まとめ記事(コンテンツ)

2023/10/30

オイル量と油圧低下(2)

カテゴリ : エンジン廻り > エンジン > その他

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今回はオイルの量を追加した際に油圧ドロップがどう変化したかの検証です。
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鈴鹿南の右コーナーは赤丸の5か所

■過去の走行動画(今回の動画は編集中)
画面上の油圧グラフがドロップするのがわかると思います。
https://youtu.be/7XK7FpTwIdY
https://youtu.be/iWxaOYctW1M
両者ともGR0W-20circuitを5.5L
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【確認結果】
Gはマイナスが左コーナー。
色はオイルの量。

※オイルの量は下記の4種類でそれぞれ2~3LAP走行
5.5L 
5.7L
5.9L
6.0L

6.0まで入れると、暫くエンジンを止めた後の始動時にマフラーから白煙が出ることがありました。(恐らくクランキングで叩かれたオイルのミストがインテークへ)
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グラフを横から
回転数と油圧だけで見るとこんな感じ。

下の-0.1~0.1Gだけを表示したものと比較すると4000rpm以上で200kPa程度まで落ちているのがわかります。
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横G無し(-0.1~0.1G)だとドロップは一瞬で大きな問題はなさそう。
※1つの点は50ミリ秒
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グラフを横から。
横Gと油圧。
グラフ右側が左コーナ。
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低回転の低い油圧が混じってて見にくいので4000rpm以上だけを表示。

明らかに左コーナーの0.5G以上で油圧ドロップ。

茶色の6Lも油圧ドロップしてます。
オイル1L追加の効果なし。
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温度別表示。

これは明らかに温度依存ですよね?
つまりは動粘度依存?

■2023年11月2日追記
油温が低いデータが少なくてそう見えてるだけなんじゃ?どっちにしても0W-20を6L入れても対策にならないことに変わりはないけど。
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5.5~6.0Lの検証データに加えて、6.0Lで走行した残りの20LAPも重ねて表示。

★油量よりも油温上昇の影響が支配的!!

【推測】
柔らかいオイルが揺られると追加でオイルを入れていてもストレーナが空吸いする率が高くなる。
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【まとめ】
動粘度を上げて油面の動きを抑えるために下記の対策が有効と思われる。
・油温を下げる
・硬いオイルを使う
※オイルの戻りが遅くなる(らしい)問題は油量の追加でカバー

結局、海外の動画と同じ結論になりました。

【次の検証】
GR0W-20circuit ⇒ GR5W-40に変更し、5.5~6.0Lで効果を検証

★GR5W-40で試す理由
https://minkara.carview.co.jp/userid/1190655/blog/45829855/
※こちらのグラフから
GR0W-20の80℃動粘度≒GR5W-40の120℃
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次回は時間軸でどんな油圧の落ち方してるかを見ていきます。

オイルが揺れてるんだろうな~っぽいなデータもありました。

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