まずは事前準備。

OB MONITOR 取り付けの事前準備と合わせて、ドライブレコーダー取り付けの事前準備を同時に行いました。(実際の取り付け作業も同日に行いました。ちなみに OB MONITOR と同時に取り付けた理由は、OB MONITOR の取り付けでも、運転席側のサイドパネルをはずすため同時に作業を行いました。

OB MONITOR ってなに？という方は、こちらからパーツレビューをご覧ください。

【関連パーツレビュー】
･Pivot OB MONITOR (OBM)
http://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/8320003/parts.aspx

この整備手帳は、ドライブレコーダーの取り付けの整備手帳なので、ドライブレコーダーの作業だけに絞って掲載しています。)

ドライブレコーダーの電源は標準ではアクセサリーソケットから取るようになっていますが、それだと配線も目立ちますし、ドライブレコーダーのためだけにアクセサリーソケットが占有されてしまいます。

また、一般的なアクセサリーソケットの分岐ソケットを使うのも後付け感いっぱいでかっこわるいです。

そこで、今回はアクセサリーソケットの裏に分岐用のハーネスを作成して、アクセサリーソケットから電源を分岐しています。

分岐ハーネスの作成と、配線図は事前に別作業として整備手帳をアップしていますのでそちらをご覧ください。

【関連整備手帳】
･電装品の取り付け準備 (ハーネスの作成) - その1
http://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4152621/note.aspx

この整備手帳は作成した分岐ハーネスがあることを前提に作業を進めています。

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と、前振りはここまで。

ドライブレコーダーとしての事前準備は、アクセサリーソケットに差し込む部分を隠すための準備です。

写真のような追加のアクセサリーソケットを準備して、＋側配線に 5A のヒューズを取り付けています。ヒューズ側の配線は半田で接続、配線保護のチューブを季節柄部屋のストーブ (笑) で縮め、世の中の配線で、たまに縮まったのが動いていたりするのを見かけることがあるので、念のため結束バンドで縛ってます。

電線の端は、＋側にオスのギボシ端子、－側にはメスのギボシ端子を取り付けています。

ちなみに、ドライブレコーダーだけを接続するのであれば、電源ケーブル側に 2A のヒューズが内蔵されているので追加のヒューズは不要ですが、将来この追加のアクセサリーソケットに何をつなぐかわからないので安全のためにヒューズを追加しています。

ここからが実作業です。

私はドライブレコーダーを運転席側に取り付けたかったので、電源ケーブルの配線を、天井の縁 → 運転席側の A ピラー → 運転席側インパネ内 → アクセサリーソケット裏…と言う順番で配線を通することにしました。

そこで運転席側の A ピラーのカバーを最初に開けます。

ちなみにA ピラーと、サイドカバーの構造は助手側も同じなので助手席側に付ける場合も手順は同じになります。

まず、三角の部分にクリップがあり、四角の部分が差し込むときのガイドが3カ所あります。

ちなみに黄色三角の部分は SRS カーテンエアバッグ搭載車と非搭載車で取り付けられているクリップが異なります。(それに合わせてピラーカバー側も異なります。)

非搭載車は赤三角のクリップと同じ物が取り付けられています。(90467-10161 税別 \80円)

SRS カーテンエアバッグ搭載車の場合は、エアバッグに対応したクリップになっています。(62217-52120 税別 \130円)

では、取り外す前にイメージトレーニング。

(2017/12/23 22:23 追記)
後日装着した OBD-II 対応レーダー探知機を取り付ける整備手帳と、作業内容が似通っており、よりわかりやすく、作業をおこないやすい内容になっています。この整備手帳の内容だけでも作業は行えますが、お時間がある場合はそちらもどうぞ。

【関連整備手帳】
・OBDｰII 接続でのレーダー探知機の取付 その1
http://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4558019/note.aspx

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まず、SRS カーテンエアバッグ搭載車の方はエアバッグには極力触れないようにしてください。安全に…時に命にかかわる部品です。特に内張りを剥がすときの作業は慎重に作業を進めてください。

私のオーリスは SRS カーテンエアバッグ搭載車なので、先ほど紹介したように構造が非搭載車とはことなり、エアバッグ対応のクリップが付いています。

緑矢印の黒い物がそうです。

この部分はくるくる回るようになっています。

ちなみに元に戻す時のヒントですが、黄色矢印と黄色で塗って示した場所が、ピラーカバー側の穴に差し込まれてピラーカバーを固定します。(塗ったところは奥側にもあって2カ所で止めます。)

まず、ピラーカバーとライニングの重なっているところ…つなぎ目の部分を目印にして、ウェザーストリップ (ドアのゴム部分)を下に引っ張り写真のような状態にします。

ちなみにウェザーストリップをすべて外す必要はありません。写真ぐらいで OK です。

またこの作業…ウェザーストリップは必ず外す必要はないためお好みでどうぞ。(外しておくと後の作業が楽になります。)

次は、運転席側の A ピラーを剥がします。

まず引っ張ると、写真のような状態でいったん引っかかります。

これで、エアバッグ動作時にピラーが飛んでいくのを防いで下の隙間から展開するようになっているんですね～。 φ(.. )

でもこのままでは取れないので…

これを下向きのツメが車両後方に向くように90度回して抜きます。

回しただけでは抜けない場合が多いと思います。

その場合は、クリップの位置を回して抜けるように位置を合わせた後、押してみたり、つまんでみたり、倒してみたり動かしてみたり…と、いろいろやってみてカバーの穴からクリップのツメ部分をぬいてみてください。(周辺の傷つき、配線の切断などにご注意ください。)

写真ぐらいカバーを引っ張って、クリップの先をのばすとクリップは先の幅が細くなっているため回りやすいです。(引っ張ったクリップは自身の弾力で元の形に戻ります。)

具体的な手順は、カバーを左手で引っ張っておいてドア側から右手でアクセスして回す感じでしょうか。

あと写真では傷つき防止のために養生テープが写っていますが、剥がすとライニング (天井側) が毛羽たつためおすすめしません。 (やって後悔しました。)

手で回しにくい場合は鶴首ペンチなどで、クリップを回し、下向きのツメが車両後方に向くように90度回してピラーカバーを取り外します。(とは言え…工具で汚れるのでできるだけ手で回す方が…カバーを左手で引っ張っておいてドア側から右手でアクセスして回すほうがいいかと。)

回しただけでは抜けない場合が多いと思います。

その場合は、クリップの位置を回して抜けるように位置を合わせた後、押してみたり、つまんでみたり、倒してみたり動かしてみたり…と、いろいろやってみてカバーの穴からクリップのツメ部分をぬいてみてください。(周辺の傷つき、配線の切断などにご注意ください。)

ピラーカバー中央にあるクリップ (写真2の赤三角) もはずし、外れたあとはピラーカバーを上の方にずらして取り外します。

※鶴首ペンチ (工具) はパーツレビュー未掲載。

ここは場合によってはエアバッグの展開…命に関わる部分なので説明を詳細に行います。

ピラーカバー取り付け時はこのクリップを先にはずしておき、ピラーに先に取り付けておくと戻しやすいです。

写真はカーテンシールドエアバッグ装着車でAピラーカバーを留める上側のクリップを車体から外して撮影した写真です。

クリップをよく見ると、上下にでっぱった部分…写真の緑矢印部分があります。

これを押し込むとツメが一緒に動き外すことができるようになっていますのでぎゅーっと押し込みます。

手でつまんだだけでは縁より奥まで押し込めないため取れません。

写真で『ココよりも押し込む』と示した縁の部分よりももっと中まで押し込むことでロックが外れます。大きめの精密ドライバー (＋) に防止のテープを貼った先などで押し込むとよいかと思います。

ちなみにこのクリップ (フロントピラーガーニッシュクリップ) についてですが、コーナーセンサー (ボイス4センサー) の取付要領書では、『車両から取り外さず、破損が無い場合再使用可能です。車両から取り外した場合は、かならず新品に交換してください。』とあります。

私は再利用しましたが、気になる方は事前に購入しておけば安心です。

品番と価格は、62217-52120 で税別 130円です。

あとは外したクリップをAピラーカバーの穴に差し込み、大きい方のツメが写真のような向きになるように回して押し込みます。(きちんと押し込んだら山のヘコミ部分とピラーカバー側の穴の縁が合わさります。)

次は、ダッシュボード側の穴にAピラーカバーの出っ張りを差し込みます。

そして、先ほどのクリップを取り付けたままAピーラーカバーを押し込んで取り付けます。

このとき、カバー側の縁の突起がエアバッグに噛み込んでいないか (ツメがエアバッグの奥まで回り込んででいるか) を確認してくだざい。

次はサイドのパネルを取り外します。

始めて剥がすときは写真の場所から内張りはがしではがし始めましたが、本当はドアミラーコントローラーぐらい高さ…中央ぐらいの所から差し込むか、手ではがすと良いようです。

△のところがクリップ部。□が位置決め用のツメ部。観音開きのように開き、最後に手前に引けばパネルは外れます。

※メーター右のはずさなくていいパネルがはずれていますが気にしないでください。(^^;) はずす必要はありません。
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ちなみに他のアイテムを取り付ける際に、このパネルを加工してそこからケーブルを取り出したい！という場合に役に立ちそうな情報として、パネルの品番と参考価格を記載しておきます。

(右：運転席側) ※通期共通
55317-12200-C0 インストルメントサイドパネル RH 税別 \2,660円

(左：助手席側) ※通期共通
55318-12140-C0 インストルメントサイドパネル LH 税別 \2,660円

74598-20010 パッセンジャーエアバッグコーションラベル 税別 \80円
※左パネルにはチャイルドシートを逆向きに付けるな…のラベルが貼られています。

(その2 ( https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4168998/note.aspx ) につづく)