設も実施。
あわせてタービン付近の遮熱材も追加しました。

従来は、写真（純正タービン時代）のように右ストラットタワー前方にアクチュエータユニットを置いてました。

今回、このようにエンジン左後方のバルクヘッドに変更です。
ちょうどコーションプレートが取り付けてある対称側に同じような穴が設けられていたのでそれを利用してアルミアングルを取り付けてマウントしています。
エンジンルームの右側はタービンの熱が上がってきてアッチッチ状態になるのですけど、このあたりは意外と涼やかな（？）環境なのでステッピングモータのトラブル防止も狙えますし、ウエストゲート配管も同じように熱源を避けて左から回しこんで繋ぐつもりなので配管長やルート的な効率から見てもこのほうが都合がいいハズです。

従来はタービンキット付属の耐圧ラバーホースを使用していましたが、今回はより耐熱性の高いシリコンホースも投入します。
タービン出口からウエストゲートまで1本モノで繋ぎたいので2m品が2本必要です。
今回は290℃まで耐えるというSARDのものがかなり安く入手できましたのでそれを使用♪
従来はウエストゲートの単体制御なので、接続されているのは1本のみですが、EVCで制御する場合はもう一本接続する必要があります。
HKSのタービンキットにはこれを繋ぐためのホースニップルや分岐用の継手は付属してませんのでホームセンターでGETです。
まぁφ6・r1/8のものですから全部で500円あれば揃いますね。
今回ねじ込み部にはシールテープではなく液体ガスケットを使用しました。

ホースをつなぎこんだ後、遮熱用コルゲートチューブで包んだ上、ロアアームバーに結束固定しました。
一応、WG部分は熱の問題を考えてホースクリップで抜け止め処理をしています。
その他の結束は耐熱・耐候グレードのバンドを使用して適宜施工。。。

余談ですがこの補強バー・・・幸いなことにボクが選んだタービンキットでは全く干渉せずに取り付けることが出来てます。
逆に純正よりクリアランスあるほどです♪

ウエストゲート側にも2本つなぎ終えましたので、上側に移ります。
もともとWGの大気開放側になっていた部分から繋いだホースはEVCを介して、もう一方は従来どおりダイレクトにタービンのほうに流しておきます。
ここにはオイルフィルターもあり、オイル交換時の作業性も考えてなるだけ手元が広くなるように取り回ししました。

EVCからとWGからのブースト制御配管は、ギリギリ直前でY字継手によってまとめた後にインタークーラーへのパイピングに接続します。
適切に結束し、取り回しを決めた後は遮熱対策です。
タービン上方のスペースはものすごい熱量が上がってきてしまいますので、耐熱が60℃程度のものではチュルンと溶けてしまうんです。。。

今回は専用の耐火（？）チューブを使用するのではなく、オークションで入手した6層構造で割入りの遮熱用コルゲートチューブってのを使ってます。

一旦ホース類を外して、通して・・・とかの手間を惜しむんでラクな手法といわれたら、そのとおりですw
ですが、自分の手指でこれの有り無しで効果を試したんですが、かなりのモンです。
施工もラクですし、価格的にも少しリーズナブルでした。

あと、ブレーキフルードタンクもなんか不安だったので余ってたサーモクロスで囲んでおきました。

とりあえず、完成～！？
と思ったんですが、ばらしていたインタークーラーパイピング内をフト見たら異様に汚れてます。。。
以前タービンブローしたときに大量のオイル吹いててそのままになってるんでしょうねf^_^;
これじゃ冷却効率も悪そうなんで、パーツクリーナーでザッと流したあとジョイ君を使ってじゃぶじゃぶ丸洗いwww
しばらく干しておきました。

あとはEVCの設定をオールクリアして、ウエストゲート用の設定を入力しなおしました。
ノーマルブーストはウエストゲートの標準圧である0.7キロ。
お試しってことでAモード（通常）は0.75キロ、Bモード(HI）は0.8キロです。
まずはこれで作動確認とオーバーシュートの傾向をチェックしてオフセットの調整を入れつつもう少し上げていきます。
当面Ａ：0.8キロ、B：0.9キロで使用する予定です。

A/F計を入手してデータ取りが出来たら、それを参考にBモードはタービンの効率の良い範囲でなおかつ燃料が足りるところまで上げてみたいと思ってます。

さて、400馬力に届くかなー？（厳しそう？）