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2018年10月17日

自分にとって,カオデでは究極の音源

自分にとって,カオデでは究極の音源  「けがれなき薔薇」と題された,ポール・マクリーシュがリードしてガブリエリコンソートというグループが歌った,13の合唱曲からなるCDです。



 いろんなタイプの曲がありますが,ほぼアカペラです。10曲目だけパイプオルガンが入りますが,そりゃもう壮絶!全体的に収録レベルがとても低いのは,このパイプオルガンの音を最大として,それ以外をほぼ無圧縮にしているからだと思われます。

 

 歌っているのはこの方々。全部で20人くらいでしょうか。上にいる一人はよく見ると人形です。マリア像にしては不細工すぎて,誰かがダッチ○イ○を冗談で置いたとしか思えませんが,謎です。

 まあしかし,この人たち,超人です!教会の響きの美しさもありますが,人間の声とはこれほどまでに美しく,また凄い楽器なんだという事を,これでもかとばかりに繰り広げます。

 合唱界では超有名人,マクリーシュさん。
 

 中でも,12曲目は,超低音のバスから超音波のような高音のソプラノまで,見事にコントロールされた,大オーケストラのようなサウンドが20人のアカペラで鳴り響きます。オペラ歌手の声も凄いですが,この人たちは声に個性がない,というか,そういうものはあえてそぎ落として,人としてではなくより神に近付くべく浄化された響きで,一人一人がピアニッシモからフォルティシモまですんなりとコントロールして歌います。

 もう,完璧です。

 空間描写も考慮された録音で,曲ごとに合唱団の並びも変わっているようです。ダブルコーラスと言って,全体を二群に分けて,要は二つの合唱団が呼び交わすみたいになっていたりとか,パートをバラバラに配して,あえて並ばずに広がって歌っていたりとか,教会と言う空間を自由に演出として使っているようです。
 なので,音源までが遠い録音がほとんどなのですが,遠い所からもの凄いエネルギーをもった声とハーモニーの倍音が,残響を伴って立ち昇ります。

 でもその響きは,ワンワンと混濁したものではなく,限りなく清澄です。虹色の響きと薔薇の芳香に満ち溢れます。

 天国です。

 実は,自分のカーオーディオでは,これが聴けるようになる事を目標に,長い時間をかけてやってきました。このCDは,かけては落ち込み,しばらくいろいろ作業や調整に取り組み,また流してはちょっと進展を見出し,でもまだまだと取り組む。それを何度も何度も繰り返して数年。やっとなんとか「まあまあ聴けるかな」というところまで辿り着きました。

 このCDの再生にこだわると,何がいいかというと,「他のCDで再生できない(汚いとか)ということが,ほとんどなくなる」ということです。それくらい難しい。
 ただ,ドラムなど打楽器系サウンドの入ったソースを,切れ味よく楽しく鳴らす,という向きではありません。そういうシステムは,大抵ピークや共振をうまく活用しています。でもこのCDでは,ピークや共振は命取り。すぐに「濁り」となって,耳を塞ぎたくなります。

 これまで,これを普通に再生できたカオデは一部を除いてごくわずかです。メーカーデモカーも含めて。

 ハイエンドな方々ハイエンドなシステムDAPなので,残念ながらこのCDを聴けません。

 とても残念です。

 でも,ホームオーディオではわりかし普通に再生できるものがありました。なのに,カオデでは途端に難しくなるのは,その「基本的な音づくりの方向性」が違っているからなのかもしれません。

 「おいおい,お前の方がよっぽど偏ってるんだろ。カオデでそんなもん,誰が聴くかっ!」

 と仰るのはごもっとも。走行音で,アカペラなんてなかなか聴こえませんもんね。

 だから,カオデじゃポップス・ジャズなどの賑やかな曲を聴かなくちゃいけないんです。
 
 低音と高音を持ち上げるといい感じ。

 でも,自分のようにホームオーディオをルーツにしてきた者にとっては,ジャンルの制限などは問題外です。それに,子供のころからずっと合唱を続けてますから,そういうのを聴くのはあたりまえ,必須でもあります。

 そういうんじゃなくても,もし,オーケストラや室内楽,ピアノなどの,アコースティックな音源を澄んだ響きで聴きたいなという方がいらっしゃったら,騙されたと思って,これを候補の一つに組み入れられるといいかもしれません。

 ただ,でも,んー,やっぱり恨まれることの方が多いような気がしてきました。

 テストCDのうちの一つ,ということにして・・・・・・・・・だめかなぁ。

 曲(音楽)としては,「癒し」を超えて「魂の浄化」とでも言うのか・・・・・・仕事帰りに一人で聴きながらよく「昇天」しています。そんな曲もいかがですか?
ブログ一覧 | カーオーディオ | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2018/10/17 22:43:01

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この記事へのコメント

2018年10月18日 10:19
合唱とパイプオルガンはきっついですなあ~


パイプオルガンは、単純にサブウーハーないと厳しいですが、車自体の響きがあって、うそっぽいパイプオルガンになりますよね~
合唱は、、、ほんと厳しいですね、、、


ご紹介のCD,さがしてポチりましたw
コメントへの返答
2018年10月18日 10:24
ま,マジですかっ!!

ありがとうございます!!

ぜひ仕事帰りに「昇天」しちゃって下さい!!
2018年11月17日 9:05
おはようございます!
けがれなき薔薇買って聞いてみました。

良いですね。ウィテカーさんの路線と似ていますがマクリーシュさんがピュアというか、アコースティック感?が増します。
マクリーシュさんのメジャーデビュー盤、1595年ヴェネツィアの戴冠式も聞いてみましたがこれも良かったです。

2枚とも私のオデッセイはソプラノの高域でTWが悲鳴を上げました。
再生難しいですね。

tetsunobuさん言われるように巷のカーオーディオはなぜか分かりませんが、原音とかホームオーディオとは違う方向性ですね。走行時の騒音対策が原因かもしれませんが、システム中のノイズを取るという本質を放ったらかして、やれTAだEQだ高音質化回路だのいじくり回して、歪んだ音に気付かない?目をつむったまま何十年も販売されていると思います。

カーオーディオコンテストなんて何をやっているのかサッパリ分かりません。審査員は良い音源を用意しているのに、聞きどころなるものを音をいじって表現しようとする本末転倒な車が優勝したり、審査員は技術の限界だとあきらめているのだろうかと思うことがあります。
コメントへの返答
2018年11月17日 14:12
こういう音楽が分かる方が、車のSNSでまた見つかるとは、嬉しい限りです!少し前までは孤独感しかありませんでしたので、心強いです。
コンテストに関しては、不可解過ぎて、コメントできる立場にありません。課題曲も疑問なものも多いです。


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「以前そこでキャンプしました。明け方、強烈な南風でテントとタープを家族で必死に押さえつけて凌ぎました。標高高いので、風が吹き出すとしゃれになりません。今夜中に荷物を車内にお片付けを強くお勧めします。温泉は荒天でも入れますからね、キャンプ場の割引券で!!」
何シテル?   08/19 20:41
 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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