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まとめ記事(コンテンツ)
alticさん
2014/09/20
ポルシェ911カレラのレンタカーに乗った
ネットを見ていると、ポルシェ911のレンタカーを発見。
大都市にはあるだろうが、地方だとポルシェのレンタカーなんて滅多にない。
中古車として販売もしている個体なので、売れてしまったらそれで終わり。
この機会を逃すと一生ポルシェに乗ることもないだろうから、思い切って
借りることにした。
6時間1万円ほどなので、新車時の値段を考えるとリーズナブルである。
こちらのお店は、以前シトロエン・エグザンティアのレンタルをやってたこともあったんだが、すぐに売れてしまい、乗るチャンスを逃してしまったことが悔やまれる。ハイドロにも一度は乗ってみたいものだ。
レンタル代は6時間10300円だったが、保険料も入れると15000円弱であった。
保険の説明を聞くと、自損事故には適用外らしい。
えっと思ったが、帰ってから調べると、そういうもののようだ。
中古として現在売られている価格は200万円台だが、修理代は新車時の
1000万円クラスの値段で請求してくるだろうから、こすったりしたらえらいことである。

お借りしたのは、平成14年式の911カレラ。右ハンドルのティプトロニック(AT)仕様だった。走行距離は11万キロほど。

斜め後ろからが特にカッコイイ。
ウイングを上げた画像も撮りたかったんだけど、停止状態で上げる方法が
わからず。



レンタカーを借りるときに、必ず確認が必要なフューエルリッドの開け方。
911は右前フェンダーにあり、車内のカギを開けた状態で、リッドを押せば開くという簡単な方式だった。車内のカギを閉めると、リッドにもカギがかかる。

ライトにメッキの丸いカバーのようなものが貼ってあったんだが、
これは何だろうか。国内の保安基準に適合しないので、隠してあるとかかな。
(*後に調べると、ヘッドライトウォッシャーのフタのようでした)

タイヤはトーヨーDRBを履いていた。前が205/50R17。


後ろは255/40 R17と極太である。こんな太いタイヤの車には初めて乗ったよ。

まだタイヤのヒゲが残っていた。

タイヤ空気圧は、フロントトランクのフタ内側に貼ってあった。

内装。年式・走行距離相応の傷み具合である。
走行中、ガタピシと内装から異音が出ていたが、12年落ちならしょうがないな。

乗り込むと、マツダ・ロードスターほどではないが、着座位置はかなり低い。若い人ならいいが、高齢者でポルシェに乗ってる人は、乗り降りがしんどくないんだろうか。
自分はシートを前に出した高めのポジションが好きなんだが、911は
シートをいっぱいに前に出した状態でやっとぐらいだった。
ハンドルのテレスコピックはあるが、チルトはなし。シートリフターはついている。
途中で何度かポジションを合わせ直したが、どうも最後までしっくり来なかった。こういうスポーツカーで、アップライトなポジションを取ろうとするのがそもそも間違いなのかもしれない。
サイドシルのスイッチは、見ての通り前側がフロントトランク、後ろ側が
エンジンカバーを開けるスイッチ。どちらもフタにダンパーがついている。

ステアリング。回した感じはけっこう重い。911は全体的に、操作系が重めであった。
ティプトロニックの変速スイッチが左右につく。
ホーンの音が、ヨーロピアンというのか柔らかみのある音で、
実にいい音だった。
ステアリングの間から覗くペダルの位置を見るとわかるが、
かなり車体中央にオフセットされている。これは注意が必要。
ホイールハウスが大きいのでしょうがないんだろうけど、
国産車のつもりでブレーキを踏むと、アクセルとブレーキを同時に
踏んでしまう。

アクセルはオルガン式。遊びがなく、重い。
ブレーキも重いが、しっかり踏むとすごくよく効く。

ライトスイッチはダイヤル式。VWゴルフも同じだったな。
引っぱるとフォグのはず。

上のレバーはウインカー&ライトのアッパー/ロアー切り替え。きゃしゃなレバーである。
下はドライブコンピュータというのか、メーターでいろいろ設定するのに
使うレバーのようだ。クルーズコントロール用なのかとも思ったが、
使い方がよくわからず。
ウインカーをつけようとして、誤ってこのレバーを動かしたことが何度かあった。

外車のお約束でワイパーレバーが右なのだが、おもしろいことに
レバーを下げるんじゃなくて、上げるとワイパーが動作する。


ハザードスイッチもおもしろくて、日本車なら押すとスイッチが凹んで点灯、もう一度押すとスイッチが元に戻って消灯なんだけど、911の場合
デフォルトで凹んでいる(ツライチ状態)スイッチを押すと、スイッチが出っ張って点灯、もう一度押すと元に戻って消灯であった。
消灯状態。

点灯状態。押すと出っ張る。

ミラー。ちょっとわかりにくいが、ミラーの端の方は曲面になっている。

ミラー調整スイッチ。シンプルである。

ドアポケットにはフタがついていた。

ポケットのつまみも流線型。パワーウインドーやデフォッガーなどの
スイッチといい、流線型というか楕円形のモチーフが繰り返し使われている。

上の革袋みたいなのはサイドエアバッグ。

取っ手と一体になったデザインのドアインナーハンドル。

シフトレバーは樹脂製で、少々安っぽい。バックに入れると、障害物感知のセンサーがピッピと鳴った。

渋いデザインのエアコンコントロール部&オーディオ。
こういう素っ気ないデザインのオーディオが欲しいのだが、
売ってるのはイルミがピカピカ光るようなものばかりだ。
真ん中のは、後付けの飛び出し式ナビ。

グラブボックス。立派な革製カバーがついた車検証入れが入っていた。

センターコンソールの小さなボックスは灰皿のようだ。


後席は狭く、座ると頭がガラスに当たる。ホンダのCR-Xを思い出した。
「犬も参るからワンマイルシート」とは、新車情報の三本和彦氏がよく言っていた言葉。

後席を倒した状態。ハッチバックかと思っていたら違った。
後ろに大きな荷物を置くと、出すのがたいへんそう。


視界なんだが、意外なことにとてもよかった。
Cピラーが細く、リヤガラスも大きいので視界が広い。

リヤヘッドレストがないのも、後方視界がいい一因だと思う。
今なら危険だと叩かれそうだが、12年前はそうでもなかったのか。

前方も、ボンネットのライトへつながる部分が太もものように盛り上がっているので、それが目印になって見切りがよい。
取り回しがよいのは意外だったが、リヤフェンダーが左右に大きく膨らんでいるので、そこはさすがに注意が必要だ。
ハンドルが青く見えるのは、フロントガラス上部の着色が濃いため。

フロントトランク。スペアタイヤや三角板が入っている。
ダンパー付きなので開けるのが楽ちん。

エンジン。これはメンテがややこしそうだな。


こちらもダンパー付き。

11万キロ超の個体だけあって、いろいろステッカーが貼ってあった。



キーをひねると、メーター下部に警告灯が笑えるぐらいズラッと並ぶ。
オイル量を、エンジンがかかる前に自動で計量する仕組みになっているようだ。

速度計が300キロまであるので、街中を走る速度では何キロなのか
わかりにくい。デジタル表示のほうを主に見ていた。

道中、エンジンをかけてもバッテリー/ジェネレーター警告が消えなくなって
少し焦った。エンジンをかけ直すと消えた。

さて、やっと走った感想であるが、なんだか普通の大型セダンみたいであった。
着座位置は低いのだけど、乗り込んでしまえば視界も広く、ボディの見切りもいい。
エンジン音は後ろから聞こえる。車外からだと、バ行の入ったやや野太い音がするが、車内からだと、遮音がよく静かである。
エンジンを吹かしてみても、特に感動するような音がするわけでもなく、
おとなしい音のまま。
ただしロードノイズは相当うるさい。でも、総合的にみると100キロぐらいでは自分のアルトのほうがうるさいな。
タイヤは太いが、わだちでハンドルを取られるようなことはない。
乗り心地は固いんだけど、段差を超えたときにガツンと衝撃が来ることもなく、快適である。
ティプトロニックも、ハンドルに変速スイッチがついてはいるが、普通のATである。ゴルフのDSGみたいに、スパスパと切り替わる印象はない。メーターに今何速に入ってるか表示されるのだが、2速発進してるようであった。
ゼロからの全開加速は恐ろしくて試せず。
出発前に、横滑り防止装置みたいなのがついてるかどうか、車屋さんに
聞いたのだが、ないということであった。
コックピットに「PSM OFF」というスイッチがあったんだけど、帰ってから
調べると、「ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム」の略で、
おそらくこれが横滑り防止装置のようなものではないだろうか。

ゼロ発進は試せなかったが、90キロぐらいからアクセルをグイと踏み込むと、ドーンとすごい勢いで加速する。高速での追い越しが楽な車だ。低速でのステアリングは重いが、100キロぐらいになると軽くなる。
ワインディングロードも走ってみたんだが、自分の腕ではポルシェの性能を引き出せるはずもなく、ここでも普通の大型セダンみたいな感じだった。
RR特有の挙動もよくわからず。
もちろんカーブは曲がりやすいんだけど、スイフトのほうがよく曲がったような。
スイフトはステアリングが軽いから、そう感じたのかな。
はっ!自分はパワステの軽さで、回頭性を判断しているのかw
周りからの注目度であるが、ほとんど注目する人はいなかった。
今の時代、よほど変な車でないと、車で注目を集めるということは
できないのかもしれない。
自宅からけっこう離れた場所で借りたので、走り慣れない道を、
走り慣れない車で走ることになったのだが、ナビの地図に入ってない
新しい道が何本もできていたこともあって、神経を使った。
できれば自宅周辺の普段走ってる道を走りたかったところである。

「特別感」はなかったが、911は普段から普通に使える実用車という感じだった。もちろん上手い人がサーキットに持ち込めば豹変するんだろうが、ヘタな人でも運転しやすい車だ。
911を借りたお店は、過去にもシトロエン・エグザンティアのレンタカーがあるなどちょっと変わったお店で、地方では貴重な存在だ。
自宅からはちょっと遠いが、また変わった車が入れば、ぜひ借りてみたい。
どうもありがとう。
街中、高速、ワインディングを大体均等に走って、燃費は8キロ/Lほどであった。
現在の省燃費カーと比べると悪く感じるが、思い起こせば自分が乗っていたCBアコードの平均燃費が8キロぐらいであった。
動力性能からすると、十分よい燃費といえるのではないだろうか。
レンタカーはもちろん満タン返しなのだが、レンタカーの注意書きには
「オートストップが最初に効いたところまででよい」というようなことが
書いてあった。
まあレンタカーをスレスレまで満タンにして返す人もあまりいないと思うが、911の燃料口はノズルがぴったり嵌るぐらいの細さで、入れてる途中で何度もオートストップが効いてしまい、何リットル入るかも見当つかなかったので、結局燃料口スレスレまで入ってしまった。
6時間借りて走れた距離は190キロほど。
ちょっと走り足りない感はあるが、いやー貴重な体験ができた。

大都市にはあるだろうが、地方だとポルシェのレンタカーなんて滅多にない。
中古車として販売もしている個体なので、売れてしまったらそれで終わり。
この機会を逃すと一生ポルシェに乗ることもないだろうから、思い切って
借りることにした。
6時間1万円ほどなので、新車時の値段を考えるとリーズナブルである。
こちらのお店は、以前シトロエン・エグザンティアのレンタルをやってたこともあったんだが、すぐに売れてしまい、乗るチャンスを逃してしまったことが悔やまれる。ハイドロにも一度は乗ってみたいものだ。
レンタル代は6時間10300円だったが、保険料も入れると15000円弱であった。
保険の説明を聞くと、自損事故には適用外らしい。
えっと思ったが、帰ってから調べると、そういうもののようだ。
中古として現在売られている価格は200万円台だが、修理代は新車時の
1000万円クラスの値段で請求してくるだろうから、こすったりしたらえらいことである。

お借りしたのは、平成14年式の911カレラ。右ハンドルのティプトロニック(AT)仕様だった。走行距離は11万キロほど。

斜め後ろからが特にカッコイイ。
ウイングを上げた画像も撮りたかったんだけど、停止状態で上げる方法が
わからず。



レンタカーを借りるときに、必ず確認が必要なフューエルリッドの開け方。
911は右前フェンダーにあり、車内のカギを開けた状態で、リッドを押せば開くという簡単な方式だった。車内のカギを閉めると、リッドにもカギがかかる。

ライトにメッキの丸いカバーのようなものが貼ってあったんだが、
これは何だろうか。国内の保安基準に適合しないので、隠してあるとかかな。
(*後に調べると、ヘッドライトウォッシャーのフタのようでした)

タイヤはトーヨーDRBを履いていた。前が205/50R17。


後ろは255/40 R17と極太である。こんな太いタイヤの車には初めて乗ったよ。

まだタイヤのヒゲが残っていた。

タイヤ空気圧は、フロントトランクのフタ内側に貼ってあった。

内装。年式・走行距離相応の傷み具合である。
走行中、ガタピシと内装から異音が出ていたが、12年落ちならしょうがないな。

乗り込むと、マツダ・ロードスターほどではないが、着座位置はかなり低い。若い人ならいいが、高齢者でポルシェに乗ってる人は、乗り降りがしんどくないんだろうか。
自分はシートを前に出した高めのポジションが好きなんだが、911は
シートをいっぱいに前に出した状態でやっとぐらいだった。
ハンドルのテレスコピックはあるが、チルトはなし。シートリフターはついている。
途中で何度かポジションを合わせ直したが、どうも最後までしっくり来なかった。こういうスポーツカーで、アップライトなポジションを取ろうとするのがそもそも間違いなのかもしれない。
サイドシルのスイッチは、見ての通り前側がフロントトランク、後ろ側が
エンジンカバーを開けるスイッチ。どちらもフタにダンパーがついている。

ステアリング。回した感じはけっこう重い。911は全体的に、操作系が重めであった。
ティプトロニックの変速スイッチが左右につく。
ホーンの音が、ヨーロピアンというのか柔らかみのある音で、
実にいい音だった。
ステアリングの間から覗くペダルの位置を見るとわかるが、
かなり車体中央にオフセットされている。これは注意が必要。
ホイールハウスが大きいのでしょうがないんだろうけど、
国産車のつもりでブレーキを踏むと、アクセルとブレーキを同時に
踏んでしまう。

アクセルはオルガン式。遊びがなく、重い。
ブレーキも重いが、しっかり踏むとすごくよく効く。

ライトスイッチはダイヤル式。VWゴルフも同じだったな。
引っぱるとフォグのはず。

上のレバーはウインカー&ライトのアッパー/ロアー切り替え。きゃしゃなレバーである。
下はドライブコンピュータというのか、メーターでいろいろ設定するのに
使うレバーのようだ。クルーズコントロール用なのかとも思ったが、
使い方がよくわからず。
ウインカーをつけようとして、誤ってこのレバーを動かしたことが何度かあった。

外車のお約束でワイパーレバーが右なのだが、おもしろいことに
レバーを下げるんじゃなくて、上げるとワイパーが動作する。


ハザードスイッチもおもしろくて、日本車なら押すとスイッチが凹んで点灯、もう一度押すとスイッチが元に戻って消灯なんだけど、911の場合
デフォルトで凹んでいる(ツライチ状態)スイッチを押すと、スイッチが出っ張って点灯、もう一度押すと元に戻って消灯であった。
消灯状態。

点灯状態。押すと出っ張る。

ミラー。ちょっとわかりにくいが、ミラーの端の方は曲面になっている。

ミラー調整スイッチ。シンプルである。

ドアポケットにはフタがついていた。

ポケットのつまみも流線型。パワーウインドーやデフォッガーなどの
スイッチといい、流線型というか楕円形のモチーフが繰り返し使われている。

上の革袋みたいなのはサイドエアバッグ。

取っ手と一体になったデザインのドアインナーハンドル。

シフトレバーは樹脂製で、少々安っぽい。バックに入れると、障害物感知のセンサーがピッピと鳴った。

渋いデザインのエアコンコントロール部&オーディオ。
こういう素っ気ないデザインのオーディオが欲しいのだが、
売ってるのはイルミがピカピカ光るようなものばかりだ。
真ん中のは、後付けの飛び出し式ナビ。

グラブボックス。立派な革製カバーがついた車検証入れが入っていた。

センターコンソールの小さなボックスは灰皿のようだ。


後席は狭く、座ると頭がガラスに当たる。ホンダのCR-Xを思い出した。
「犬も参るからワンマイルシート」とは、新車情報の三本和彦氏がよく言っていた言葉。

後席を倒した状態。ハッチバックかと思っていたら違った。
後ろに大きな荷物を置くと、出すのがたいへんそう。


視界なんだが、意外なことにとてもよかった。
Cピラーが細く、リヤガラスも大きいので視界が広い。

リヤヘッドレストがないのも、後方視界がいい一因だと思う。
今なら危険だと叩かれそうだが、12年前はそうでもなかったのか。

前方も、ボンネットのライトへつながる部分が太もものように盛り上がっているので、それが目印になって見切りがよい。
取り回しがよいのは意外だったが、リヤフェンダーが左右に大きく膨らんでいるので、そこはさすがに注意が必要だ。
ハンドルが青く見えるのは、フロントガラス上部の着色が濃いため。

フロントトランク。スペアタイヤや三角板が入っている。
ダンパー付きなので開けるのが楽ちん。

エンジン。これはメンテがややこしそうだな。


こちらもダンパー付き。

11万キロ超の個体だけあって、いろいろステッカーが貼ってあった。



キーをひねると、メーター下部に警告灯が笑えるぐらいズラッと並ぶ。
オイル量を、エンジンがかかる前に自動で計量する仕組みになっているようだ。

速度計が300キロまであるので、街中を走る速度では何キロなのか
わかりにくい。デジタル表示のほうを主に見ていた。

道中、エンジンをかけてもバッテリー/ジェネレーター警告が消えなくなって
少し焦った。エンジンをかけ直すと消えた。

さて、やっと走った感想であるが、なんだか普通の大型セダンみたいであった。
着座位置は低いのだけど、乗り込んでしまえば視界も広く、ボディの見切りもいい。
エンジン音は後ろから聞こえる。車外からだと、バ行の入ったやや野太い音がするが、車内からだと、遮音がよく静かである。
エンジンを吹かしてみても、特に感動するような音がするわけでもなく、
おとなしい音のまま。
ただしロードノイズは相当うるさい。でも、総合的にみると100キロぐらいでは自分のアルトのほうがうるさいな。
タイヤは太いが、わだちでハンドルを取られるようなことはない。
乗り心地は固いんだけど、段差を超えたときにガツンと衝撃が来ることもなく、快適である。
ティプトロニックも、ハンドルに変速スイッチがついてはいるが、普通のATである。ゴルフのDSGみたいに、スパスパと切り替わる印象はない。メーターに今何速に入ってるか表示されるのだが、2速発進してるようであった。
ゼロからの全開加速は恐ろしくて試せず。
出発前に、横滑り防止装置みたいなのがついてるかどうか、車屋さんに
聞いたのだが、ないということであった。
コックピットに「PSM OFF」というスイッチがあったんだけど、帰ってから
調べると、「ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム」の略で、
おそらくこれが横滑り防止装置のようなものではないだろうか。

ゼロ発進は試せなかったが、90キロぐらいからアクセルをグイと踏み込むと、ドーンとすごい勢いで加速する。高速での追い越しが楽な車だ。低速でのステアリングは重いが、100キロぐらいになると軽くなる。
ワインディングロードも走ってみたんだが、自分の腕ではポルシェの性能を引き出せるはずもなく、ここでも普通の大型セダンみたいな感じだった。
RR特有の挙動もよくわからず。
もちろんカーブは曲がりやすいんだけど、スイフトのほうがよく曲がったような。
スイフトはステアリングが軽いから、そう感じたのかな。
はっ!自分はパワステの軽さで、回頭性を判断しているのかw
周りからの注目度であるが、ほとんど注目する人はいなかった。
今の時代、よほど変な車でないと、車で注目を集めるということは
できないのかもしれない。
自宅からけっこう離れた場所で借りたので、走り慣れない道を、
走り慣れない車で走ることになったのだが、ナビの地図に入ってない
新しい道が何本もできていたこともあって、神経を使った。
できれば自宅周辺の普段走ってる道を走りたかったところである。

「特別感」はなかったが、911は普段から普通に使える実用車という感じだった。もちろん上手い人がサーキットに持ち込めば豹変するんだろうが、ヘタな人でも運転しやすい車だ。
911を借りたお店は、過去にもシトロエン・エグザンティアのレンタカーがあるなどちょっと変わったお店で、地方では貴重な存在だ。
自宅からはちょっと遠いが、また変わった車が入れば、ぜひ借りてみたい。
どうもありがとう。
街中、高速、ワインディングを大体均等に走って、燃費は8キロ/Lほどであった。
現在の省燃費カーと比べると悪く感じるが、思い起こせば自分が乗っていたCBアコードの平均燃費が8キロぐらいであった。
動力性能からすると、十分よい燃費といえるのではないだろうか。
レンタカーはもちろん満タン返しなのだが、レンタカーの注意書きには
「オートストップが最初に効いたところまででよい」というようなことが
書いてあった。
まあレンタカーをスレスレまで満タンにして返す人もあまりいないと思うが、911の燃料口はノズルがぴったり嵌るぐらいの細さで、入れてる途中で何度もオートストップが効いてしまい、何リットル入るかも見当つかなかったので、結局燃料口スレスレまで入ってしまった。
6時間借りて走れた距離は190キロほど。
ちょっと走り足りない感はあるが、いやー貴重な体験ができた。

Posted at 2014/09/20 23:31:07
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