まとめ記事(コンテンツ)

2015/02/19

【製品開発】 NEOPLOT(ネオプロト) フットレストバーNEO ①

カテゴリ : 内装 > ペダル・パッド > その他

1
2013年6月に特許出願し、86/BRZ用商品を皮切りに数種類の「フットレストバー」を展開しています。
現在数多くのユーザーの方にご支持をいただいており、車種展開拡大に励んでおります。

今回は次の車種展開「CX-5」用フットレストバーの開発風景をご覧いただければと思っています!

CX-5のフットレストは「人馬一体」「Be a driver」のマツダの設計思想がうまく表現されており、最適な角度、最適な位置に存在します。
(ただプレートが無くて少々汚れてしまいますが・・・)
2
で、あるのにどうしてフットレストバーを開発しようとしたのか?

それは単純に「運転中の左足首に自由度を持たせたかった」からなんです。

そのメリットは、ドライバーの体躯や足のサイズ等の違いや、多様な運転姿勢への対応、またその適正化を実現できることなんです。

これは1次デザインの検証をを経てできた「2次試作」。
今までは丸棒状のフットバーを採用し商品展開してきましたが、マツダのフットレストは先ほども述べましたができが良すぎて・・・、手前方向の高さを調整するために「半円断面」のフットバーで検証してみました。
3
しかしながら、これでは足の大きさの違いに対応することが難しく、かつ手前方向の高さももう少し低く抑えたい、プレートとバーの固定方法が構造的に難しい、MT車への対応に不具合がある、などの意見が飛び交いました。

今回ばかりは「フットレストバー」の商品性を成立させるのは難しいんではないかと思いつつ・・・
4
正面からの構図、横からの構図、左足を置いた時の感覚、左足首の角度や自由度、走行時の運転姿勢、今までのデータなど、いろんな角度から設計の可能性を検討しました。

またデザインも含めた商品の魅力を表現できないと、お客さまにも受け入れてもらえないことは重々承知しているので、かなりハードルの高い設計作業になりました。
5
弊社にはアテンザに乗るスタッフもおり、他自社製品(SWAGE-LINE ステンレスメッシュ・ブレーキホース)開発のための車両データ収集のついでに、2次試作を装着し確認してみました。
6
やはりしっかりとした設計思想!

CX-5のフットレストの造形と全く同じでした。

結果、もう少しアイディアを絞り出して、マツダ車に対するフットレストバーの設計に時間を費やすことにしました。
7
これまで試してきたことを整理しつつ、これまでの結果を社内データとして保管します。

今までのフットレストバーの設計(一次デザイン)だと、このCX-5ではフットレストの角度に対して「かかと」の位置を基準に10度のプラスになってしまう。

相対的な角度として、4度が理想値ではないかと仮説を立ててみました。
8
左が1次デザイン、右が3次デザイン。

アイディアを絞り出してできたもの。

さっそく仮説の検証をするために、3Dプリンターによる性能検証用モックアップの製作に取りかかることにしました。



【製品開発】 NEOPLOT(ネオプロト) フットレストバーNEO ② に続く~

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

最近見た車

最近見たクルマはありません。

みんカラ+新登場

リンレイ
リンレイ

カーグッズ

ニュース