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- サルフェーション除去の評価について
まとめ記事(コンテンツ)
SaeXaさん
2015/08/14
サルフェーション除去の評価について
バッテリー回復装置といわれるものやサルフェーション除去装置についていろいろ試されている方はいるのですが、きちんと「効果があった」・「効果がなかった」ことを納得できるデータで示されている方は見つかりません。
SaeXaは、パルス式サルフェーション除去装置の実験にあたり、その評価を
で行います。
なぜ、サルフェーションの改善を電解液の比重で示す必要があるのでしょうか。
鉛バッテリは、下の図のような化学変化で働いています。

放電すると電極は硫化鉛となります。また、充電すると硫化鉛から二酸化鉛(マイナス極)・鉛(プラス極)に戻ります。
繰り返し使用していく間に、生成した硫化鉛が結晶化し、もとの二酸化鉛・鉛に戻らなくなり、さらに電極の表面が硫化鉛に覆われ、電気が通りにくくなります。
これがサルフェーションです。
放電の時、電解液は希硫酸から水に変化しています。
バッテリーに電解液として使われる希硫酸の比重は1.30前後です。水はほぼ1.00です。
比重が下がった状態は、硫酸が鉛と結びつき硫化鉛を生成している。つまりサルフェーションを起こしていることになります。
ですから、サルフェーションの状態を的確に示しているデータが「電解液の比重」と言えるのです。
健康なバッテリーでも、放電状態なら比重は下がります。ですから、満充電にして比重を計測した後に、装置を駆動して効果を計測する必要があります。
バッテリーの起動時の性能を示すものに、CCAがあります。
CCAはサルフェーション除去を示すものではありませんが、バッテリーの能力の回復を示す値としては有効だと考えます。
以上の理由から、サルフェーション除去の効果については、電解液の比重の変化 もしくは CCA値の変化で示されなければならないと考えます。
単に「電圧が上がった」や「セルの回りが良くなった」というのは、サルフェーションの除去を評価したものではありません。
客観的データに基づかない結果を信じるのなら、いわゆるオカルト商品の格好の餌食となるでしょう。
また、データに基づかない製品評価は信用毀損にもあたりますし、逆に過大な評価は無知をさらけ出すことになります。
もし、このような製品の評価を行うのでしたら、客観的なデータの提示と、それに基づいた適切な評価を行ってほしいと思います。
SaeXaは、パルス式サルフェーション除去装置の実験にあたり、その評価を
「電解液の比重の変化」
で行います。
なぜ、サルフェーションの改善を電解液の比重で示す必要があるのでしょうか。
鉛バッテリは、下の図のような化学変化で働いています。

放電すると電極は硫化鉛となります。また、充電すると硫化鉛から二酸化鉛(マイナス極)・鉛(プラス極)に戻ります。
繰り返し使用していく間に、生成した硫化鉛が結晶化し、もとの二酸化鉛・鉛に戻らなくなり、さらに電極の表面が硫化鉛に覆われ、電気が通りにくくなります。
これがサルフェーションです。
放電の時、電解液は希硫酸から水に変化しています。
バッテリーに電解液として使われる希硫酸の比重は1.30前後です。水はほぼ1.00です。
比重が下がった状態は、硫酸が鉛と結びつき硫化鉛を生成している。つまりサルフェーションを起こしていることになります。
ですから、サルフェーションの状態を的確に示しているデータが「電解液の比重」と言えるのです。
健康なバッテリーでも、放電状態なら比重は下がります。ですから、満充電にして比重を計測した後に、装置を駆動して効果を計測する必要があります。
バッテリーの起動時の性能を示すものに、CCAがあります。
CCAはサルフェーション除去を示すものではありませんが、バッテリーの能力の回復を示す値としては有効だと考えます。
以上の理由から、サルフェーション除去の効果については、電解液の比重の変化 もしくは CCA値の変化で示されなければならないと考えます。
単に「電圧が上がった」や「セルの回りが良くなった」というのは、サルフェーションの除去を評価したものではありません。
客観的データに基づかない結果を信じるのなら、いわゆるオカルト商品の格好の餌食となるでしょう。
また、データに基づかない製品評価は信用毀損にもあたりますし、逆に過大な評価は無知をさらけ出すことになります。
もし、このような製品の評価を行うのでしたら、客観的なデータの提示と、それに基づいた適切な評価を行ってほしいと思います。
Posted at 2015/08/14 17:59:46
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