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少し前(12月2日)の話になりますが。六本木ミッドタウンの中にあるライブハウス Billboard Live Tokyo に出かけました。
出演は Tal Wilkenfeld です。

Tal Wilkenfeld は 1986年オーストラリアのシドニー生まれ、私が彼女を知ったのは 2007年頃に、CD ショップの店頭で彼女の初リーダーアルバムを目にしたときです。

楽器の構え方、写真の構図、そして Transformation というタイトル、これは只者ではない気がしてジャケ買いしてしまいました。


アルバムの発売は 2007 年ですから彼女はまだ 21 才、Wayne Krantz(G),Geoffrey Keezer(Key),Seamus Blake(Sax),Keith Carlock(D) という強者を迎えた見事な演奏に、ますます只者ではないと感じました。

その後の活躍もめざましく、Chick Corea, Herbie Hancock, Jeff Beck, Steve Vai という大物が、ツアーのメンバーとして彼女を起用しています。
ロックギターが好きな方なら、Jeff Beck の 2009 年の来日公演のベーシストとして記憶に残っていると思います。

そんな彼女が自身のバンドを率いての初来日公演を行うというので、これは見逃すわけにはいきません(笑)

これまで彼女がやっていた Jazz 寄りの演奏とはガラッと変わって、ベースだけでなくギターも弾きながら歌う、シンガーソングライター的な演奏でした(ネット上で見た噂ですが、次のアルバムはこういう感じだということです)
演奏が見事なのは勿論なのですが、曲や歌も素晴らしくて、まだまだいろいろな側面を見せてくれそうです。
スバラシイ才能だと思います。


動画は Montreux Jazz Festival で Herbie Hancock と共演したときの映像で Chameleon です。