【再レビュー前置き】(2017/01/02)
昨年末に箱根ターンパイクに迷い込んでしまい、仕方ないんで登りだけ流して来ました。
720円……と、結構いいお値段でしたが……
(￣O￣;)
この日は空気圧を3.0キロから0.5落として2.5キロにして走行。
結果、非常に当たりが良くなり追従性も向上。
空気圧モニターの表示が右前と左後だけなので、イメージで捉えるとフロントが温間270kPaで24℃、リヤが260kPaで23℃と、言ったところです。
この日まで空気圧3.0キロで来ましたが、MAXX050+には3.0だと高過ぎる様に思いました。
自分にとってはおそらく8年振りの255/40R17なので、最近慣れている45偏平までの空気圧のイメージでは上手く付き合えない領域なのかも知れません。
また、255という事から接地面が増えた事で面圧が下がり、タイヤの温まり方も今までとは違うので気を付けなければいけないと畑中代表も言っていた事を思い出しました。
タイヤの使い方がちょっと難しくなって来たことを実感しております。
235/45→255/40では、前者はブレーキ重視で安全マージンを取った楽しみ方が出来るのに対し、後者はアクセルをより踏んで行くようにしないと楽しくない為、よりリスキーになって来たというのが個人的な相違点で、ある意味壁ですね。
このサイズ位から、""明確に前に出るタイヤ""の使い方を意識してしまいそうです。

以上を踏まえると、最近BNR32で峠や高速を走る度に感じていた"グリップしてるのに不思議と不安感も出てくる"……と、いうフラストレーションへの対処法も見えて来た気がします。


【本題】
いつものように長い前置きですが、今回は漠然とRE11とオーバーラップさせていた部分の違い(主にハンドリング)を発見したので、それについての妄言を書いていこうかとw

≪≪なんだこりゃ！？050+はコーナリングフォースの三ツ星レストランか？！w≫≫
若造の頃は全く理解も体感も出来ませんでしたが、車がハンドル切れば曲がると信じて疑わないレベルだと、決して体感出来ないのがこれですねw
ヨーとかコーナリングパワーとか言われる内の、どれがどういう感覚なのか解らない自分はコーナリングフォースという事で認識しているので、そういう前提で進めて行きますが、050+がその時に発生するコーナリングフォースは、今迄履いて来たタイヤの中ではダントツで優れていてビビりました！
これと比べると、RE11は単にグリップしてるだけとしか感じられないし、コーナリングフォースの出方では頭一つ抜けていると思っていたミシュランのPS2が、出汁の効いていない単なる薄味の病院食に感じられるくらいの出来栄えですよ！！

WET時のハイドロ性能を重視して、深くて幅広の縦溝がありますが、この一見頼りなく見えるトレッド部が、これほどまでに極上なコーナリングフォースを発生させてくるとは驚きです！
ハイグリ一辺倒の人によっては、単にヨレて頼りなく腰砕けを起こしていると思うかも知れませんが、ゴムの反発力の多重奏というか、『コーナリングフォースが波のように湧き立って来るこの感覚？！』はなんなのでしょうか！？
恐らく、これは6分山くらいにはカッチリしたフィーリングに変化すると思いますが、開発者の方はこの味付けを狙って出したのでしょうか！？
だとしたら、スゲーなアンタ！！！最高だよ！！！って親指立てて言ってやりたいです♪
しかもそれだけでなく、「どうした？まだまだイケるぜ？w」的なマージンを感じさせて来る手応えには、鳥肌が立ちましたよ………
((((；ﾟДﾟ)))))))

【総評】
DZ102が上中下の中だとすると、MAXX050+は特上に当たり、耐摩耗性以外の全てに於いて完全上位互換された優れ物です！
未だWET性能は体感出来ていませんが、上記したハンドリング性能は本物です。
切り返し多のシチュエーションは試していませんが、最少舵角を意識した構成で不満が出る事はあり得ません。
所謂急ハンドルは試す気もないし意味もないのでやりませんが、それをハンドリング性能だと思う人にはハイグリラジアルだけをお勧めします。
まだ皮剥きが終わった程度の走行ですが、MAXX050+の7分山くらいまでは、極上フィーリングは健在だと思います。
ミシュランだとサイズが無いプレミアムスポーツオーナーに、一度は試して貰いたいですね。
WETが不明なところだけ気になりますが、DRYのフィーリングまで含めて圧倒しております。
街乗りだけだとミシュランの方が良いかも知れませんが、ミシュランのフィーリングでモアスピードを欲する方なら、ビックリする程良い物です。