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Pootaroのブログ一覧

2020年08月22日 イイね!

Sトロニックについて考えてみた

Sトロニックについて考えてみた

女王様がミッション(Sトロニック)のトラブルで、5ヶ月の離脱の末復帰しました。
この間、メカに疎い Pootaro ですが、Web でいろいろ検索しました、また、「みん友」の皆様からも情報を寄せていただきました。
この間に得た情報から、Pootaro が感じたことをまとめてみました。

これは、メカに疎い Pootaro の感想をまとめたもので、技術的な裏付けは全くありません。
感想の備忘録のようなモノと思ってください。


Sトロニックは、DCT(Dual Clutch Transmission) に分類されるミッションで、奇数段(1-3-5-7) と 偶数段(R-2-4-6) の2つの軸を持っていて、それぞれにクラッチを持ってます。
1速で駆動している時は奇数段側のクラッチが繋がっていて、偶数段は2速でエンゲージした状態で待っています。
シフトアップ時は奇数段側のクラッチを切ると共に偶数段側のクラッチを繋ぐことにより、シフトチェンジにかかる時間を大幅に減らすことを狙ったシステムです。


Pootaro は、この考え方は正しいと思っていますし、トルコンのヌルヌルが嫌いなので 女王様の購入にあたりSトロニックの採用は大きな動機になりました。


想定外だったのは、このSトロニックに世界中でトラブルが頻発してしまったということです。
Sトロニックは、縦置きエンジン用の湿式と横置きエンジン用の乾式がありますが、A1・A3・TTなどの乾式Sトロニックは 2019年にリコールが届け出されています。
女王様の湿式はリコールには至っていませんが、トラブルの声は結構聞きます。


Pootaro はクラッチとギアシフトを電子制御するという考え方に大きな問題は無いと思っていますが、リコールを届け出るくらいなので、設計にどこか問題があるはずです。


Sトロニックを実現するにあたり必要な登場人物は、ギアをチェンジするための機構・クラッチ断続のための機構・ギアポジション把握のための機構だと思います。
MTだとドライバーとしては、それぞれ、シフトレバー・クラッチペダル・左手(笑)になると思います。
NET で様々な意見を見ました、その意見について考えてみたりもしました、Sトロニックの設計ミスは "容量" という言葉で説明できるように感じました。


容量その1は、クラッチのトルク容量です。
Sトロニックのクラッチ機構を2つ収納する必要からなのでしょうが、MTに比べてクラッチ板が小さいように感じます。
人間の左足より、電子制御の方が精緻だから、容量が少なめでも問題ないって感じなのでしょうか。
さらに偶数段側のクラッチは奇数段側に比べてかなり小さくなっています。
大陸に比べて土地が狭い日本はバックギアを使う機会が多いですから、リバースがある偶数段側のクラッチ容量も大切だと思います。


偶数段・奇数段に入らないというトラブルに対応するための部品は、"リペアキット" と呼ばれています、なんか微妙なネーミングですがそこはおいておきます。
このキットは制御基板と、3っつのソレノイドバルブ(電磁制御弁)で構成されていて、バルブの2つは偶数段と奇数段のクラッチ制御に、もうひとつのバルブはクラッチ冷却のオイルの制御が役目だそうです。
この部品が "リペアキット" と呼ばれていることからも、クラッチの冷却と制御がまだ試行錯誤段階にあるような気がします。


ここで Pootaro が思い出したのは納車以来のSトロニックの動作です。
納車直後のSトロニックはATにあるクリープはほとんど無くて、ブレーキから足を離しても車が動かないと言って良いくらいで、アクセルを踏んだらクラッチミートする感じでした。
ということもあり上り坂の発進はMTのように結構気を遣う必要がある感じでした。(この感じ Pootaro は大好きだったんですけどね~)


最初の12ヶ月点検を終えて帰ってきた時、Sトロニックのセッティングがかなり変わっていたのを覚えています、おそらく制御プログラムをアップデートしたのでしょう。
クリープがかなり強くなって、ブレーキから足を離すだけでかなりのトルク感で車が動くようになっていました。
確かに楽ですが、半クラッチの時間が増えたということなので、クラッチへの負担はかなり増したと思いますし、クラッチ板の寿命も推して知るべしです。


容量その2は、熱容量です。
前述の "リペアキット" にクラッチ冷却のオイル制御の弁が含まれていることからも、クラッチを含むミッションの冷却の熱容量も不足気味なのではと思います。
ましてや、停止・発進が多くて、夏が暑い日本なので熱は本国より過酷だと思います。
前述の半クラッチの時間が長いというのは、それだけ熱が発生する時間が長いということなので、悪い方向で相乗効果が発生しているような気がします。

また、「みん友」さんに寄せていただいた情報によると、シフトポジションセンサーは熱による劣化があるので、熱対策をしないと再発を繰り返すものだということです。
この熱は、ミッションの隣を通るエクゾーストパイプから来るもので、S4 の場合エンジンの両バンクのエクゾーストがミッションの後ろで合流するため、ミッションにとっては両側にエクゾーストの熱源があることになります。
熱対策が必須なのは当然だということです。

話は変わりますが、本日、渋滞の都心を走りましたが、渋滞の中のエンジンオイルの温度は 105 ℃でした。
ミッションオイルがそこまで上がるとは思いませんが、かなりの温度になっていると思います。
ミッションの熱対策を今後の優先課題にしようと思っています。


技術的な裏付けも無い感想なので、全くまとまっていませんが、恐縮ながら、このブログはコレで終わりといたします。

今 Pootaro が言いたいのは、「Sトロニックのトラブルでディーラーに行くな、ディーラーがやるのは交換でエラーを取り除くことだけど、それは治しているわけではない、日本にはSトロニックのプロが居る」ということです。

Posted at 2020/08/22 22:08:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月19日 イイね!

女王様復帰 \^◇^/

女王様復帰 \^◇^/

ミッション(Sトロニック)トラブル発症から5ヶ月、女王様が本日復帰しました\^◇^/
写真は本日の女王様の勇姿です。


3度の大手術を経ての復帰です。

  • その1
    ディーラーの診断機で判明した、ミッションのポジション(何速に入っているのか)センサーのエラーを治療します。
    ミッションを下ろして奥深くにあるポジションセンサーを交換しました。
  • その2
    ポジションセンサーを交換したら、偶数段(R-2速-4速-6速)にしか入らないという現象が発生しました。
    以前、奇数段(1速-3速-5速-7速)にしか入らないトラブルを経験していて、その時は、"リペアキット" という部品を適用することで解決しました。
    今回もその "リペアキット" を適用しました。
    リペアキットは制御基板とソレノイドバルブで構成されてるそうです。
  • その3
    これで治るだろうと楽観していたのですが、コレでも症状は治まりませんでした。
    メカニック氏もこの頃から、メカニック魂に火がついたようで、DSG の修理ならおそらくココが日本一といううしぶせ自動車まで問い合わせをしてくれたりと、「メカニックのプライドにかけても絶対治してやるぜ」という気合で治療にあたってくれました。
    そして、トラブルの原因に浮上したのがクラッチで、クラッチ一式交換となりました。


そして・・・ついにショップから「治りました」という連絡が来ました。
作業内容を考えれば、歯車と、シフトのためのソレノイドバルブ以外の交換できるものは、全部換えたような感じですね。
その分、部品代も工賃も素晴らしくなってしまいましたが・・・(苦笑)


修理は、DeeMark さんにお願いしました。
治してくれたショップやメカニック氏にはたいへん感謝しています、信頼できるメカニックなしに安心して車に乗ることはできません。


それから、メッセージ等で情報を教えてくれた "みん友" の皆様にもたいへん感謝しています、これから再発防止策をやっていこうと思っています。


一方、その店で新車を買った客に対して「純正部品が手に入らないので治せません」と平気で言い放ったサービスフロントはどうなんでしょうかね。
アウディジャパン販売のマネージャークラスの方々、こんな態度をしていたら客は離れますよ、このブログを読んでいたら(読んでないと思うけど)猛省する必要があると申し上げます。
(これは Audi ファンの Pootaro が「コレデイイノカ?」と、あえて苦言を呈しているのであって、会社そのものへの評価をしているわけではありません。
いろいろ意見がある方も(多数)いらっしゃるのは存じていますが(笑)、この部分へのコメントは、いただいても返答はいたしません)




ショップを後にして、下道だけを4時間(80km)くらい走ってみました。
まず最初に、5ヶ月くらい運転していない Pootaro が以前と同じような安全確認や操作ができるかを確認しましたが、体が覚えているもんですね、頭で考えるより先にいろいろなとこを見ていました。
次に、ミッションの感じですが、クラッチはおそらくビンゴです。
断続のキレが前より良いように感じました、エラーが出る少し前から半クラッチが長いというか何というか、ミッション全体の動きがモッサリしたような気はしていたんです。
それから、アクセルを抜いた時のフリクションロスが少なくなったように感じました、これはオンボードコンピュータの瞬間燃費でも良い数字が出るようになりましたので、錯覚では無いと思います。

ミッションやエンジンを下ろすことになるため、この機会にエンジンマウントとミッションマウントを交換しました。
停止時の振動がほとんど無くなったような、すごく良い感じです。

「良い感じだぞ」と思って満足しながら走行していると「ピッ」と音がして、ディスプレイに何か表示されました。

給油アラートでした、治ってなかったのかと思ってビックリました(苦笑)


秋のオフ会の季節に間に合いました。
東京のナンバーで遠出をするのには気が引けるご時世ですが、今回の修理の検証が必要ですし(言い訳ですね)コッソリと走り回ろうと思っています。

峠で "奇遇" できることを楽しみにしています(笑)

Posted at 2020/08/19 21:21:24 | コメント(8) | トラックバック(0) | 女王様 | 日記

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「感染症のため4月から続いていた運転自粛がやっと終了。
運転リハビリ本日解禁です。」
何シテル?   06/29 19:21
「事故らず、壊さず、捕まらず」3ナイ宣言遵守を肝に銘じて運転しています。
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