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2020/04/24

カッティングシートを用いたドアフレームのブラックアウト化でプチ高級な装い (ダイジェスト版) その1

カテゴリ : 外装 > その他 > その他

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この整備手帳は、カッティングシートを用いてドアフレームのブラックアウト化を行い、ちょっぴり高級な装いに仕上げよう!…という整備手帳です。

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オーリスは写真で示した部分がボディー色でドアを閉めたとき、この部分はちょうどボディー側のウェザーストリップと触れる部分になります。

しかし下側はウェザーストリップとは触れることは無いため当然ながらドアフレームとして車内…自分の視線の範囲で見えてしまう所です。

ちなみに車種が変わると…たとえばエスティマなどはこの部分が標準部品…カッティングシートでブラックアウト化されています。

オーリスもドアフレームの外側はブラックアウト化されている部分もありますし、最近は軽自動車でも施工されている車種は多いですね。

逆にヴィッツ、パッソなどに乗ると、ドアやバックドア (ハッチ) の内側にはブラックアウトどころか内張り (ガーニッシュ) が無かったりして…もちろんボディーカラーの塗装こそされていますが、そっけない。

またクラウンや Lexus の車たちもそうですが、エンジンから何からとにかく隠すことは高級な証?

舞踏会に出る人も仮面…マスクを付けているじゃないですか…ってそれは違うか (笑)

ということで、この部分をブラックアウトしてプチ高級化をめざすことにしました。

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(おことわりというか言い訳)
今回の作業は、ほとんどの作業を夜間に行ったことに加えて、両手がふさがる作業がほとんどだったことから、写真撮影をほとんどしていません。(三脚を立てるのも面倒だったので… (^_^;) )

要点の説明を行うのみとなりますことをご了承ください。

また、作業完了後に写真撮影している部分も多いです。

その点ご容赦ください。
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最初はカッティングシートを貼り付ける場所の説明からデス。

(フロントドア)
場所は大きく分けて2つです。

黄色矢印で示した上側が左右ドア1つづつ。(合計2)

ここは長さが片側 130cm あれば足りますのでこれを左右分2本。

ちなみに黄色の丸で示した部分はドアを閉めたときは見えませんので手抜きです。(^_^;) ここはお好みで。

ちなみに検討段階では、ここのプラスチック部品…ガーニッシュを取り外して作業を行う予定でしたが、はずすのが手間取りそうでしたのであえて効率を重視して行いませんでした。

ちなみにこの部品は整備書では再利用不可部品に指定されています。はずすのが困難だからなのか?、壊してはずすのか?

とにかくはずしたら新品を付けることが前提のようです。

そのため事前に新品を買っておいたのですが…はずす時にドアに傷が付くのもイヤだし…。

水色の矢印は片側 40cm ぐらいあれば OK です。そのため左右分2本なのですが、実はリア側の4カ所とも同じなので6本分切り出します。

ちなみに緑の矢印あたりから湾曲の率が変わり始めるため1本で行うことが難しくなり、一度切断しました。

上手な方は1本で行けるかもしれませんが…。

その部分は上から重ねて貼ってあります。

私が購入したカッティングシートは重ねてもそんなに目立たない薄いタイプでしたし、ドアの外側で使用されている純正も重ねてある部分があるようなので2ピースのようです。

ちなみにフロントドアの内張りは取り外して作業を行いました。内張りの取り外し方はこちらをご覧ください。

【関連整備手帳】
・アウトサイドハンドルの換装作業 その1 - フロント①
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4357882/note.aspx
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リアは片側3カ所、左右で6カ所を行いました。

水色矢印は一つ前のフロントドアで説明したので割愛します。

赤矢印は片側 55cm を左右ドア1つづつ。(合計2)

ちなみにリア後端の部分は、私ははずさずに作業をしました。もしかするとはずした方が楽でキレイにできたかもしれませんね。ただドアガラスがあるので、できれば触りたくなかったのが大きいです。


取り外しのヒントだけ書いておくと…

整備書には、

①窓を全開に開けます。
②内張り (このあとの関連整備手帳のリンク先を参照) をはずしておきます。
③このあとの手順でも紹介する予定のリヤドアガラス ラン RHの上辺 (ガラス上辺に接するゴムの部分) を引っ張り、たらーんと垂らします。
④黄色丸で示した部分に 頭 (2面幅) が10のボルトとスクリュー (ウェザーストリップをはずすと見えるようです) をはずします。
⑤リヤドアガラス ラン RH の右側と一緒に引き上げたりして取り外します。(ドアガラスに注意してください。また、このときガラスランとは別に金属のレール (リヤドアウインドウ ガイドSUB-ASSY RR RH / LH) が付いてきますので、ドアなどに触れないように注意します。触れるとキズがついたりして塗装が…ってことになるかもしれませんので…。)

また、部品がはずせない場所付近の貼り付けは少し工夫が必要です。

具体的には少し湾曲していて、直線に切り出したカッティングシートだと、うまく貼り付けができずにボディー色が見えてしまいます。

フォトアルバムに追加写真で説明を入れておきますので、そちらもご確認ください。

ちなみにリアドアの内張りもフロントと同様に取り外して作業を行いました。内張りの取り外し方はこちらをご覧ください。

【関連整備手帳】
・アウトサイドハンドルの換装作業 その6 - リア①
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4358208/note.aspx
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次は必要な材料・道具や、あると便利な道具などから。

(珍しく道具の紹介をしていますね~。これまでの整備手帳では作業の途中途中で道具が増えたり、入れ替わったりするのでやってなかったんですよ。(^_^;) )

①カッティングシート
まずはこれが無いと始まりません。写真は10cm 幅のものですが、5cm 幅で十分いけます。(私が購入に向かったホームセンターには 5cm 幅のモノがちゃんとありましたが、在庫の長さが足りなかったため 10cm 幅のモノも一緒に購入して半分に切りました。)

ただ、長さは結構な長さが必要です。

先ほど記載した長さをすべて足すと、7m30cm ほどは必要です。失敗、やり直しすることも考えるともう少し欲しいところですね。

②ハサミ
普通のハサミです。私が使用しているのはシールやテープなどの糊が付きにくいハサミを使用しています。

③カッター類
写真は大きいカッターですが、文具店にあるような普通のカッターでも OK です。ハサミで代用もできるかな。(写真は オルファ スピードハイパーAL型 227B)

④デザインナイフ
これもなくてもいいのですが、あるとカッティングシートの長さや、サシ (切り込み) などを調節するときに便利です。(写真は オルファ アートナイフプロ 157B)

どちらかと言えばオルファ 細工カッター 141B などが使いやすかったかも。

⑤オルファ キリヌーク 209B
これが今回の作業をすごーく楽にしてくれた秘密兵器!!

これはカッターなのですが、コレを使えば台紙だけ切るとか、カッティングシートだけ切るとかが可能になります。しかも力加減は不要。切る深ささえちゃんと調節すればだれでもカッティングシートだけ、台紙だけが可能です。あとあと説明しますが、これがすごく重要なんです。

最初は1本だけで作業をしていましたが、カッティングシート用、台紙用と2本に分けると対象を切るごとに調整が不要になるため後で1本買い足しました。2本あると劇的に楽になります。

⑥油性ペン
普通の極細の油性ペンです。台紙に目印を付けるときに使用しました。

⑦スプレー、⑧タオル、⑨スキージー (へら)
中身は水道水に中性洗剤を3~4滴ほどませたモノです。これをカッティングシートの糊の部分に吹き付けることで糊の力が弱くなり、そのまま対象に貼ることにより水が乾く前までならカッティングシートをずらして位置調整ができます。

また、カッティングシートの中にできやすい気泡を⑧のタオルや⑨のスキージー (へら) を使用して追い出しやすくなります。ヘラで水をしっかり追い出すと水の乾きも早く、カッティングシートの糊の強度もすぐに戻ります。

乾く時間は洗剤の量である程度調節可能で濃いめにすると遅くすることができるようです。

ちなみに水が乾けば、カッティングシートは普通の貼り付け強度ぐらいに戻ります。

⑩綿棒
細かいところを押さえたいときに使用しました。

⑪針
写真は普通の縫い針です。

これは、どうしても気泡が入ってしまったときにコレをさして小さな穴を開け空気を抜くときに使用しました。針先が細いので穴を開けても目立ちません。

⑫定規
カッティングを行うときに使用します。写真は 30cm と 50cm です。贅沢なことをいえば、建築現場や大工さんが使うような 1m のものがあるとカットしやすいんですけど…。

⑬カッティングマット
カッティングシートを切るときに机や床に傷が付きません。

⑭ドライヤー
写真には写ってませんがドライヤーが必要です。

カッティングシートを曲面に貼るときにシートを暖めつつ、少し引っ張りながら貼るとキレイに仕上がります。

または先に暖めておいて、少し引っ張りつつ、⑧のタオルでカッティングシートをなでて気泡ができないように追い出しながら貼るとキレイにできます。

熱量は一般的な 800~1,000W ぐらいのもので OK です。逆にヒートガンは熱すぎてまずいですね。シートは溶けるだろうし、カッティングシートを貼りたい部分の周辺にある部品が傷んだり溶けたりしそうです。

ドライバーなどそのほかの道具は内張りをはずす時に使用したり、キリヌークにテープを巻いてカット深さ調整の固定 (黄色) や、白 (台紙)、黒 (カッティングシート) という目印に使用したりました。
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では、実際の作業の説明に移ります。

説明はフロントドアで行っていますが、リアドアもほぼ同じ手順です。

まずは貼り付けたいところの窓ガラスを全開にします。

次は (写真では外れていませんが) 内張りをはずします。

ガラスランを写真のように取り外します。私は手で引っ張り出しましたが、内張りはがしを隙間から差し込んでから引き出してもいいかもしれません。

プラスチック部品で固定されているとかはなく、ゴムがドアフレームに引っかかっているだけなのである程度の力で引けば外れます。

この部分は復旧が確実にできたのか、初めての時はわかりづらい場合もあるかと思います。

これを防止するため、作業は左右ドアを一度に行わず片側づつ作業をされると復旧時に他方をみれば元に戻ったのか比較ができるためおすすめです。
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フロントの角はこんな感じ。

カッティングシートが差し込めるぐらいの隙間でも OK ですが、貼った後に押さえにくいので、ある程度開けておくと良いかもしれません。
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リアドアはこんな感じです。(上側の場合)

縦側の場合は、逆に赤矢印辺りから下にはずして隙間を開けます。
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カッティングシートを必要な長さ、幅に切り出します。(写真は縦側用の4つを切り出したときのもの)

また、キリヌークで台紙だけを半分ぐらいに切っておきます。

こうすることで台紙を半分だけ剥がすことができるようになり貼り付け作業が割と楽になります。

(その2 に続きます。)

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