半年ほど前のエアバッグ警告灯騒動の時にも軽くは調べてましたが、OBD2アダプタを使っての各種ECUのリプログラム(コーディング？)について色々遊び始めました。

まずは車両のOBD2ポートとPCを繋ぐためのアダプタです。別途パーツレビューにも上げてありますが、VCM2クローンであるVXDIAGを使います。

VXDIAGである必要はまったくありませんが、以前入手したBT-ELM327アダプタが調子悪いことが多いのでここの所、こればかり使ってます。

さっきのアダプタを車両のOBD2ポートに接続してキーをONの状態にすると色々できるようになります。

その上でFORScanを立ち上げます。すると写真のように車両側からのデータを吸い上げ始めます。
ちなみに導入したFORScanのVerは2.3.2betaです。たぶん一生Release版は出ないと思います(爆)

DTCも読めます。ボクのクルマは例の後部座席エアバッグのフォルトが出てますので、こちらを見てみます。関係するモジュールはRCM(Restraint Control Module)になります。

フムフム、運転席側2列目のインフレータブルエアバックの制御モジュールの回路がCircuit Openとの事。

ん？？？購入店で持ち込んだ時は助手席側のチャイルドシートの方って言われたのに…。
適当な事言ってごまかされていた事がよくわかります(爆)
まあ、FORScanの方が間違ってる可能性も有るのでこれ以上は言いません(笑)

とりあえず、On Demand Self-Testをしてみたら問題無しとの事だったので、Reset DTCでフォルト消し込みして今回は様子見です。メーター内の警告灯消えました(*^^*)

次はいよいよ設定変更遊びです。画面はこんな感じ。ちなみにですが、この機能Defaultでは使えないのでForumに登録してExtended Licenseを入手しておく必要があります。2ヶ月間はTrial扱いで無料ですが、今のところ一生Trialクサイですね(笑)

この画面では何を言っているかというと、
・設定できるモジュールが羅列(APIMとかDSPとかABSの部分です)
・同じモジュールでAS BUILT formatと無印の2項目あるものについてはAS BUILT側は機能別の翻訳無しの生HEXデータ、無印側は機能別の翻訳有りの設定画面
のようです。

後でもう少し補足しますが、AS BUILT formatは車両で持っている全データに対して、無印は解析できた物だけが設定変更可能なメニューとして表示されるようで、解析が進んでいないモジュールについてはAS BUILTデータのみだったり、無印があっても全データの編集ができる訳ではないようです。
ただ、HEXデータが予め分かっているのであればAS BUILT format側で直接変更も可能という感じです。

AS BUILT formatを生でいじれるほど情報は持っていないので、とりあえず無印の項目を幾つか見てみました。

まずはDRL設定です。こいつはBodyControlModule(BCM)で制御される機能なので、「BdyCM」無印の3個目の項目がソレです。

これ、実は設定変更の画面まで進んでいる状態でして、ノーマルはNoneです。今回は「Front Turn Lamps」にしてみました。なお、他にも選択ができて
・None
・Low Beam
・Front fog lamps
・Front Turn Lamps
が選べます。

きっと書いてある通りです(爆)
どれをDRLとして機能させるかの部分ですね。

設定を変更させたら車両に書き込む必要がありますので、画面下部のWriteをクリックすると、変更箇所の確認窓が表示されてOKをすれば書き込み、車両側が一旦リセットになります。
このあたりはDiabloSportの時の書き込み時と同じ挙動です。

ドキドキしながらどうなるかを見てみました。
さっきの設定画面にあった通り、Front Turn Lamp つまりウィンカーが点灯になりました。

私のクルマはウイポジキットではなくパークランプ含めて現地仕様に配線を復元してありますのでこの光り方です。なお、スモールランプを点灯させるとウィンカー横のオレンジのサイドマーカ＋パークランプが点灯する感じになります。

あと、一瞬引っかかったのですがこのDRL機能はシフト位置がPの場合は点灯せず、P以外のR/N/D/Mにすると点灯するようです。

先日取り付けたCOBイカリングはONになれば常に点灯なので若干挙動が異なります。

configイジると挙動が変わるって、本当にイマドキなクルマですね。そりゃ、電気的部分だけ変更して無茶すると機嫌を損ねるのもわかる気がします。因みにセンサーがある回路については電圧とかも常時測定可能の様で必要あればロギング出来ます。

ちなみに、さっきはBdyCMの無印の方で設定変更しましたが、AS BUILT format側はどうなったか？の前後比較です。

単に対象機能のAddressのHEXデータが置き換わってただけという感じで想定どおりでした。

なお、このあたりの設定値についてはDefault値の一覧は下記サイトでVINを入力すればいつでも入手できますので、メチャメチャにしてしまっても元に戻せます。

https://www.motorcraftservice.com/AsBuilt

今日の段階でもう一個イジった項目はこれです。IPC ModuleのBackup Warning chimeです。

この機能は何かというと、D車ではこの挙動がDefaultですがリバースギアに入れた時に鳴る「てぃろりん～、てぃろりん～」音の設定のハズです。
並行車はDefaultではDisabledになっている物をEnabledにしてみました。

結果は。。。
はい、想像どおりリバースギア入れると音鳴りました(笑)
これで、またD車化が進みました(*^^*)