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2013/08/22

No.34 CT200h TNP基礎講座 「エアコンのダメージ」

HDN燃費ランキングから落第した身でこういうのを続けるのはおこがましいですが、ご容赦を(^_^;)

今回のネタは、エアコンオンの燃費への影響割合です。

まずは、余談ですが、エアコンオン時、急にコーナーを曲がると、車室内の空気が動くため、もわっとした暑さを感じますよね。
これ、エアコン吹き出し口からの直接体に当たる冷気に頼って、設定温度高めにしているとより顕著みたい。



さて、本題。


エアコンをオンにすると、一律何割か燃費がダウンする、というものではありません。

外気温の高さ、直射日光の入り具合、そして何より、運転時間に大きく依存します。
信号停止や渋滞の影響は非常に大きく、むしろ高速道路走行している方が影響が少ないことを計算してみます。


まずは、私の通勤路(燃費のよい復路)の例から、エアコン稼動のためのガソリン消費量を計算してみます。


エアコンなしの場合、通勤往路の距離 28km を 40km/L で走行しています。
外気温33℃、エアコンを27℃設定すると、燃費は 32km/L 程度までダウンします。

この数値から、純粋にエアコン稼動に使われるガソリン量を計算します(175cc)。

これを当てはめて、40, 30, 25 で走る場合の燃費ダウン率を比較してみます。

一般道の例

40km/L で走れる人は、32.0km/L → 20%ダウン
30km/L で走れる人は、25.3km/L → 16%ダウン
25km/L で走れる人は、21.6km/L → 13%ダウン



もともと低燃費で走れる人ほど燃費ダメージが大きいことがわかります。



上記の例であげた通勤時間は、約 1.2時間です。
市街地走行の場合、信号停止が何度もあるので、走行速度を上げてもあまり通勤時間は変わりませんでした。

さて、次は高速道路の場合。

80km/h で高速道路走行をするとほぼ 30km/L出せます(低燃費グレード AA-のマイタイヤの場合)。
が、100km/h走行の場合、25km/L前後まで落ちます。

この数値に対し、エアコンオン時のガソリン消費量 194cc(1時間あたり)を加味すると

高速道路の例

80km/h の場合、 30.0km/L → 28.4km/L 5.2%ダウン
100km/h の場合、25.0km/L → 24.1km/L 3.5%ダウン


信号で刻まれる一般道を走るよりずっとダメージが少ないですね。


(注)
エアコンのガソリン消費量は、外気温33℃、設定27℃を一例としました。
直射日光の入り具合などの条件により大きく変動しますこと、ご承知おきください。



「CT200h TNP講座 目次」 はこちら
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Posted at 2013/08/22 08:30:18

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