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まとめ記事

バッテリー・サルフェーション除去装置の制作と効果

SaeXaさん
2015/10/04
83,635

バッテリーの電極に硫化鉛が付着すると使用が困難になります。これをサルフェーションと言います。電気刺激を与えることでサルフェーションを除去し,バッテリーの能力を回復できるそうです。製品も販売されていますが、その仕組みや効果について示されていません。そこで、サルフェーション除去装置の作製と効果についてデータをまとめました。
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サルフェーション除去の評価方法
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バッテリー回復装置といわれるものやサルフェーション除去装置についていろいろ試されている方はいるのですが、きちんと「効果があった」・「効果がなかった」ことを納得できるデータで示されている方は見つかりません。 SaeXaは、パルス式サルフェーション除去装置の実験にあたり、その評価を 「電解液の比重の変化」 で行います。 なぜ、サルフェーションの改善を電解液の比重で示す必要があるのでしょうか。 鉛バッテリは、下の図のような化学変化で働いています。 放電すると電極は硫化鉛となります。また、充電すると硫化鉛から二酸化鉛(マイナス極)・鉛(プラス極)に戻ります。 繰り返し使用していく間に、生成した硫化鉛が結晶化し、もとの二酸化鉛・鉛に戻らなくなり、さらに電極の表面が硫化鉛に覆われ、電気が通りにくくなります。 これがサルフェーションです。 放電の時、電解液は希硫酸から水に変化しています。 バッテリーに電解液として使われる希硫酸の比重は1.30前後です。水はほぼ1.00です。 比重が下がった状態は、硫酸が鉛と結びつき硫化鉛を生成している。つまりサルフェーションを起こしていること ...出典:SaeXaさん
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パルス式サルフェーション除去装置の作製
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電気的刺激でバッテリーのサルフェーションを除去できるらしい。 これを”パルス・パワー”とか”パルス・テクノロジー”というそうだ。 製品も出ているし、「効果がある!」という書き込みもみるが、具体的な数字もなく「?」が多くつくものばかりである。 装置の設計からはじめ、自分自身が納得できる結論を引き出したいと考える。出典:SaeXaさん
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電気刺激を与えることでサルフェーションが除去できるらしい。 製品としても出ているが、効くのか効かないのかもわからないし、差し迫って必要でもないものを購入して試すほど酔狂なことをする気もない。 と、言うことで・・・・作ってみた。出典:SaeXaさん
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パルス式サルフェーション除去装置が成果を上げているので、さらに回路の簡素化、小型化を狙って再設計を行いました。 タイミング等は同じですが、トランジスタを一つ減らしました。 コイルやコンデンサーを横置きに配置し、単三電池2本用のケースに収めたいと思います。出典:SaeXaさん
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相変わらずパルス式サルフェーション除去装置をいじっています。 今回は、バッテリーの電圧が下がったら、サルフェーション除去装置が停止するようにしました。 パルス式サルフェーション除去装置は、バッテリーの電力でパルスを発生させそれをバッテリーに作用させることでサルフェーションを分解していきます。 バッテリーの電力を使用するので、外から充電されなければいずれバッテリーはあがってしまいます。 パルス式サルフェーション除去装置でサルフェーションを取り除いていたら、バッテリーがあがった。 なんて笑い話にならないように一定の電圧以下になったら停止するような回路を組み込みました。出典:SaeXaさん
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検証実験 事例集
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検証実験:サルフェーション除去 事例P
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サルフェーション除去では再生できないバッテリーの事例です。 シルビア購入以来載っていたバッテリーが,ダメになりました。 その過程と理由について考えていきます。 グラフは、サルフェーション除去う装置を付けて観察した5日間の記録です。出典:SaeXaさん
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検証実験:サルフェーション除去 事例K
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電気的刺激(パルス)によって、サルフェーションを除去しバッテリーを再生できるそうです。 本当にそのようなことが可能なのでしょうか? 検証実験を行います。 今回、ご提供いただいたバッテリーは、28B17R で ホンダの軽自動車に使用されていたものです。 クランクしなくなり、放置されていたものをいただきました。出典:SaeXaさん
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バッテリー 事例K の継続実験の記録です。 http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3368047/note.aspx パルス式サルフェーション除去装置をかけて18日目までの記録です。 14日ぐらいまで順調に比重の値はあがりましたが、その後、横ばい状態が続いています。出典:SaeXaさん
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検証実験:サルフェーション除去 事例K 最終章 パルス式サルフェーション除去装置により電解液の比重では正常域に戻っています。 後は、実用に耐えるかどうかが鍵になってきます。 バッテリーサイズ 28B17Rを使用する車がないので、S15シルビアAutechVersion に載せて実用実験を行います。 これまでの経過 検証実験:サルフェーション除去 事例K その2 http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3386895/note.aspx 検証実験:サルフェーション除去 事例K その1 http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3368047/note.aspx出典:SaeXaさん
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検証実験:サルフェーション除去 事例S
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42B19L AUTOBACS PRO DYNAGRID Vシリーズ-MF Sさんよりご提供いただいたので、事例S とします。 完全放電+約二年放置してあったそうです。 このバッテリーはメンテナンスフリー・密閉型で電解液の補充などができないタイプです。 電解液の比重を計るためにインジケーターを外します。出典:SaeXaさん
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サルフェーション除去 事例S の 22日目までの変化です。 14日目に正常域の比重 1.25 まで回復し、 その後、横ばいで推移しました。 この整備手帳は、「検証実験:サルフェーション除去 事例S その1」の続きです。 http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3369630/note.aspx出典:SaeXaさん
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検証実験:再生できないバッテリー 事例
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”Autech命”の お姐さま よりご提供いただいたバッテリーです。 日産純正 55B24L です。 突然エンジンがかからなくなり急遽交換したとのことです。出典:SaeXaさん
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Atlas Battery JIS(日本専用) 60B24R 2012年7月から使用を開始し、 2018年3月まで5年8か月使用しました。 2018年1月ごろから、エンジンの始動がかったるくなったことを感じました。 車載のままパルス式サルフェーション除去装置で回復を試みましたが、2018年3月にとうとう”お亡くなり”になりました。出典:SaeXaさん
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パルスから自動車や充電器を守るために
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フェライトコアの利用
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フェライトコアは、高周波やパルス系のノイズ低減に効果を発揮します。 クランプ式ケーブル取り付け型のフェライトコアは、工具無しにパチっと取り付け!とても簡単です。 フェライトコアの効果を、パルス式サルフェーション除去装置のパルスを用いて確認してみます。出典:SaeXaさん
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サルフェーション除去の計測器
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バッテリーのサルフェーンションの進行(回復)状況を調べるために購入しました。 これがなくちゃ、評価ができないでしょ。 小型で数値の読み取りがやりにくいものより、大型で正確に読み取りができるものを選びました。 大型のため、測定するためにバッテリー液を多く必要とします。 軽自動車用 B17 ならOKだが、バイク用小型バッテリーの測定には向きませんでした。出典:SaeXaさん
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