インターハイ初日は開会式、監督会議、練習走行なので、場所を取ったあとは機材の組み立て、アップ用のローラーの準備に取り掛かる。
朝6時から場所を取っているので余裕だったが、10時ごろから人が増えだした。
明日からは地区別に分けて時間が設定されているが、初日はフリーなのですいている時間を見計らって行くことにする。長男の見学も含めるとインターハイはこれで6年目になる。とにかく暑いので練習走行後半になると、落車が増えるので、その前にさっさと済ましておくことにした。
ただ、周りも同じ考えのようで、目をつけている有力選手は同じ頃にバンク内に入っていた。午前中とはいえ、すでに30度近く上がっている。体はほぐれているので、無駄な周回はせずに、走行ラインだけでなくバンクの上・中段も周回し感覚を掴む。
その間に私はしゃがんでバンクの走路を確認する。まっすぐなはずだが、変なよじれや、窪みがあるのが分かるので、休憩及びセッテイングの変更に入って来た時に、そのことを伝える。
休憩時にファリーナ(トラックレーサーのメーカー)を置いていると、通り過ぎる奴らが何人か眺めたり、触っていったりする。一台だけなのでよく目立つのだろう。シルバーに黒のロゴのカラーリングも意外と少ない。赤・黄・白・黒などは多いので地味そうなのだが、逆に目立つようだ。
サドルとハンドルのグリップも黒、シートポストも黒、フロントホイールはカーボンのディープリムなので黒、リアホイールが白と黒なのでシンプルにまとまっていると思う。ウェアーはスクールカラーのパープルを基調にしたデザインが予想以上にマッチしている感じだ。走路は特に問題なし。ハロンを測ってみるとまあまあのタイムが出ている。
早めに練習を切り上げ、首周りを冷やし、マッサーをしていると案の定起こりました集団落車が・・・・・・。周長333mということで一般的な400mバンクと比べるとカントが急なのと直線が短いので、こういうところはいつもにも増して落車が起こり易い。早くも救急車が来る事態になっていた。
監督会議では、異例のレギュレーション違反ということで、新しいメーカーの車種が注意・警告もなくいきなり走行禁止ということになった。それを聞いて一瞬ひやりとした。うちのレーサーは国内ではほとんど乗っている人がいないので、大丈夫なのか・・・・・・・・・。
終了後予備車検をしてもらうと、すんなりOKが出た。
次の日の予選は、雨が降りそうなので、少し気が気でなかったが、振り出す前にスタート。通常実績のある選手が1番車なのだが、今回は運よく一番車となっている。他の選手のチェックは女房がネット上で過去の戦績やタイムなどを調べている。それを元にアップしている各選手をチェックするが、気をつける選手は一人だけのようだ。
スタートが近づくと周りが緊張しているのが良くわかる。仕掛けるポイントの確認と、落車に巻き込まれないように周りを見ることを再確認してスタートに付いた。
予想通り、がむしゃらに行く経験のない、速さもない選手と、周りを見てくる選手の2つに大きく分かれた。皆の集中力が途切れた中盤過ぎに一気にスパートして、途中3人で流すもそのままゴール。
うれしいというより、ホッとした瞬間だった。
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2009年の思い出 | スポーツ
Posted at
2010/02/05 10:25:40