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まとめ記事(コンテンツ)
旦那さん
2014/08/23
工具選び トルクレンチの巻
ども!旦那(後期型)っす(゚∀゚)ノ
今回は整備の必需品。トルクレンチについてまとめたいと思います。
どんなプロでも必ず使っていると言って良い程、必須工具なのがトルクレンチ。
自動車は部品と部品の締結をほぼボルトorナットで行っている為、その締め付けトルクは非常に重要です。
特にアルミ等の軽量な材料で出来ている部品が増えてきた昨今ではますます必須工具の一つと言えるのではないでしょうか。
トルクレンチ選びのやっかいな所はメーカーやプリセット、デジタル、ビーム式、ダイヤル式、トルク固定式等種類が豊富な事と、締め付けトルクによって選ぶトルクレンチのレンジが変わってくる為、非常に選択肢が豊富な分、非常に悩ましい所がありますね。
工具としては比較的高額な部類に入るのも理由の一つなのではないかと思いますが...
自動車の場合、トルクレンチ使用頻度が多い場所は
・ホイールナット
・スパークプラグ
・オイルパンドレイン
・足回り各所(サスペンション、ブレーキ)
・ステアリングのセンターナット
などではないでしょうか。
例によって、使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で
①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン
上記の基準でおススメできるトルクレンチを選びたいと思います。
結論から言うとTOHNICHI(東日)製 モーターサイクル用トルクレンチMTQL140N(1/2dr、20-140Nm)が一番おススメです。
いわゆるプリセット式のトルクレンチですが、他社や東日の他のトルクレンチと比べて最大の特徴はレンジ幅のバランスの良さ。
20-140Nmと通常の自動車整備のど真ん中のレンジ幅。無駄がありません。これ一本で殆ど対応可能です。
えっ?クランクプーリーは?とお思いかも知れませんが、プーリー脱着やった事ある方ならご存知だと思いますが、プーリーの場合、殆どの方がインパクトレンチで締め付けて終わりではないでしょうか?w
(ホントは駄目なんですけどねw)
ちなみに、よくトルクレンチは最少レンジ付近と最大レンジ付近は値の精度が落ちるという話があります。
確かにメーカーも推奨はしていないのですが、さすがに東日の計測器として世の中に出る以上、最大&最少値でも値は確認&調整しているのか、ぶっちゃけ普通に使えます。
仕事で色々なトルクレンチの値確認しましたが、ある程度の価格帯になると最大&最少値でもほとんど狂わないですね。
東日製は精度も良く、±5%以内と十分すぎる程の精度。
指定締め付けトルク中央値で締めておけばまず問題ないと思います。
また良くある安物のトルクレンチは高トルク側にレンジを合わせると調整ダイヤルが固く、回しずらくなっていくのですが、このモデルはレンジ幅関係なく、ダイヤルが軽いので使いやすいです。
(昔と違い、今はある程度の価格帯のトルクレンチはみんなダイヤル軽いですが)
なんと言っても修理・校正含めてアフターフォローが安心。末永く使えるのが良いですね。
海外ブランドだとモデルやメーカーによっては修理不可であったり、修理→返却までの期間がやたら長かったりします。
東日はトルクレンチ日本国内最大シェアを誇るメーカーですので、古いモデルでも部品が在庫あったりと安心して使えます。
値段も比較的安価。長年使える事を考えたら非常にコストパフォーマンスは高いと思います。
欠点は…海外ブランド品に比べて見た目が地味ぐらいでしょうか?
まぁ本気な工具は無駄を省いてるが故に見た目は地味なものですw
さて逆に個人的に必要ないトルクレンチを上げると
・5Nm〜25Nm等の低いレンジ
→エンジン分解組み立てやらない限り、まず使いません。
・Snap-onやSTAHLWILLE等の高額のブランド品
→必要ないですね。実用性では東日で十分すぎる程ですし、高いくせに海外メーカーはアフターフォロー悪い。バンセとの付き合いや本職の方はステイタスでメーカー品使うぐらい?私もhazet製を使ってますが完全にハッタリですw
・逆ネジ対応品
→必要ないですね。逆ネジをトルクレンチで締めるシーンある?ポルシェなんかのセンターロックナットか、トラックくらいじゃない?
・デジタル、トルクアダプタ系
→いらない。KTCのデジラチェとか流行ったけど、あんなの設定値でピーピー鳴った頃には規定締め付けトルク過ぎてるwまだビーム式の方が良い。
・ビーム式
→締め付け加減がわかるので、本気の人はテーパーベアリングとか使ってる部品、駆動系だとデフなんかの組み付けで使うぐらい?玄人っぽくて個人的には好きだけど、まず使わない。
・ダイヤル式
→個人的には好きだがw緩めトルク見るとか、工場なんかでの組み付け検査ぐらいしか使えない気がする。
・トルク固定式
→ホイールナット用に一本あると意外に便利なんですけどね。普通のトルクレンチを設定値合わせて使えば良いだけなのでいらないですね。
って感じでしょうか。
むしろ大事なのがトルクレンチの使い方。
◆じっくりトルクをかけていって『カチッと』いった後にレンチを振り過ぎない。しっかり音がした所で余計なトルクがかからない様に止める。
◆持つ部分を一定にする。持ち手の中指の位置でトルクレンチの柄の線の部分に合わせて持つ。
◆よくあるカチンカチンと二度三度増し締めしない。締め付けすぎたら意味無い。
◆使い終わったら必ずトルク設定最小値に戻してケースに入れて補完。
◆基本締め付け専用。緩めにトルクレンチ使って緩めるとか論外。
コレが重要ですね。
本来はある程度年数経つと校正出すのが一般的ですが、実際使い方さえ間違えなければ値は殆ど狂わず、末永く使える使える工具です。
ねじを切らない為にも正しい使い方で大事に使いたい工具の一つですね!
ではまた!旦那(後期型)でした~(゚∀゚)ノ
今回は整備の必需品。トルクレンチについてまとめたいと思います。
どんなプロでも必ず使っていると言って良い程、必須工具なのがトルクレンチ。
自動車は部品と部品の締結をほぼボルトorナットで行っている為、その締め付けトルクは非常に重要です。
特にアルミ等の軽量な材料で出来ている部品が増えてきた昨今ではますます必須工具の一つと言えるのではないでしょうか。
トルクレンチ選びのやっかいな所はメーカーやプリセット、デジタル、ビーム式、ダイヤル式、トルク固定式等種類が豊富な事と、締め付けトルクによって選ぶトルクレンチのレンジが変わってくる為、非常に選択肢が豊富な分、非常に悩ましい所がありますね。
工具としては比較的高額な部類に入るのも理由の一つなのではないかと思いますが...
自動車の場合、トルクレンチ使用頻度が多い場所は
・ホイールナット
・スパークプラグ
・オイルパンドレイン
・足回り各所(サスペンション、ブレーキ)
・ステアリングのセンターナット
などではないでしょうか。
例によって、使用用途は車のDIY(主にメンテナンス、改造、サーキット走行)で
①使用頻度
②性能、利便性
③強度信頼性、入手のしやすさ
④値段
⑤デザイン
上記の基準でおススメできるトルクレンチを選びたいと思います。
結論から言うとTOHNICHI(東日)製 モーターサイクル用トルクレンチMTQL140N(1/2dr、20-140Nm)が一番おススメです。
いわゆるプリセット式のトルクレンチですが、他社や東日の他のトルクレンチと比べて最大の特徴はレンジ幅のバランスの良さ。
20-140Nmと通常の自動車整備のど真ん中のレンジ幅。無駄がありません。これ一本で殆ど対応可能です。
えっ?クランクプーリーは?とお思いかも知れませんが、プーリー脱着やった事ある方ならご存知だと思いますが、プーリーの場合、殆どの方がインパクトレンチで締め付けて終わりではないでしょうか?w
(ホントは駄目なんですけどねw)
ちなみに、よくトルクレンチは最少レンジ付近と最大レンジ付近は値の精度が落ちるという話があります。
確かにメーカーも推奨はしていないのですが、さすがに東日の計測器として世の中に出る以上、最大&最少値でも値は確認&調整しているのか、ぶっちゃけ普通に使えます。
仕事で色々なトルクレンチの値確認しましたが、ある程度の価格帯になると最大&最少値でもほとんど狂わないですね。
東日製は精度も良く、±5%以内と十分すぎる程の精度。
指定締め付けトルク中央値で締めておけばまず問題ないと思います。
また良くある安物のトルクレンチは高トルク側にレンジを合わせると調整ダイヤルが固く、回しずらくなっていくのですが、このモデルはレンジ幅関係なく、ダイヤルが軽いので使いやすいです。
(昔と違い、今はある程度の価格帯のトルクレンチはみんなダイヤル軽いですが)
なんと言っても修理・校正含めてアフターフォローが安心。末永く使えるのが良いですね。
海外ブランドだとモデルやメーカーによっては修理不可であったり、修理→返却までの期間がやたら長かったりします。
東日はトルクレンチ日本国内最大シェアを誇るメーカーですので、古いモデルでも部品が在庫あったりと安心して使えます。
値段も比較的安価。長年使える事を考えたら非常にコストパフォーマンスは高いと思います。
欠点は…海外ブランド品に比べて見た目が地味ぐらいでしょうか?
まぁ本気な工具は無駄を省いてるが故に見た目は地味なものですw
さて逆に個人的に必要ないトルクレンチを上げると
・5Nm〜25Nm等の低いレンジ
→エンジン分解組み立てやらない限り、まず使いません。
・Snap-onやSTAHLWILLE等の高額のブランド品
→必要ないですね。実用性では東日で十分すぎる程ですし、高いくせに海外メーカーはアフターフォロー悪い。バンセとの付き合いや本職の方はステイタスでメーカー品使うぐらい?私もhazet製を使ってますが完全にハッタリですw
・逆ネジ対応品
→必要ないですね。逆ネジをトルクレンチで締めるシーンある?ポルシェなんかのセンターロックナットか、トラックくらいじゃない?
・デジタル、トルクアダプタ系
→いらない。KTCのデジラチェとか流行ったけど、あんなの設定値でピーピー鳴った頃には規定締め付けトルク過ぎてるwまだビーム式の方が良い。
・ビーム式
→締め付け加減がわかるので、本気の人はテーパーベアリングとか使ってる部品、駆動系だとデフなんかの組み付けで使うぐらい?玄人っぽくて個人的には好きだけど、まず使わない。
・ダイヤル式
→個人的には好きだがw緩めトルク見るとか、工場なんかでの組み付け検査ぐらいしか使えない気がする。
・トルク固定式
→ホイールナット用に一本あると意外に便利なんですけどね。普通のトルクレンチを設定値合わせて使えば良いだけなのでいらないですね。
って感じでしょうか。
むしろ大事なのがトルクレンチの使い方。
◆じっくりトルクをかけていって『カチッと』いった後にレンチを振り過ぎない。しっかり音がした所で余計なトルクがかからない様に止める。
◆持つ部分を一定にする。持ち手の中指の位置でトルクレンチの柄の線の部分に合わせて持つ。
◆よくあるカチンカチンと二度三度増し締めしない。締め付けすぎたら意味無い。
◆使い終わったら必ずトルク設定最小値に戻してケースに入れて補完。
◆基本締め付け専用。緩めにトルクレンチ使って緩めるとか論外。
コレが重要ですね。
本来はある程度年数経つと校正出すのが一般的ですが、実際使い方さえ間違えなければ値は殆ど狂わず、末永く使える使える工具です。
ねじを切らない為にも正しい使い方で大事に使いたい工具の一つですね!
ではまた!旦那(後期型)でした~(゚∀゚)ノ
Posted at 2014/08/23 14:10:47
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