耳を伏せる 〜ドアミラー自動格納装置の取付〜
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
うちはXリミテッドなので、ドアミラーはスイッチひとつで電動格納です。が、これまでの車が自動だったからなのか、もともとミラーをたたむ気が無いからなのか、老親が乗るとドアミラーを出したままでいます。
おまけに自宅ガレージでの施錠の習慣も無いので、耳出しっぱカギ開けっぱのことが割とあります。
自宅とはいえ防犯上よろしくありません。
そこで、外見からひと目で施錠有無の確認が出来るように、ロック連動の自動格納装置を取り付けることにしました。
2
パーソナルCARパーツさんの車種別キットTYPE-Aを取り寄せました。カプラーオンで取り付けられるし分岐タップまで同梱していて、おまけに丁寧な車種別説明書まで付いてると評判です。
右側の雀牌くらいのカプラー上下を車体とスイッチの間にかませて、中央上の黒いユニットで制御するようです。ロック、アンロック信号を取り出すための分岐タップも付属して、至れり尽くせりです。
パーソナルCARパーツさん、ありがとうございます。
3
スパイラルチューブでまとめて、長すぎたコードを詰めて端子処理しました。
4
さて、いよいよドアトリムを外します。
さすがは今車、トリムも極限まで一体化してますね。
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でもよく見ると、肘掛けの目立たない辺りに、ココダヨ!と言ってる凹みがあります。
ここから攻めてみましょう。
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肘掛けからスイッチまでが外れました。
この時点ではあまり乱暴に引っ張り上げないで、直上へ浮かす程度にしておきます。
7
なぜならスイッチ裏にカプラーが繋がっているからです。
黒いカプラーがパワーウインドウ類、白いのが今回の主役、ドアミラー制御用のカプラーです。
黒い方は今回使いませんが、外さないとドアトリムが外れないので、外します。
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ネジが2本見えてくるのでこれも外します。
写真はありませんが、ドアオープナーの中央付近にも外すネジがあります。
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ドアトリムは下辺中央から順に、左右均等に外していくと、窓枠に引っ掛けてある最後の上辺が外しやすいです。
トリムの内側、防水ビニールが見えてきました。
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まだ初年度登録から日が浅いせいか、ブチルゴムもさほど難なく剥がれていきます。
今回は全部外す必要が無いのでスピーカー側を1/3程度めくるに留めます。
11
さて、実はパーソナルCARパーツさんから取り寄せたのはLA300S用のキットでした。
過去レビューでLA350Sにも使えた、との書き込みを頼りに試してみましたが、カプラー形状、ハーネスの長さ、動作ともに説明書と同じで、問題なく使えました。
唯一、ロック、アンロック信号を取り出すコードのうち1本の色が違ってた、というくらいです。
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車種別説明書にあるコードの色が「黄色」とあるのを「緑色」と読み替えるだけで問題ありません。
緑色がアンロック信号、白色がロック信号(白/黒の線と間違えないように)です。
ハーネスの紫色コードを緑色へ、橙色コードを白色へ結線します。
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先輩方の投稿で、ロックアクチュエータのカプラー周辺で分岐するとタップが大渋滞する画像がありましたので、工夫しました。線をたどって、もっと根元、制御スイッチ付近で分岐させることにします。
黒い被膜を爪でカリカリすると、中のコードが露出しました。色を確認してから分岐タップを噛ませます。
この周辺なら、タップとタップの間を10センチほど開けて渋滞緩和が図れます。
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常時電源はボディ本体から取りました。
ディスプレイオーディオを取り付けた時に常時電源が1本余ってたからです。
ボディとドアの間のジャバラを通すのにチト苦労しました。
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これが余ってたという常時電源です。
エーモンの車種別オーディオハーネスには、後から何かを増設出来るように、常時電源とACC電源が最初っから分岐されてますので、今回はこれを使います。
さすがはエーモンさん、いつもありがとうございます。
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引っ張ってきたコードには、必ずネームタグを付けておきます。
何年後かの、当時を忘れてしまった自分のために、です。
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ほら、ここなんか明日の朝にだって覚えてられるか心配ですから下手したら。「あれ?どっちがロック信号だっけ?」となるビジョンが高解像度で思い浮かびます。
別にテスター当てればすぐ分かることなんですけどね、その手間を惜しむために今ひと手間かけるとゆぅか。転ばぬ先の杖、備えあれば嬉しいな、です。
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閑話休題。
あとはユニット本体を収めて完成です。
ユニットはコードを伝って雨水が入らないよう、コネクタを下向きにして両面テープでドアパネルへ貼り付けました。
初めはこの位置へ貼り付けたのですが···?
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Oops! ここはどうやらパワーウインドウ類のスイッチが収まる場所でした。先客が居たんじゃ仕方ありません、やり直しです。
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もう少し右、ネジ穴を頼りに取っ手の下辺りに来るようにしました。計画どおり行かず、コードの長さがギリギリです。
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あとはスピーカー戻してネジ締めてスイッチパネルにカプラー挿して終了です。
ロックとともに耳を伏せ、アンロック、あるいはACCオンと同時に耳を立てる仕草は、また一段と愛嬌があります。
ただ、以前にも書きましたが、この車はあまり好き勝手にイジれない事情があるため、手を加えるのは今回が最後です。
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一応、ユニットとの相関関係を一覧表にしてみました。
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