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2010/02/01

懐かし車シリーズ第4弾:ツインエンジン・カルタス~パイクス・ピーク・ヒルクライム

皆さんお待ちの?懐かし車シリーズ第4弾です!
今や伝説となっている「パイクス・ピーク・ヒルクライム」の為に作られた「ツインエンジン・カルタス」です。

■ツインエンジン・カルタス
国内のダートラ競技で活躍していた“モンスター田島”こと田嶋伸博さんが製作・ドライブしたパイクスピーク・ヒルクライム専用に作った特製マシン。
アンリミテッドという、改造無制限のクラス用に作られた車両!

スズキ・カルタスを改造したパイクスピーク・ヒルクライム挑戦への秘密兵器が「ツインエンジン・カルタス」
ターボで武装したエンジンを前後に2機搭載した、世界ではじめてのツイン・エンジンという信じられないマシンでした。

当時のスズキには大排気量のハイパワーエンジンがなかったので、パワーが無いならエンジン2機積んで、出力2倍にしちゃえ!というウソのような単純明快さ!(爆)
前のエンジンで前輪を駆動、後部座席をとっぱらって、ミッドシップ(車体のほぼ中央)に置かれた後ろのエンジンで後輪を駆動!
マシンは強力な4輪駆動になり、駆動力を前後に振り分けるセンターデフやドライブシャフトも不要になり、効率的なんだか複雑なんだか良く解らない、怪しいマシンが完成しました。

重量的に不利で、無謀と思われる「ツインエンジン・カルタス」、スズキに持ち込みましたが、最初門前払いされたそうです。
しかし、出場すると、結果はリタイアでしたが、実際には優勝争いに絡むほどの速さを見せました。
操縦が難しく、田嶋氏以外は、まともに走らせられなかったそうです。

私はこうゆう、バカげた、ハチャメチャな車、大好きです!
しかも、ちゃんと実績、実力があるのがすごいス!!

第5弾は、どうしよう・・・とりあえず、いくつかネタありますが、早くもネタ切れの危機です。
間隔あけようかな・・・


画像1:1989年(多分(^^;))の最初のツインエンジン・カルタス(田嶋氏)

画像2:2007年・XL7・ヒルクライム・スペシャル(田嶋氏)
     ツインターボ3.6リットルV6エンジン:1007ps
     このバカでっかいスポイラーやウイング!!

画像3:2008年・XL7・ヒルクライム・スペシャル(田嶋氏)
     ツインターボ3.6リットルV6エンジン:1007ps
     強力なダウンフォースを得るため、リヤはナナメに大きくカットされています。

画像4:2009年・SX4 ヒルクライムスペシャル(田嶋氏)
     2736cc ツインターボ:6速 シーケンシャル
     最高出力(Net) 885ps/8750r.p.m
     最大トルク(Net) 90.5kg-m/6250r.p.m
     車両重量(燃料・ドライバー除く) 1120kg
     タイヤサイズ 285/60R18

画像5:ロッド・ミレンのトヨタ・タコマ

画像6:フォード・フィエスタ・パイクス・ピーク仕様


■オートヒルクライム
誰が一番速く山の頂上まで駈け登れるか!
1台1台が別々にスタートし、その到達タイムを競うタイムトライアル形式で進化したのがヒルクライム。
パイクスピークオートヒルクライムはその最高峰です。

■パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライム
初開催の1916年はインディ500に次ぐアメリカで二番目に古いレース。
7/4 アメリカ合衆国の独立記念日に、コロラド州コロラドスプリングスで開催される。

コースは一部ターマック(舗装路)部分があるが、大部分はグラベル(未舗装路)で、山肌を走るコースにガードレールなどは無い。156のコーナーがあり、コースアウトすれば場所により、600mの断崖を滑落するという危険が伴うレース。
スタート地点は標高2862m、ゴールは標高4386m 高低差は1439mもあります。距離は19.99km、平均勾配は7%,、最高速度は200km以上。
スタートとゴール地点で大きく標高が異なる為、気圧、気温、天候といった自然条件が大きく変化する。スタート地点では晴れてても、頂上付近では雪が降ってたりするそうです。マシンセッティングも急激な気圧の変化に対応して、アンリミテッド(改造無制限)クラスでは、特殊なキャブやダウンフォースを得る為のバカデカいエアロパーツが施されます。ホントに漫画の世界です。
ライバルよりはむしろ自然との闘いといった意味合いの強いレースで、ドライバーも車も、ライバルだけでなく、薄い空気とも戦わなければならない。

コースレコードは2007に田嶋伸博がスズキ・XL7で叩き出した10:01.408。



■MONSTER
ラリードライバーで現スズキスポーツ社長である田嶋伸博、通称モンスター田嶋の率いるチーム
車両は一応市販車の名がついてますが、全くの別物です。鋼管フレームにカーボンとケブラー製のカウルを被せた車体を使用し、ドライバーシートは中央に置かれます。2008年モデルは公称1007馬力を発生

1993年まではツインエンジン・カルタス、1994年にはツインエンジン・エスクードがデビュー、1995年に(頂上付近の天候が悪くショートコース距離が短くなりましたが総合初優勝。
以後も挑戦し、最大のライバル、ロッド・ミレンが参加しなくなると、アンリミテッド(改造無制限)クラスでは常勝チームとなり、2006年には「エスクード・ヒルクライム・スペシャル」、2007年・2008年は「XL7・ヒルクライム・スペシャル」、2009年はSX4で参戦し4年連続の総合優勝に輝きました。

町田の町田街道沿いにもモンスターのショップがあります。通る時、いつも見てます。


参加車両   リザルト
1989 スズキ・ツインエンジン・カルタス アンリミテッド(改造無制限) リタイヤ
1990 スズキ・カルタスGT-i 4WD オープンラリー リタイヤ
1991 スズキ・ツインエンジン・カルタスTYPE2 SPEC'91 パイクスピークオープン クラス3位
1992 スズキ・ツインエンジン・カルタスTYPE2 SPEC'92 アンリミテッド クラス優勝
1993 スズキ・ツインエンジン・カルタスTYPE2 SPEC'93 アンリミテッド 総合2位
1994 スズキ・ツインエンジン・エスクード SPEC'94 アンリミテッド クラス2位総合5位
1995 スズキ・ツインエンジン・エスクード SPEC'95 アンリミテッド 総合優勝
1996 スズキV6エスクード SPEC'96 アンリミテッド クラス2位総合2位
1997 スズキV6エスクード SPEC'97 アンリミテッド リタイヤ
1998 スズキV6エスクード SPEC'98 アンリミテッド クラス2位総合2位

今回、結構疲れましたぁ~!! v(^o⌒)-☆
Posted at 2010/02/01 18:52:10

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