クラッチ交換後編

先ずは新品フリクションプレート。
3.1mmあります。

旧品はなんと2.95mm、他のはもっと減っているものがありました。
コレが6枚。コレだけで0.15mm×6枚で0.9mm以上減っていることになります。

プレートの新品は1.34mm

旧品は1.27mm。
0.07mm×5枚で0.35mm。先ほどの0.9mmと合わせて何と1.25mmも減っていることに。
いくら何でもマトモに噛むわけがないですね。
ニュートラルに入りにくくなったらクラッチを疑った方が良さそうです。

新品にエンジンオイルを馴染ませます。

ちなみにスプリングは新品36mm

旧品は35.35mm、これはまあまだいけそうですが、替えておきます。

フリクションプレート、プレートの順で差し込み、最後カバーをガタガタさせながら揃えて嵌め込みます。

今回はバルスジェネーターの出口に液ガスを塗っておきます。この辺から霧の様に漏れている跡があったからです。
まあゴムなので30年前のパーツを変えたいところですが、新品が出ません…

ガスケットも張り付き防止でオイルに一度漬けます。

デコンプケーブルのキックスターター側は指でバネを回しておいて、ケースを嵌めないと機能しませんので注意。フレームと干渉してケースを嵌めてからだと復旧できません。
クラッチレバーもバネがちゃんと掛かっているかを確認しておきましょう。
こちらは忘れていても後で何とかは出来ます(した)が、引き側にバネが機能しているか確認してから組むだけで難しいことをする必要がなくなります。

ケースを組み付け、オイルフィルター交換、オイルパイプを復旧してオイルを規定量入れたらクラッチOH完成です。

リアブレーキも復旧しないといかんな。
あとはマフラー外してしまったので、ジョイントガスケットが来るまで組めません。

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全部組んで試運転してみましたが、前評判通りアイドリングからのニュートラへの入りは劇的に良くなりました。
やっぱりクラッチ異常だったようです。
燃費はちょっと乗ってみないと不明。改善しているはず！