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2024/02/03

ストレーナのゴミと高回転の油圧

カテゴリ : エンジン廻り > エンジン > 調整・点検・清掃

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ストレーナのゴミ有無で油圧がどう変わるか?の高回転版です。

前回、ストレーナのゴミ掃除前後の油圧比較を行った際のデータは、掃除2日前の街乗りデータで、ほぼ確実にゴミが詰まってたであろうデータを使いました。

ただ街乗りで高回転のデータが無かったため、「高回転の油圧低下はどうなんだ?」「キャビテーションで落ちてたらブローの原因になる」の質問が(特に海外から)多かったので整理してみました。

■前回の比較はこちら
※ブローの原因かどうか?ではなく、「油圧計でストレーナのゴミを推測できるの?」がテーマです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3487533/car/3341502/7658410/note.aspx

■2回目のストレーナ掃除はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/3487533/car/3341502/7656145/note.aspx
2
■比較条件
オイル GR 0W-20 Circuit
フィルタ 純正

★before
 オイル5.5~6.0L
 鈴鹿南 走行6200km
 ※この時点でストレーナにゴミがたまっていたかは不明

★after
オイル5.5L
 高速道路 走行8100km
 ストレーナの清掃直後

■グラフプロット条件
そのまま重ねるとbeforeのみコーナの横Gの影響が混じってくるので下記のフィルタをかけています。

横G ±0.1G
ヨーレート ±1.0deg/sec
※ヨーレートも追加しているのは横Gが左右で入れ替わるタイミングも除外するためです。

■アニメーション表示
アプリの方は右下のシェア→ブラウザで見るとグラフがアニメになります。
3
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ブラウザで見るのが、オススメ。
グラフがアニメで見やすくなります。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
4
油温100-105℃
油温幅は5℃です。

beforeは全温度を満遍なくデータがあるわけではないので少し抜けがあります。

beforeは高回転で油圧が上下に散らばってます。

鈴鹿南を走ると直線の高回転でなぜか油圧が上下に散らばる現象がありました。
何故か走り始めの前半だけ。

油温が低い(粘度が高い)とエンジン側のリリーフバルブの開くまでに油圧がかかり過ぎてハンチングするのかと思ってましたがafterは上下に散らばってないので違うっぽい。(見返してみたら5W-40でも毎回そうなるわけじゃなかった)

カスが原因なら単純に下がりそうな気がする。(次回の鈴鹿南で変化するか要確認)
5
3度上を表示。

油温103-108℃
油温幅5℃

beforeは5700rpmあたりで若干低い。
けど温度データが全てそろってるかどうかの誤差レベルに見える。
6
さらに2度上を表示。

油温105-110℃
油温幅5℃

beforeは5700rpmあたりで若干低い。
7
上のグラフを全て重ねて表示。

100-110℃
油温幅10℃
8
全体的に大きな差は無いように見えます。
特にブローの原因になりそうな変な油圧低下はなさそう。

■結論
ありもののデータで比較したので
色々突っ込みどころはありますが、
ここまでの結果を全体的に見てこの程度のカスはブローの原因にならないんじゃない?

が私の結論です。

異論はあると思ってます。
問題があるぞ!という方、ぜひ意見を聞かせてください。

抜けている視点、観点の突っ込みをください!
9
★ただし
横Gがかかった場合でも影響がないかは不明。

今回は高速道路の直線のデータと
鈴鹿南を比較したのでイコール条件になってない部分があります。

次回鈴鹿南を走行して比較をしたいと思いますが、バッフルプレートを東名パワードからSYMSに変更したのでその影響との区別はできない気がします。
10
★カスの掃除はとても重要
カスがどんどんたまると油圧に影響するポイントが必ずあるはずです。
なので定期的にメンテすいことはとても重要だと思います!

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