やまちゃんの膝は80歳@ひでエリです。
ここ数年は温泉通いで良かったらしいのですが、寄る年波には勝てず、動くたびに
「アイタタ」とか言ってるやまちゃんは遊びのモチベも下がり気味。
仕方がないので長距離ツーリングは地元バイク仲間のげったんとGoになります。
今回は以前行ったときは「先週から修理に入って入れません」と言われた
丹賀砲台園地
を再訪です。
いつもの道の駅なかつをスタートして宇佐ICより東九州自動車道を佐伯堅田ICまで走り、リアス式海岸をウネウネと陸の孤島目掛けて走っていきます。
途中、潮が道路に散っているところがあり、20代のころブルーバードアテーサで潮の撒かれたつるっつるのアスファルトで全く止まれず縁石に激突、右ストラットを曲げた経験のある私は潮撒きアスファルトはイップスです。
出来る限りの平常心をもってドカエルくんを丁寧に曲げていきます。
佐伯堅田ICを降りて約30分のリアス式海岸ドライブの後到着。
今日は笑顔の受付のおじさんに出会えました。
何だか変な形の線が引かれた駐車場です。
なんで普通に線をクルマの幅に合わせて均等に引かないのか?
ご覧の通り皆さんも規律よく乗り物を停めることができません。

全く停めにくい、どーゆーことやねん、と文句を言いつつ停車。
「ちょっと待ってくださいね、いまお客さんが2人来ましたんで」
という案内のおじさん。
ああ、ちゃんと説明してくれるのね。
どうやら小山の上の砲台跡地までは電動ケーブルカーで登るらしい。

そのための200円か!なかなかいいぞ、ワクワクして来た。
おじさんの説明をかいつまんでまとめると

つまり昭和17年に16人の日本軍兵士が砲台試射時の暴発事故で亡くなったが、当時の世相から軍事事故ではなくタダの事故として扱われ、遺族にも戦死者としての年金などは支払われず、国から事故そのものが抹殺、握りつぶされたために「悲劇の砲台跡」と呼ばれている。ここは近年にできたトンネルが開通するまでは陸路よりも海路の方が便利が良いという、まさに「陸の孤島」であったため、この砲台跡の保存状態がすこぶる良い、とまあこんな話でした。

おじさんはケーブルカー前で延々と4人の客に向かって演説をぶち、ケーブルカーに載せるとボタンを押させて、いってらっしゃいと言いました。
え...おじさんが上まで乗ってきて説明してくれそうな流れだったじゃん...。
まあ人手不足なんで、下でザっと見どころを説明して、あとは上で勝手にみてくださいということだったようです。
途中で飽きて先生の話を半分しか聞いていなかった私はいきなりの放置プレイに愕然としましたが、冷酷にケーブルカーは数十秒で砲台跡駅に到着します。

上層部の配置図はこう。
先生の話を半分しか聞いていなかったので、見どころがわかりませんが、とりあえず砲台ということなら、砲台跡に行くしかないだろうということで、まずは円墳のような図面の場所へ行くと螺旋階段。

壁には暴発時の爆発の跡がそのまま残されているということでした、がこれは展示物を読んで後で知りました...みてねえ...。
ぐるっと周りをまわりつつ、11カ月もの閉園の原因となったドームの修理とはということで見ていくと、ポリカーボネートのドーム屋根に多分穴があいて、浸水した骨組み鉄骨が錆びてボロボロに朽ちそうになったところを、ドーム屋根は交換、鉄骨はとりあえず錆を取って塗装で現状は保護、というところみたいです。

しかし結構ヤバげな薄い鉄骨は心配ですねコレ。
げったんと二人で施工結果をdisりつつ下へ戻ります。

いかにも映画に出てくるような要塞内の通路そのものが、程度の良い状態で通行可能です。壁には当時の世相や何故軍事事故として扱われなかったのか、軍艦の主砲が何故陸の砲台となったのかなどの考察がならび、豊予海峡を封鎖する形でならぶ複数の砲台が担当する海域などの図面がありました。
下で案内のおじさんが説明してくれなかった(先生の話を聞いてなかった)以外の部分で重要だなと思った前述の点について簡単にまとめると
①真珠湾奇襲勝利に沸く帝国日本において軍事演習で16人もの皇国軍人がなくなったなど国威を下げる事実は握りつぶされた。
②1930年代、日本の軍事力拡大は英米から危険視されており、ロンドン海軍軍縮条約などの海軍軍縮交渉において、英米日の軍事力の比率を5:5:3にするという決議(歴史考察はチャッピーによる補正)において、日本の軍艦を解体しなければならなくなったため、解体後に余った砲台が転用された。
③同様に解体された戦艦の砲台が、豊予海峡を攻め登ってくる敵国の戦艦を打ち壊す最後の砦となるであろうという構想があった。
まあ①②はまだしも、③に関して、こんな狭い危ないところを通らなくても海は広いし、そもそも飛行機には関係ないだろうし、そんな事態になったら既に国は負けているだろという冷静な考察が出来ないほど、日本という国が逝っちまっていたということの証左でしょう。

しかしまあ、この辺の海は美しい。
山と海が混然とした景色は美しいのひとこと。

道中は釣り人だらけで、透明度の高い海に岸壁なのか磯なのか両方なのかに道のすぐ脇からエントリーできるという釣り人には天国のような場所であることは、想像に難くない立地。

漁港のドカエルくんも映えます。
やまちゃんは映えとか全く興味がないのですが、げったんは映え好きなので、こういう写真を撮りたがるのですよね。よきかなよきかな。
げったん風の方がブログ的には映えますしね。
たまにいらっしゃる
「せっかく綺麗そうなところを走っているのに写真もっと頑張って」的な励ましコメントにもお応えできるかと。
さて帰るべと思いつつ、げったんのタバコ待ちをしている際にふと最初にもらったパンフをみていて、んんん?と思いました。砲台の断面図が...

駐車場の白線と似ている...
なるほど、これは砲台の実物大の大きさなのか!
と伏線回収ができたところで出発。しかしおじさん、これは説明してくれよ。
次の目的地は
みどり工場直売所
です。
さてこちらは滅多に見ないテレビでのロケをみていて見つけたところです。
というか、マイ奥の介護施設で目を覚ますまで待機していたりするときに、部屋で流れている番組を観ることはよくあるんですよね。
そこで出ていた地元で少年期をおくった者なら知らぬものはいない、大分原産の牛乳メーカー、みどり乳業の工場で売っているソフトクリームの評判がバカ高い。
更にロケでちらっと写ったみどり牛乳のパックのデザインまるパクのTシャツが素晴らしい!
まずはソフトクリームからいきましょう。私はソフトクリームはうるさいです。
スジャータの「養殖」ソフトは許しません。ソフトクリームメーカーから出てくる棒状のソフトをまくタイプの「天然」じゃないとまず許しませんから。

なんと今だけ250円が200円!
このご時世に
ソフトクリームが200円て!
事前情報では週末は大混雑で30分待ちもあるということでしたが、なんと待ちなしで即買いできました。

なんと美しい〇んこ型のアラレちゃん的なソフトクリーム。
いただきまーす。
ぐおっ!
なんと!
過去最高に美味い!!
濃厚かつさっぱり、しかしコクがあってどっしりと落ち着いたその味わいは、これまで暫定1位だった別府志高湖のソフトクリームを凌駕しました!
素晴らしい!
これはこのソフトクリームを食うことをツーリングの目的にしても良いくらいのクオリティです。いうならば別府の友永パンレベルのクオリティです。
来てよかった。
Tシャツの方は昨今、頻繁にモノをもらっている妹家族に貢物として家庭内オソロコーデが出来るよう、牛乳デザインを2枚とコーヒー牛乳デザインを2枚買って進呈することに。
私は「デカ」という乳飲料商品の黒デザTを1枚と温泉巡り用に牛乳デザインのフェイスタオルを1枚購入しました。
なんか揚げパンが名物で懐かしくかつ悪魔的な味でめちゃウマという話だったんですが、パニアもついてないドカではギュウギュウにネットで押し付けてもよいTシャツとタオルくらいしかお土産では買って帰れません。
なんかポカホンタス的な名前のお菓子、みどり牛乳でかパックヨーグルトも名物だったらしいので、次にクルマでいったらガッツリ買って帰ることにします。
最後にバイク乗りらしい、この季節の服装の話をします。
先日の飲みの席でも、ドカセナオーナーであり、ヘビーバイカーでもあるあんだ~野良整備王とちょっと話したのですが、
徐々に脱いでいける服装
が重要なんですよね。
この時季の気温幅は25~15℃付近プラマイ2℃くらいか。
気温差10℃ですが、冬季の13~3℃とは服装のセレクトが全然異なります。
冬季の場合は保温全振り+発熱まで組み込むわけですが、春秋は昼間は気温+直射日光で暑いのでメッシュジャケットが必要、しかし朝晩は寒くて曇ったりすると、速度にもよりますが風圧による体感温度低下は10℃近くなることも。そうなると風を通さないことが重要になってくるわけです。
実は昨日は、本日の長距離ツーリングの前座として、やまちゃんと中距離ツーリングとして九重の長者原まで朝7時スタートで走っていますが、気温条件はほぼ同じ。

スタート時は
上:メッシュジャケット+ジャージ+半そでT
手:春秋用グローブ(メッシュなし)
下:夏用カップ付きコミネジーンズ+長い靴下
でした。まあ下はほぼいじれないので、調整は主に上でやることに。
山の上、とかく標高があがってくると寒い!この構成だと上はスカスカではないものの、ジャージの防風性能などたかが知れているので、二の腕下の気温の低下と胸にあたる寒風がしんどい。
半ば震えながら到着した長者原レストハウスで考えました。
これは隣にあるシェルパ(熊本が本店の登山グッズ屋さん)で何か買うべきではないかと。
しかし、そのときひらめきました。風を通さない服...たしかドカのシート下に緊急用の雨具兼ウィンドブレーカーが小さく丸まって収納されていたことを。
早速これを引っ張り出してジャージの上に着ると...全く寒くない。
ということで
上:メッシュジャケット+緊急用ウィンドブレーカー+ジャージ+長そでT
手:春秋用グローブ(メッシュなし)
下:夏用カップ付きコミネジーンズ+長い靴下
という構成で本日臨んで大正解でした。
本日は海岸線を中心に標高による温度差はほぼありませんで、日差しと気温の上昇にだけ対応すればよかったため、まずウィンドブレーカーを脱ぎ、丸めて収納場所にいれ、次にみどり工場でジャージを脱いで腰に巻き、最終的にはメッシュジャケットとロンTの2枚構成でばっちりでした。
最高気温が20℃あたりまでは、この構成で対応できると思います。
バイクとオープン最高日和を快適に乗り切るためには服装は重要です。
体温低下で体力と判断力を削られたり、風邪を引いたりせず、安全運転のために手をかじかませないためにも、よく考えてツーリングに臨みましょう。
ただし...昨日今日と500km近くを走って2回とも忘れてしまった、ドカの灼熱太もも対策である「
クシタニヒートガード」...。
これがあればもっと快適でした。
外気温25℃のテストスタレッタ11は容赦なく太ももを火傷させにきました。
ドカオーナーの皆様、油断なきよう。