その10（組立編①）の続きです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2349356/car/1859486/4426072/note.aspx

ショートパーツ類を元に戻していきます。

ブリーダースクリューにオーバーホールキット付属のゴムキャップをはめてキャリパーに取り付けます。（手締め）

ブレーキホースの取り付け用のバンジョーボルトを軽く入れておきます。（紛失防止の為）

まずパッドピンをロゴ面から少し差し込んでおきます。
次にシムとブレーキパッドを入れますが2枚あるシムの外側は斜めにカットされている状態になっています。
写真は間違いでキャリパーを取り付けた時に幅の広い方が下になるようにします。ブリーダースクリューがあるほうが上になります。

ローターは回転しており進行方向側が多くパッドが削れて行くので片減りしないように斜めになっているようです。
年代によっては斜めにカットされていないので効果は薄いようです。

写真は分かりやすいようにシムのみでブレーキパッドは写していません。


追記2017.12.13
下記品番のシムは斜めにカットされていないのでこちらを購入して取り付けました。片側2枚左右で4枚必要です。
品番:26233FA000

正面側のパッドとシムを入れました。

背面側も同じです。
ブリーダースクリューのあるほうにシムの幅が狭いほうが向くようにします。（写真は間違い）

こちら側のパッドにはパッドウエアインジケーターが付いているので正面側にセットすると見えてしまうので背面側にセットします。

純正パッドには基本的にパッドウエアインジケーターが付いてますが社外品などは付いていないものが多いです。社外品に交換するような人はマメにパッドのチェックは行ってますからね！

追記2017.12.13
下記品番のシムは斜めにカットされていないのでこちらを購入して取り付けました。片側2枚左右で4枚必要です。
品番:26233FA000

パッドを入れたらパッドピンを目一杯押し込みパッドピン固定用クリップで固定します。

パッドピンを回転させて固定用クリップを穴に通し真ん中の爪をキャリパーの穴に差し込みロックします。

最後にクロススプリングをセットして完成です。

パッドを両サイドに寄せてクロススプリングの平らな方をパッドピンの下に入れたら反対側の持ち上がっている部分を押し込むとパチッと音がしてセット出来ます。
86はクロススプリングの凸側がブリーダースクリューではない方へセットします。（写真は逆です。）
クロススプリングの凸側がブリーダースクリュー側になるのはインプやレガシィなど進行方向に対してキャリパーがローターの後ろ側に来るタイプの車のみです。
回転方向に対してパッドを押さえつけガタが生じないようにしているのでローターの入り口方向に平らな面、出口方向に凸部分が向くようにセットします。（86の場合は凸側が下）
同じ形状の対向4POTのGRMNヴィッツやシルビアS15 SPEC-Rも同様になっているそうです。

その12（取付編①）へ
https://minkara.carview.co.jp/userid/2349356/car/1859486/4450366/note.aspx

追記2017.12.13
下記品番のスペーサーを追加しました。
パッド内側より装着します。
これが無くても問題ありませんが、前進時のブレーキや後退時のブレーキ時にカチッっと音が鳴ることがありますがこれを装着すると無くなります。2種類品番がありますが左右反転したものになります。
2個ずつ計4個必要です。
品番:26244FA001
品番:26244FA011

こちらはキャリパーに取り付けた時にブリーダースクリュー側に付くようにします。（上側）

追記2018.5.12
整備手帳のコメントにもありますGRMN Vitzのフロントブレーキです。

キャリパーの位置は86同様です。
クロススプリングは凸が下側になっておりスペーサーは上側についています。