サイドスタンドの傾き修正（リトライ）

ヨンガンのサイドスタンドの傾きが、実際に何度なのか？分度器アプリをDLして計測してみました。

結果は14.5°でした。
一般的に12〜14°と言われているため、特に傾きが多い訳ではないようです。
ただ、シートカウルをRGV250Γ（VJ22A）用にしているため、若干腰高になっていることが原因で傾きが多く感じているので、12°くらいまで修正します。

今回はサイドスタンド自体の長さを伸ばす方向で行きます。
用意したモノは、Holtsの『ねんどパテ』です。

練って埋めるだけで金属質になるようで、ラジエーターの穴も塞げるようなので、なかなか期待できそうです。
商品自体はエポキシ樹脂90%に、真鍮粉が10%配合されているようで、強度もありそうです。

サイドスタンドの底面を脱脂します。
商品の取扱説明書を読むと、接着面をサンドペーパーで荒らすとありましたが、元から荒れているので脱脂だけです。

次に商品を2cmほどカットし、よく練り込んでいきます。
クリームとブラウンの2色を、よく混ぜていないと硬化が不完全になるとのことで、丁寧に混ぜて行きます。

取扱説明書には、手やヘラに水を付けると良いとあったので、指先を水で濡らして作業しました。

よく混ぜたねんどパテをサイドスタンドの底面に貼り付けました。
一度に厚塗りをしてしまうと、硬化が不完全になるため、1回で2mmくらいでしょうか？何度も繰り返します。

ただ、この商品は完全硬化までに12時間を要するので、7/21（日）の夕方、翌日の朝と…何度か繰り返して行きます。
商品自体の重量は25gなので、全てを使い切ってもサイドスタンドのスプリングには影響はなさそうですし、角度が起きすぎてしまったらヤスリで削って調整も可能です。

1回目で14.5°から13.7°まで、-0.8°修正できました。
1回で-0.8なら、あと2回で約12°になりそうです。

2回目で13.7°から11.3°まで、-2.4°修正できました。
少し行き過ぎた？感はありますが、後は削って微調整します。

また、接地面倒は変わってない（はず）なのですが、ねんどパテの残りもまだあるので、少し肉盛りして接地面積も増やしておこうと思います。

サイドスタンドの接地面積を増やすため、少し肉盛りしてみました。（底面側）

底面側だけでなく、上側も削るのを前提に肉盛りしてみました。
全体的に丸くなった印象がありますが、そこは削って整形するので、とりあえずは問題なしです。

微調整と言うか、このままでは目立つので、ペーパーをかけて油性の黒ペンキで仕上げます。

100番でザックリと形を整え、300番→600番で仕上げました。
水研ぎをしたので洗って乾かしたら、脱脂して一服休憩します。

手持ちの黒ペンキが光沢ありのため、塗った部分が目立つので、スタンド全体も塗っておきました。
ここまでやるなら、バラしてから塗ればよかったですが、とりあえず続行します。

完全に乾燥するのに、夏場なら2〜3時間でしょうか？しばらく放置して、底面を塗って完成です。
明日は日曜日なので、リハビリ@5回目に行くつもりです。

パテを削ったため、最終的に角度は11.5°になりました。
自宅ではメンテナンススタンドを使用しているので、出先でしか使用しないサイドスタンドですが、ゲタの素材がエポキシ樹脂+真鍮粉のため、使用している内に削れてしまうので、今回はこんなもんでいいでしょう。

リハビリ5回目に行って来た後です。
地面に接地する部分が削れ、黒ペンキが剥がれています。
まぁ、予想通りなので問題はないですね。

今回の作業は、作業自体は数分の繰り返しでした。
サイドスタンドの角度が深く感じる方は、色々な方法があるので、そのメニューの1つとして検討してみてもいい結果でしたね。