ハイブリッド車は宇宙船？（その一）

仕事中にオフクロの友達が入ってきた。（工場の２階が実家になっているのだ）
「息子さん。車を止めるの難しいので道路に停まってるんだけど」「じゃ、入れ直しておくからキー貸して。」この方は半年前はアコ－ドだったが、キ－を受け取ると妙である。キ－の部分がなく普通の（？）キ－のリモコン部分（LOCK、OPENのボタンのある部分）だけなのだ。「何これ？」と私。「近づけばドアがあいて離れればカギがかかるんだよ」とオバさん。「お～。そういえば日いずる極東の国にそういう車がある」と聞いたことがある。いまだにツ－バンはドアノブの下にあるキ－シリンダ－にキ－を差し込んでひねるという聖なる儀式を行わないとドアが開かないノスタルジックな車なので、すでに結構カルチャ－ショックであった。
解体屋でリモコンキ－ついたドア探し移植しようかな。でもドアキ－とエンジンキ－の２本持つのは面倒だなとろくでもない考えが浮かんでくる親父の２６番目の憂鬱であった。（続く）