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2014/07/15

CARBOY 創刊号

家を片付けていると押入れから古い本。
CARBOY創刊号です。

34年前、高校の入学式の帰りに本屋に立ち寄るとこの本が。
小遣いが少ないにもかかわらず、どうしても気になって自分には高額な400円を支払って購入。
情報が少ない当時は貴重な車いじりの指南書だったんです。
さらには私の現在のカーライフに至る原点がこの本です。

モーターサイクリストの編集長などを歴任した橋本茂春氏がCARBOY初代編集長。
氏はオールドタイマー誌の立ち上げなどにも携わったあと、若くしてお亡くなりになっています。

編集後記にはこう結ばれています「私が描いたCARBOY誌とは、機械いじりが大好きな人たちの参考書であり、しかも、その役割を超えたなにか楽しい雰囲気をもったもの、であった。つまりは、毎日の生活をすこしでも豊かにするための役に立ちたいというのが、本誌の存在理由なのである。」

彼が伝えたかったのは、「嫌々自動車(広義の機械)と向き合うんじゃあなくて、修理や改良を楽しんじゃおう、しかもお金をかけずに」 ではなかったかと私は自分なりに理解しています。

その後本誌は大改造車向けの雑誌となったのは残念でしたが・・・
それでもこの思想は現在でもオールドタイマー誌に受け継がれています。

「お金をかけずに最大限の豊かさを享受する」考えを実践しようと、私は今でも模索しています。





そして、創刊号の表紙を飾っているのはセーラ・ローエルさん。
Wikipediaによると3年ほど前に彼女もお亡くなりになられています。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
Posted at 2014/07/15 16:41:07

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