まとめ記事(コンテンツ)

2016/02/10

走りへの新しき情熱。

今回はトヨタ・カリーナ(A40系)のカタログです。






1970年に登場したカリーナは、兄弟のセリカとともに第2世代へとフルモデルチェンジ。
初代のキャッチコピーであった「足のいいやつ」というコンセプトはそのままに、スポーティなキャラクターを深化させました。


今回のカタログは1979年にマイナーチェンジを受けた後期型。
前期型では丸型4灯ヘッドランプだったフロントフェイスは、新たに角形4灯に。
この時代はマイナーチェンジでヘッドライトを丸→角に変えるのが流行でしたね。


ハードトップは先代からの正常進化といえるスタイルで、リヤウインドウ左右の背びれのような形状が特徴的。


セダンはトラディショナルな3BOXスタイルながら、スポーティかつ実用的なオールマイティーさが魅力のモデル。


もちろんDOHCエンジンを搭載した伝統のGTも排ガス規制に負けず健在。

セダンにイエローのボディとガンメタの通称「GTホイール」との組み合わせは文句なしのカッコ良さですね。

室内はウッドを各部に用いた豪華な仕上げ。
質感も随分と向上し、格上のマークⅡにも迫るほどのものがありました。




装備も現代と大差ないほど。
この頃のトヨタ車定番のOKモニターをはじめ、クラス初の4速AT、オートエアコンなど、高級車と大差ないほどの充実ぶりでした。




搭載されたエンジンは1600~2000ccの全6種類。

全車53年排ガス規制に適合したのもトピックで、GTにはレビンやセリカでお馴染みの2T-GEUと18R-GEUを搭載。

ソレックスキャブの荒々しさはEFI化により影を潜めましたが、他のモデルが排ガス規制で軒並み骨抜きになっていた時代、DOHCのインパクトはスポーティモデルとしての風格は充分でした。

そんな「足のいいやつ」の足回りはFストラット、R 4リンク。
大衆車は板バネが当たり前の時代、贅沢に4輪コイルサスを採用していたのはさすがですね。


カリーナのラインナップ。




最上級のGTを筆頭に、豪華版のSE、量販グレードのSTとスーパーDX、そして普及版のDXという品揃えはセダンとハードトップ共通。

写真にはありませんが、セダンの1600DXとスタンダードにはカリーナ史上最後となる2ドアセダンの設定がありました。

ハードトップ専用となるSRは、GTよりもさらに装備を厳選し、走りにこだわった硬派な仕様。

カリーナの代名詞ともいえる特別仕様車「マイロード」も、登場したのはこのモデルからでしたね。

この40系カリーナは父親が前期の白いセダン1600GTに乗っていたので、思い出深い1台でもあります。
カンパニョーロのアルミにADVANのラリータイヤを履かせた我が家のファミリーカー。

余談ながらカタログ内のワンカットを見てはっとしたのですが、ドアポケットにはカタログ写真とまるで同じ、懐かしい「ミリオンデラックス」の道路地図帖も常備されていました。


トヨタからスポーティな大衆車がなくなって久しいですが、カリーナのようなセダンは今でも魅力的な存在だと思いますね。
Posted at 2016/02/10 11:07:18

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

最近見た車

最近見たクルマはありません。

みんカラ+新登場

リンレイ
リンレイ

カーグッズ

ニュース