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2021/05/01

ヒューズを抜いて安心・安全な電気系いじりを!…って、そもそも電気系いじりの電源はどこから取ればいい?

カテゴリ : 電装系 > その他 > その他

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この整備手帳は、電気系のいじり…特に光りもののカスタマイズを行うときに知っておくと便利…かもしれないヒューズの情報についてまとめた整備手帳です。

説明に使用している車種は2代目オーリス後期 120T ですが、トヨタ車であればだいたい同じような場所に同じような用語でヒューズがあると思いますので参考になるかもしれません。

例えば、こんな時に便利です。

・電装品の取り付けをするとき、安全を期して通電をしておきたくない場合。
・逆に通電したまま電装品を取り付けて、その作業でうっかりショート → ヒューズが切れた場合。

一番いいのはバッテリーを外せば 万事 OK なのですが時計とか、カーナビとか再設定が面倒なときには使えるかもしれません。

ちなみに、例えばステアリングを外す、エアバッグ内蔵のシートを外す、事故の時にシートベルトを巻き取る機能がある車種でシートベルトを外す…つまりエアバッグを扱う場合でヒューズを外したらいいんじゃ?…というのは危険なのでここではご紹介していません。この時は潔くバッテリーを外して、90秒以上まってから作業を始めてください。

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まずヒューズですが設置場所が2箇所あります。

1つはエンジンルーム。もう1つは助手席側にあるグローブボックス下からのぞいたところにあります。

[エンジンルーム]
まず、ボンネットを開けます。

エンジンルームのヒューズボックスは向かって右側にあります。

ロック部分を押して、軽く持ち上げるとフタが開きます。

後ろ側は2箇所ツメが穴に通っている状態です。

車種やグレードによってはこのあたりは違うかもしれません。

また最近だと 『FUSE & RELAY』 とか書いてあるかもしれません。
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蓋を開けるとヒューズとリレーがいっぱい。

数字が書いてある部品がヒューズで、それよりも大きいものはリレーです。

でも、こんなにあるとなにがなんだか…。
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そんなときは蓋の裏を見ましょう。

どの位置のヒューズ、リレーが何用であるか名称が書いてあります。

さて本題に戻って。

光りもののヒューズで知っておくと便利なのがルームランプ、ハザード、イルミネーションあたりでしょうか。

そのうちエンジンルームのヒューズボックスにはルームランプを司る『DOME』 (緑の●) とウインカー&ハザードランプを司る『TURN&HAZ』 (オレンジの●) があります。

7.5A 茶色 DOME がルームランプ電源のヒューズ。抜くとルームランプが点灯しなくなります。ディーラーオプションのウェルカムライト (運転席のみ) も同じです。また同じくディーラーオプションのインテリアイルミネーション (2モード) も“ヘッドランプの各ライト類がオフの状態で” このヒューズが抜けていると点灯しません。

(試していませんがインテリアイルミネーション (2モード) はヘッドランプの各ライト類が点灯している状態でインテリアイルミネーション (2モード) に付属のスイッチがオンであればおそらく点灯するはずなので関連配線を弄るときには注意が必要です。)

10A 赤 TURN&HAZ を抜くとメーターのウインカー表示も含めてすべてのウインカーが点灯しなくなります。(ただし、メーターからの点滅音はします。)

ちなみにこの2つのヒューズはバッ直 (BAT) でスイッチ制御下ではないため、ここから分岐した場合、分岐した電装品はバッテリーが上がるまでつきっぱなしになります。

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ちなみに『DOME』の下にある 『20A RADIO』 は オーディオ / カーナビ裏の 10 ピンコネクター (E1 コネクター、または E84 コネクター) の 4番 水色 +B1 のヒューズです。(常時電源)

オーディオ / カーナビ関係で電源が入らないときや誤ってショートさせてしまったときにチェックしてみてください。

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ヘッドランプ (Hi,Lo) 関係から分岐される方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、一応情報としては載せておきます。

・ヘッドランプ全体
(BAT) 30A H-LP-MAIN
├ハイビーム
│右:7.5A 茶 H-LP RH-HI
│左:7.5A 茶 H-LP LH-HI
└ロービーム
 右:10A 赤 H-LP RH-LO
 左:10A 赤 H-LP LH-LO

※ハイビームとロービームのヒューズはスイッチの次にいるのでスイッチ制御下に入ります。

※ヒューズの下流側 (2番) はオーリスの場合、下側が2番です。ここからヒューズ電源を使用する場合、仮に下流側に分岐電線があれば、各ヒューズが切れたときに分岐した電装品にも電気が通電されなくなります。

例:ヒューズが切れてロービームが点灯しなくなった場合

1番側…分岐した電装品には電気が通電される。(ただし分岐した側のヒューズが切れていない場合のみ)
2番側…ロービームも消えて、分岐した電装品も動かなくなる。
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お次は車内側の助手席側にあるグローブボックス下。

車種によっては足元用にカバーが取付られていますので写真のようにカバーを外します。

○がツメが入る穴の位置、赤矢印がカバー側のツメの位置です。

あ、そうそう。

写真ではグローブボックスが取り外されていますが、この部分を取り外す必要はありません。 (他の整備手帳の写真を流用したのでこうなってます。(^_^;) )

カバーを外して黄色矢印あたりを下からのぞくと…
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[グローブボックス下からのぞいたところ]

ヒューズがセットされている場所が見えます。

ほとんどの場合ここにもカバーがあってカバーにヒューズの情報が記載されていると思います。カバーがない場合はその周辺か、取扱書にはあるかと思います。 (ない場合はディーラーに聞いてみてください。)

ちなみに車両後方側が1番端子、エンジンルーム側が2番の端子で、2番側が下流になっています。ここもエンジンルームと同じでヒューズ電源で下流側に配線をもってきた場合でヒューズが切れた場合は分岐した電装品も一緒に動作しなくなります。

例:①7.5A 茶 PANEL が切れた場合

1番側に電線があると自分の電装品は点灯するが、車内のイルミは全滅 (全消灯)。

2番側に電線があると車内のイルミと自分の電装品も全て全滅 (全消灯)

各ヒューズの分岐の説明に入る前に各ヒューズが司っている電源の動作について説明しておきます。

(BAT) … 常時電源です。ある意味バッテリーから直接引いてある電源 (バッ直) に近いです。リレーやコンピューターなどなにかにコントロールされることが多い電源ですね。そのまま使うことは少ないですが、ナビ、時計、電装品で設定情報の保持が必要な場合、電源が切れた後になにかしら処理がある場合…例えばメーターなどでエンドの点滅動作の電源に使用されたり、ETC が、ETC カードが挿入されています…なんて案内をする場合などに使用されています。

(ACC) … アクセサリー電源です。エンジンをかけずにオーディオを聞くときや、アクセサリーコンセントに差し込んだ携帯充電器を使用する場合の電源です。もちろんエンジンがかかってからも電源は入っています。逆に最近のクルマではバッテリー上がりを防止するため20分経つと電源が切れます。

(IG) … IG 電源です。
基本的にはエンジンがかかっているとき、またはエンジンは動作していないが全ての電気機器が動作をしているときの状態です。ブレーキを踏まずエンジンボタンを2回押したか、キーを2段階ひねったときの通電状態です。

(ILL) … イルミネーション電源です。回路図などでは ILL+ とかで表示されています。余談ですがトヨタの配線では黄緑か緑が多いです。

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① (ILL) 7.5A 茶 PANEL
これはイルミネーションのヒューズです。ヘッドライトのポジション (車幅灯) が点灯すると通電されます。ここのヒューズが切れるとスイッチ、計器、ナビなどのイルミは全滅です。(笑)

ちなみに②の 10A 赤 TAIL も動作は同じですが、テールランプやポジション (車幅灯) がこちらを使っていて灯火類は道路運行上重要なものですから、ここからの分岐はおすすめできません。

③ (ACC) 15A 青 CIG
CIG はシガー (たばこ) の略。昔のクルマにはたばこに火を付けるシガーライターがついていました。

皆さん健康志向になって現在はそんなものはついてなくて、現在はアクセサリーコンセントとして使用しているところです。

つまり CIG はアクセサリー電源のヒューズということになります。

ちなみに写真の CIG のとなりの ACC は “アクセサリー電源” ではあるのですが、かなり重要な部分にも接続されているため、ここからの分岐はおすすめしません。

④ (IG) 15A 青 S/HTR
これはシートヒーターのヒューズです。オーリスの場合、120T (120T “RS パッケージ” を除く) と HYBRID “G パッケージ” にのみシートヒーターが設定されているためそれ以外のグレードでは使用されていません。しかし、ここには電気が来ていますのでここから分岐するのは可能です。ここは IG 電源なのでエンジンスイッチを2回押すかキーを2段階ひねるかで通電されます。(エンジンがかかっている間も通電されます。)

15A もあるので ある意味 IG 電源が取り放題です。

⑤ (BAT) 15A 青 P/OUTLET
たぶんパワーアウトレット…つまり AC 100V 電源をインバーターで作り出すときの電源のヒューズ?なのかな?

HYBRID には AC 100V 電源があったりしますが、アレとは別物です。あれは 1,500W (15A) を作り出せますが、インバーター経由は 100W とか 120W とか小さい電力しか作れませんので。

オーリスの海外仕様にはそのような仕様のところがあるのかもしれませんが、国内仕様にはそのようなものはないのでここも使用されていません。

電源は常時電源 (BAT) で、上記の理由からここも 15A を使い放題です。

⑥(IG) 15A 青 WAIPER RR
リアワイパーの電源です。ここはリアワイパーを使わない、使用頻度が少ない、そもそもリアワイパーを撤去した方でアレば使いやすいかもしれません。ここは IG 電源です。

⑦ (BAT) 7.5A 茶 FOG RR
リアフォグランプのヒューズです。

オーリスの場合、リアフォグランプは (寒冷地仕様じゃなくても) ディーラーオプションで取り付けることができますが、ほとんどの方は未装着のはずなので、ここも使用できるかと思います。

ということで、作業前の電源のカットの仕方、逆に電源の取り方のご紹介をしました。

とはいえ、私が調べた情報が間違っている場合もあるかもしれないので…実作業はご自身の自己責任でお願いします。

【関連リンク】
・電源を取ってはいけないヒューズと、取ってもいいヒューズの違い - DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-886.html

・ACC電源をヒューズから取り出す方法 - DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/basic/basic-02-1.html

・ヒューズ電源の〈向き〉の謎。「電源側から分岐するより、逆のほうがよいのでは?」論 -DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/qa/qa-44.html

・ヒューズ電源の種類と選び方 - DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/basic/basic-03.html

・ヒューズ電源の正しい付け方(取り出し)。向きに注意!! - DIYラボ
https://www.diylabo.jp/basic/basic-95.html

・車のヒューズから取れる電源容量。限界は何アンペア? - DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-249.html

【関連整備手帳】
・電装品の取り付け準備 (ハーネスの作成) - その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4152621/note.aspx

・ナビ / オーディオ裏から各種電源を取ろう! - その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5335340/note.aspx

・車両標準装備の20分タイマー付き常時電源を利用した不具合修正と有効活用の検討 その1 - 原因究明
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/6139540/note.aspx

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