助手席シートにヒーターを組み込もう
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
以前、助手席用に後付けシートヒーターの配線作業を行いました。
あとは冬になったらヒーターを敷いてシートカバーを掛けるだけ、と思っていましたが・・・もしかしたらコレ、このまま内蔵できるのでは?
思い立ったが吉日、早速やってみましょうそうしましょう。
2
助手席シートはシートレール前後で計4本、T40規格のボルトで固定されています。
ホームセンターでトルクスレンチを買ってきましたが、T40なんてシート脱着以外に使い途あるのだろうか・・・。
3
裏側には2個のカプラーが繋がっていて、これを外せばシートを取り出すことができます。
4
シートレールが予想より長かったので、リヤゲートから運び出しました。思ったよりもずっと軽いシートですね。
デリカD:5のシートはこの1.5倍くらい重かったような。
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助手席シートが無くなると車内が広いこと!ロードバイクを積む時はこうした方が良いかも。
でもこのまま走行したら整備不良で捕まるかな(汗
6
いよいよシートのカバー剥がしを始めます。
背面下部がプラスチック製のフックで固定されているので、内張り剥がしを使って外していきます。
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背面シートをめくると、両サイドのジッパーの先端が見えてきました。
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一気にジッパーを開いて背面側の作業は完了。このままヘッドレスト部を引っこ抜きます。
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ここからはシート前面の作業になります。
一気に難易度が上がるのですが、それはこのワイヤーのせい。
・クッション材に埋め込まれたワイヤーフレーム
・ワイヤーフレームに通されたリング
・シート生地のスリーブとリングを貫通するワイヤーフック
この3点がパズルのようで、外すのに苦戦しました。
ワイヤーフックをうまくスライドさせつつスリーブとリングから抜くのですが・・・文字で説明するのが難しい(汗
10
分かりやすくイラストにしてみました。
赤のワイヤーフックをスリーブとリングから引き抜くと、シート生地を剥がすことができます。
11
10箇所以上のパズルを解いて、ようやく前面のカバーが外れました。
リングのサイズが小さめで、ワイヤーフックの屈曲部がなかなか通らない・・・。
ラジオペンチの二刀流で何とかクリア。
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ここでようやくヒーターの出番です。
シート生地はかなりテンションが掛かっているので、内蔵したヒーターがズレる心配はありません。
固定用のバンドは4本とも切り取ってしまいます。
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セミバケット形状に合うようにヒーターの外形をカットして、シートバックに仕込みます。
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ここからが今回のメインイベント!
苦労して外したワイヤー3点セットを元に戻します。
しかし、外す時とは違ってシート生地のテンションが足枷となり、ワイヤーフックをリングやスリーブに通すことができません。
無理に通そうとしたらワイヤーフックが曲がってしまう始末・・・。
しばらく格闘していましたが、リングに通すのは断念。
代わりに結束バンドでリングに固定することにしました。
これで飛躍的に作業性が良くなり、以降の作業はサクサクと進みます。
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気を良くして今度は座面の作業に入ります。
座面裏側は黒いゴムバンドで固定されているので、これを外します。
配線を固定する結束バンドが邪魔ですが、これは切らなくても簡単に外せます。
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座面の両サイドはプラスチック製のフックで固定されています。
これも内張り剥がしで簡単に外れます。
座面はこの固定方法が多いですね〜。
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例のワイヤーを2箇所ほど外すと、ヒーターを仕込める程度のスペースが確保できます。
座面の奥に着座を感知する圧力センサーが見えますね。
なお、座面左側はシートバック角度調整レバー周りの外し方が分からず、生地を剥がせませんでした・・・。
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座面に2枚目のヒーターを仕込み、コネクタ配線を取り出して、ようやく作業完了!
やむを得ず結束バンドを固定に使いましたが、シート生地にはシワやダブつきもなく、キレイに張り直すことができました。
1枚目画像が作業完了後なのですが、いかがでしょう?
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ヒーターを内蔵できたことで、社外シートカバーを重ねた場合よりも暖房効率が上がりそうです♪
・・・買ってしまったシートカバーはメルカリにでも出そうかな(汗
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