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さん
2023/05/03

2010年 車中泊旅行記 (8日目・1/10)愛媛


2010.11.9(火)

 3時頃、船内放送、「まもなく到着なので下船の準備をして下さい」とのアナウンス。なんだようるさいな、5時30分まで船内休憩でしょ、とアナウンスを無視し二度寝に突入。

 それも束の間、今度は直接起こされた。「お客さん!もうすぐ着きますよ!!起きて下さい!!!」不機嫌な船員の声に完全に夢を破られた。

 え~?時刻表にちゃんと船内休憩のマークあったはずだとうろたえつつ、船員に事情を聞く意気地もなく、毛布を片づけ朦朧とした頭で階段を下り車に戻った。

 背後に控えるトラックの運転手たちは、それぞれハンドルを握り、いつでも出発出来る態勢に入っていた。

 もしそのまま私が眠り続けていたら、小さなラパンは巨大なタイヤに踏みつぶされ干物になっていたことだろう。

 それから間もなくフェリーは八幡浜港に接岸した。係員の指示に従い、3時10分、車は四国の地を踏んだ。

 無事に愛媛県入りしたはいいが、5時30分まで眠れると思っていたのに、なんだこの理不尽さは。

 念のため時刻表を再確認してみると船内休憩は別府~八幡浜便だけであり、臼杵便にはどこをどう見ても休憩の文字がなかった。自分の勘違い。情けない。

 気を取り直し、今からどこかへ行ってみようかとも思ったが、ここは無理せずもう一眠りすることにした。フェリーターミナルの片隅に車を停め寝袋を準備し二度目の就寝。

 5時30分起床。風が強く車が揺れたせいか、仮眠程度で目覚めてしまった。もう少し眠りたかったが完全に覚醒してしまったため、寝袋を畳み昨日の分の日記をしたためた。


 6時30分、周囲を見渡すと違和感のある小高い山が目に入った。麓から山頂まで、等高線を引いたように等間隔っぽい段差になっているではないか。


 そこには墓地らしき区画があったり、建物があったり、木が生えていたりしている。全体的には段々畑のようであるが、定かではない。

 県道25号線、JR予讃線沿いの道路を南下する。時折すれ違う列車は見たことのないカラーリングで新鮮に目に映る。


 土器ドキ街道という寒い看板に苦笑しつつ田園をひた走る。そして7時40分、宇和島市の宇和島駅へ到着した。


Posted at 2023/05/03 05:53:36

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