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2024年08月16日

扱いやすくて好燃費-ホンダ・ヴェゼルe:HEVに乗った。

扱いやすくて好燃費-ホンダ・ヴェゼルe:HEVに乗った。
レビュー情報
メーカー/モデル名 ホンダ / ヴェゼルハイブリッド e:HEV X(CVT_1.5) (2021年)
乗車人数 1人
使用目的 購入目的
乗車形式 レンタカー
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 1. 全長4.3m、全幅1.8mの扱いやすいサイズ。
2. 広い室内空間と荷室。
3. 運転環境の良さ。
4. 頼りがいのあるハンドリング。
5. 好燃費。
不満な点 1. 必要以上にエンジンが唸っている感じは、する。
2. ナビゲーションのモニターの向きがドライバーの視線と合わない。
3. 全般的にステアリングが重ったるい。
4. ロードノイズはもう少し抑えたい。
5. 右カーブが怖い運転支援装置。
総評 自宅近くの三井カーシェアさんから2時間半ほどお借りして、高速道路と一般道を合わせて100km弱走らせてみた。

日本車らしく強い個性はないけれども、適度なサイスに広い室内、ほどほどに良いペースで走れて燃費が良い。2024年上半期の国産SUV売り上げ台数No.1と言うのも頷ける。

昔からホンダはエンジン以外であまり芯の通ったコンセプトを感じないメーカなのだが(エンジニアにいろいろ自由にやらせているが、大体長続きせず、すぐ宗旨替えする)、最近のホンダはエンジンの看板を下ろそうとしているので、本当にクルマから何の主義主張も感じないメーカになってしまったと思う。

去年シビックに乗った時にも感じたが、ホンダのクルマの出来はとても良いと思う。ただ、これだけ世界中に自動車メーカがあって、最近では中国でもそこそこのクルマを作って世界のマーケットで売れるようになってきているので、もう少しホンダのファンを増やすためのエンジニアリングでも、デザインでも良いので欲しいとは思う。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 4

外観はカラードグリルとCピラーに組み込まれたリアドアハンドルが特徴的と言えなくもないが、それ以外はごく常識的。ただ、新しいCR-VやZR-Vみたいに、やたらフロントのオーバーハングが長くて鈍重に見えるのに比べれば、ずっとバランスが良くてカッコ良いと思う。(さらに言えば、このアングルから見るととってもカッコ良い)


内装も決して面白おかしいデザインではないが、スイッチの操作性も悪くないし、何よりも適正なドライビングポジションが取れ、メータが見やすいのが良い。シートも大柄で座り心地が良い。ここについては★を5個上げても良いと思う。
なお、最近のマイチェンで中級グレード(X)にも革巻きステアリングが奢られるようになったらしい。


今回の個体にはサードパーティのナビが組み込まれていたが、ドライバーから見て斜めの向きになっていて見づらかった。


リアシートは望外に広い。フロントシート下に燃料タンクがあるので、フロントシート下につま先は入らないが、そんなことはどうでも良いと思わせるほどの広さ。リアシートの座り心地も良い。

なお、今回の個体はマイチェン前の中級グレードなので、リアシート用のエアコン吹き出し口はないが、上級グレードには装備されるらしい。
走行性能
☆☆☆☆☆ 3

エンジンは1.5Lの直4ガソリンで、エンジン単体で106ps/127Nmを発揮。e:HEV用エンジンはアトキンソンサイクルを採用して高効率化を図っており、ノーマルに比べて高圧縮比仕様(圧縮比10.6→13.5)。なお、駆動のメインは96ps/253Nmの電気モータが担い、高速走行時に必要に応じてエンジンが加勢するのがe:HEVの特徴。

と言うことで、街中では控えめではあるが、発進時からの加速はモータならではのジャークを感じることができる。FFであれば車重は1.4ton程度なので、253Nmのモータがあれば力不足なことはない。ただ、夏の暑い盛りだったからか、走行中はほぼほぼエンジンが掛かっていて、タコメータがないので感覚的なことしか言えないが、常に2,000~3,000rpm辺りの回転数でモーモーと回っている印象。個人的にはこの辺りが国産のハイブリッド車で好きじゃないところ。

今回は第三京浜、首都高速横羽線、湾岸線でハンドリングを試したが、60~80km/hでの高速コーナーの印象はとても良かった。ステアリングの重さ、手応えとクルマの動きが合っていて、頼もしく感じた。
ただ、50km/h以下ではややステアリングが重く、また切り始めと切り増した時の手応えが全く変わらず、鈍臭いフィールなのが気になった。

運転支援装置も試してみた。
ACCもLCAも標準装備であるが、ステアリング支援については特に右カーブで車線の左寄りを狙う傾向があり、隣に大型車がいたりすると結構怖かった。今回の個体はマイチェン前のモデルなので、最新モデルではもう少し改良が加えられているかもしれないが。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
全体的に乗り心地は良かった。最近の国産車はどれも本当に乗り心地が良くなったと思う。
一点だけ言わせてもらうと、タイヤからのノイズはもう少し抑えたいところ。


タイヤはダンロップのデジタイヤ215/60R15 95Hを履いていた。カタログ情報によると上級グレードは225/50R18 95Vを履くらしい。
積載性
☆☆☆☆☆ 4

荷室も相当広い。
床下に燃料タンクがないので、深さもたっぷり。
そうだ、ホンダにはMM思想(Man Maximum / Mech Minimum)があったことを思い出した。
燃費
☆☆☆☆☆ 5

約90kmを走行(一般道3割、高速7割)で区間燃費は22.1km/Lを達成。
ハイブリッドなので今やリッター20km超えは当たり前なのかもしれないが、やはり国産ハイブリッドの燃費性能は素晴らしい。
価格
☆☆☆☆☆ 4
今回の個体は普及モデル(X)なのでFFで300万円を切る程度。上級モデル(Z)は20万円ほど高くなる。最上級グレード(Z Playパッケージ)は350万円程度になるらしい。

先般モデルチェンジされたフリードも最上級グレードは350万円くらいだったと記憶しているが、ゆったり乗れて荷物もたくさん載せられ、最上級グレードでは内装も小洒落た感じになるし、燃費もかなり良いので、決して安いとは言わないがまずまずいいところなんじゃないかとは思う。
その他
故障経験 レンタカーにつき、割愛。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2024/08/16 11:37:12

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「@Ezzy1 さん、BAMシートの材質はゴム+アルミ+ハニカムシートの3層構造らしいです。振動を減衰させつつ、重量も増やして固有振動数を増やしているのでしょうか。部位ごとによって厚さを変えて施工していると聞きました。車種によっては効果が出ないのもあると言っていますね。」
何シテル?   05/17 22:25
ヨーロッパの実用車が好きで、これまで ・ホンダアコード(2代目) ・マークⅡ(90系) ・メルセデスベンツC200(W202) ・VWゴルフ6 ・VW...
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