北海道上陸から早くも4日目。
これまでの1日の走行距離は平均400kmを超えた。
この日はペースを落としてマッタリドライブする日にした。

写真は北海道の大地に染まっていくホイール。

ここは美幌。
地名に敬意を表すため、破れ・損傷のない綺麗な幌で走った。

というのは言い訳で、今日は遅めに出発したので日差しが強くて開けられなかっただけだ。

美幌という地名、昔どこかで聞いたことがあると思っていた。
何だったっけな、うーん。
ふと看板を見上げると大空と書いてあった。
大空か、思い切った地名だな。確かに空が広い。
飛行機で飛んだら気持ち良さそうだ。
美幌…飛行機…そうか。思い出した。美幌空だ！

美幌空といっても知らない方は多いと思う。
見幌空は旧日本海軍の攻撃機部隊の１つである。
太平洋戦争初頭、美幌空は、イギリスの戦艦を沈めるなど多大な功績を上げたのだ。
昔中学生くらいの時、太平洋戦争について興味があって色々調べて美幌空を知った。
あれから10年位経つが、こんなところで思い出すとは思わなかった。

美幌をうろうろしていると航空公園なるモノを発見。立ち寄る。

展示機はすべて戦後のものだが、航空機を眺めてまったり小休止。
美幌は日照率が高く、航空機の訓練に最適とのこと。
天気がいい上に、美幌という地名はなんとなくロードスターに合っている気がする。

隣の河川敷には滑走路風の整備が施されていた。
特に車止めもないので入ってみる。
飛べそうな気がした。

美幌峠という名所があるという。
幌に峠って…ロードスターのための地名みたい。
早速登る。
頂上からは、屈斜路湖が望めた。

視野の広いＧoＰroは広大なカルデラ湖全景を撮影出来る。
画質は大したことないが、この視野の広さは価値がある。

駐車場で屋根を畳んでいると、白いS2000が入ってきた。
そう言えば北海道に上陸以降、一台もロドに会っていない。
オープンカー同士で手を振ってあいさつしたのは2日目にすれ違ったケーターハムとマイクラCCだけ。

何となしに手を上げてあいさつすると隣に停まってくれた。
ナンバーは東海地方。
何と、同じフェリーに乗っていたという。
あー思い出した！こんなところで再会できるとは。

クルマは違えど北海道でオープンは最高だというのが我々の結論。
また会ったら手を振り会いましょうねと言って別れた。

美幌峠の下りは気持ち良い。
そのまま屈斜路湖畔を走る道に。
風が涼しく、快適。

北海道に来て本当によかった。
つづく。