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2021/04/04

シトロエン初代C5回顧録3 5ドアハッチバックセダン

シトロエン初代C5の全幅は1770mmです。2000年代初頭の3ナンバーセダンはだいたい、この位の幅です。当時の8代目トヨタ・マークⅡが1750mmです。Dセグメント(場合よってはEセグメント)になります。
現行では、トヨタ・プリウスが1760mmです。

C5の室内空間ですが、運転席・助手席周りはDセグメントの国産や外車と大差ないです。しかしながら、運転席・助手席に座ると広く感じます。

なぜ、広く感じるか?



内装の色合いとかデザインなどの視覚的なものではなく、物理的なものです。

C5は、シフトノブから後方が絞り込まれています。そして、C5にはセンターコンソールアームレストがありません。シートに可動式のアームレストが付いています。

センターコンソールアームレストがない、さらにドリンクホルダーもない。
そこまでしてセンターコンソールを狭くするのは何故か?

答え:運転席と助手席を車体中央に近づけるため。

運転席と助手席を近づけるとどうなるか?
運転席・助手席のドア側の空間が広くなります。わずか3cmほどだと思います。その結果、サイドウインドーの圧迫感がなくなり広く感じるのです。
同じD セグメントの国産車に乗ってみて気が付いた点でした。国産車はセンターコンソールが大きいので中央は広いのですが、窓側に圧迫感を感じたのです。

C5は運転席と助手席の距離がDセグメントの国産車よりも近いため、夫婦での会話がしやすかったのです。この距離感って日本車じゃ無いなあと感じます。

想像でしかないのですが、フランスは個人主義の国なのでパソナリティー空間を大事にします。今のC5エアクロスの後部座席は3人分きっちり別シートで分けられているくらいです。
そして、このパソナリティー空間と空間の間がC5ではギリギリくっつかない程度に開いているんです。フランスは家族での会話を楽しむ国でもあり、個人主義の国でもあるため、このシート間隔のさじ加減が絶妙なのかもしれません。
実はこのセンターコンソールを絞って運転席と助手席を近づける方法、同年代のC4やC4ピカソでも採用しています。
現在のシトロエンC5エアクロス・ピカソは、車幅が1800mmを超えているのでセンターコンソールはストレートになっています。

そして、車体中央に近いので運転がしやすい。ルームミラーで後部座席と後方が確認しやすいです。
初代C5はとても実用的な車なんです。高級車じゃなく実用車です。

初代C5が実用車と言われる所以。
それは、セダンなのに5ドアハッチバックです。2000年初頭なのに。
ハッチバックは荷物の載せ卸しが楽です。しかし、後部ドアが重くなること、剛性が不足しがちなことから2000年初頭では採用している車はほとんどありません。唯一、マツダのアクセラセダンくらいだった気がします。
初代C5は、トランクの開口部がとにかく広く取られています。



フランス車は実用的と言います。これは長期バカンスのため荷物を大量に積み込むためです。セダンと言えど、積載量は多い方がいい。そして、使い勝手が良いのは5ドアハッチバックです。ですので、先代のエグザンティアから5ドアハッチバックを引き継いでいます。フランスではハッチバックが使いやすいことから好まれていました。そしてエグザンティアと同様に後部ハッチの開口部を可能な限り広くして荷物が載せやすいようになっています。

そして、ハイドロです。所謂サスペンションがないので、荷室にタイヤハウスがないんです。ですので、荷室がスクエアな形です。ハッチバックなので開口部が非常に広く、後部座席を倒せば27インチの婦人自転車が苦も無く横倒しで入ります。
荷室がセダンに似つかわしくなく広いのです。

昔、ホテルに宿泊した時、ドアマンが後部ハッチを開けて一言「広っ!」と言ったくらいです。C5は当時のDセグメントセダンでは最大のトランク容量でした。

C5はセダンだけど5ドアハッチバックという実用車なんです。
初代C5後期型では、さらにトランク全長が15㎜延長されています。

しかし、2台目C5からは普通のトランクになっています。初代C5はシトロエン最後の5ドアハッチバック・セダンでした。
Posted at 2021/04/04 13:06:52

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